前述の正規割引運賃を見て、かなり迷った。29,000のサイパンは安い。でも買い物とか水族館とか考えるとグアムの方が楽しそう。さらに、ハワイ島（コナ）へ59,000なんていうのを見ると、ハワイ島も行ってみたい・・・なんて考えてしまった。そして、下に詳しく書いたが、全日空ユニバーサルスタジオジャパン＆グアムも魅力的。実は、この割引運賃の発表前は、バリ島はどうかしら？なんて考えていたのだが、やはり航空券だけで70,000ほどする。ふところの寂しい我が家にはきつい。 ということで、毎度のごとく、予算重視の我が家はサイパンに決定！幸い9月末までは夏休み扱いでサイパンダが空港でお出迎えしえくれたり、子供がサイパンダグッズをもれなくもらえたりするようだし・・・。

幻の旅行計画−関東の人におすすめ！ユニバーサルスタジオジャパンとグアム
全日空は関空からしかグアム便を飛ばしていない。全日空の「今だけG・E・T （予約期間限定の正規割引運賃）」を使うと関空−グアム往復が38,000。さらに国際線に乗り継ぐ場合の海外乗り継ぎ割り引き運賃を使うと羽田−関空or大坂間が50%offになる。早朝便だと11,000くらいであるので50,000そこそこで羽田−関空経由グアムが買えるはず。そして、初日の早朝羽田→関空（荷物があるので関空がおすすめ・関空で荷物を置いて身軽に）と移動し、ユニバーサルスタジオジャパンで1日遊ぶ。夜関空→グアムと飛んでグアム旅行。帰りはグアム→関空→羽田と帰ってくるという旅程。飛行機が深夜移動便なのはつらいが、ある程度子供が大きければ、なかなかお得だと思う。全日空ハローツアーでも羽田から行くグアムというのを出しているが（ポケモングッズがもらえたり子供には魅力あり）、そちらでも国内線の時間を選べれば、同じような旅行ができるはず。（ツアーだから無理かな？）

さて、肝心のスーパー前売り悟空の予約は、6/28(木)午前8:00から受付とJALのHPに出ていた。そこで、8:00になると同時にフリーダイヤル・有料電話とかけるが、全くつながらない。NTTに混んでいるのでもう一度かけ直せと断わられるのでJALまで届いていない。15分ほどやっていたが、らちがあかないのでインターネット予約をする事にした。（私はJALマイレージバンクに入っていないのでインターネット予約するつもりがなかった）まず、JALマイレージバンクに私だけ加入。即会員番号発行でホッとする。ここで郵送になったら、また電話をかける羽目になるところだった。（でもタイムロスなので前日までに加入しておきましょう・・・）
希望日で空席照会をして、ス−パー前売り悟空の空席がありホッ。しかし、運賃照会すると「エラー」。もう一度運賃適用条件を読めとしか出てこない。「うーん・・・。日付もいいでしょ。日数も到着日を除いて4日以内でしょ」とつぶしていくと思い当たるのは大人２子供１で入れた事。これを大人３に直して進むとOK！子供運賃がないから人数を全部大人でやらないといけないようだ。しかしそのせいで空港使用料が\2,040×3になってしまっている。怪しいのでとりあえず予約のみで終了。（その気ならクレジットカードで購入まで済ませられる）
その日の夜、JALのフリーダイヤルに電話して待つ事30分、やっとつながる。スーパー前売り悟空は大人運賃しかないので、空港使用料は\2,040になってしまうとのこと。なんだか納得いかないが、これが一番安いので仕方ない。とりあえず購入はインターネットですると伝え、チャイルドミールの予約と座席指定とAA（アメリカン航空）マイルの会員番号を伝える。これで予約はOK。あとは72時間以内に購入すればよい。インターネット決済のキャンペーン中なのでインターネット決済にすることにしたのである。
翌日念のため空席照会すると、往路が土曜日のためか、売り切れだった。土日の出発・到着はのきなみ満席。復路は水曜日なので空きあり。やはり週末は1日目に予約しないとだめのようだ。

土曜日の夜、購入しようと思っていたが、ふと午前中にもう買っちゃおうと言う気になりJALのHPに行くといきなり「予約はありません」と表示。ビックリして急いでフリーダイヤルに電話。また待つ。電話口に出た人は、マイルの番号をJALマイレージバンクから変えてしまったから予約が出なくなったという。前回、ちゃんとネット決済するって言ったのに〜。それにしても、予約センターがやっている時間に気づいて良かった。明日の朝には予約から72時間経って、せっかくの予約が取り消しになるところだった。もう面度臭くなったのでそのまま発券の係りの人につないでもらい電話で購入。紛失の心配がないEチケットにした。AA会員でマイルをAAに貯める人は購入後にAA会員番号を言うようにしましょう。

航空券が取れたら、次はホテル。
マリアナ政府観光局のHPを見ていたら、サイパンからテニアンに無料で行ける船を掲示板で発見。実はテニアンが船で1時間かからないとは知らなかった。テニアンのダイナスティホテルが送迎用に出しているようだ。（運用が改定されて片道$15（4歳未満無料）で宿泊者のみ無料になった）ダイナスティホテルはカジノもある。カジノ好きの血がさわぎ、1泊をテニアンに行く事にした。最初にテニアンに行くか、最後にテニアンに行くか迷ったが、９月は台風シーズンなので万一最終日にして船が運航しないと困る思い、1日めにテニアンに行く事にした。 テニアンダイナスティホテルは、扱っているクーポン会社が少なく、JHC（\12,700税サ込）とVISION(\11,600税サ込)だった。ホテル直予約は高そうなのでパスし、VISIONへ予約する。HPより、予約依頼すると、当日仮予約として依頼内容の確認メールが届き、翌々日に予約確定のメールが届いた。4週間前までに振り込みをするようにとのこと。メールにはクレジットカードでの支払いも承ります。とあったが、電話すると「基本的には振り込みです」と断わられる。なら、メールに承りますと書くなー、と思う。（金額が少ないせいだろうか？）

サイパンは以前行った時にプルメリアリゾートに泊まった。今回は一番の繁華街のガラパン地区（ダイイチホテルかハファダイビーチかハイアット）にしようかと思ったが、どうもプールがイマイチつまらない。流れるプールや波のプールがあるとなるとやはりPIC。しかし、PICはポツンと離れた一件宿で、食事等が高くつきそう。迷ったが、DFSの無料バスなどもあるので、プール重視でPICにした。それにPICならキッズプログラムもある。

PICの値段調査は以下の通り。etravelはツインだと\12,800円とすごく安いのだが、ベッドなしの子供でもアクティビティ代が必要なのでトリプル料金（16,600）とのこと。PICの直予約ではそんな事を書いていないのでおかしいと思い、問い合わせると、確かにetravelはPICへアクティビティ代を払っていて、etravelとPICの契約は、2-11歳の子供でもアクティビティ代が必要となっているのだそうだ。個人向けにだけPICがサービスしているような感じだという。それにしても、やはりPIC直予約よりクーポンの方が安いのでクーポンで探すことに。 ちなみに手元にPICサイパンの料金表では、PICサイパンは食事なしのブロンズ・朝食付のシルバー・全食付きのゴールドがあり、シルバーは+$13、ゴールドは+$55とのこと（2-11歳の子供は家族に限り無料）。食事代としては、ビュッフェスタイルのレストランが朝$18（$9）、昼$20($10)、夜$30($15)（）内は子供料金と紹介されています。
また、直予約のカテゴリー分けは、スーペリア・デラックス・オーシャンフロントで、スーペリアとデラックスは、それぞれ、本館か新館となっていて、部屋からの眺めはオーシャンビューだったり違ったりの両方があるそうだ。

会社名	PICサイパン ツイン料金	ニッコーサイパン ツイン料金	備考
etravel	12,800（ツイン） 16,600（トリプル）	15,300	PICは子供ベッドなしでもトリプル料金とのこと
R&Cツアーズ	14,700	16,600
VISION	18,000	20,600
JHC	20,400	32,400
PICホテル直	$165+TAX10%	−	2-11歳の子供はエキストラベッド使用の場合+$25

さてサイパンのホテルを予約、と思ったら、つれあいが「9月に休めないかもしれない」と言い出す。（7/10ごろ）私と子供は必ず行くつもりだが、こうなるとツインで安いetravelで予約したい。それに、テニアンに行って大人１人だとカジノができずつまらないので 母子旅ならサイパンPICにのんびり4泊したい。つれあいは「ちょっと待って・・・」というので、待つ事に。7月末までには予約したいところだ・・・。

前途多難な感じだが、ともあれサイパン5日間旅行の手配は完了！（ホッ）
パパっ子のYと2人、どんな旅行になる事やら・・・。

9/8(土）、JALwaysでサイパンに向かう。空港までは、留守番のつれあいが車で送ってくれるが、空港は結構な混雑。「こんなに旅行に行く人がいるのに自分が行けないのは腹が立つ〜」とつれあい。朝ご飯をMACで食べて帰って行く。出国審査に45分前くらいに行くと、すごい混雑で、出発の10分前にやっと出国。手際の悪い係官の列になってしまったようだ。JALwaysはバスで飛行機まで移動。ゲートに走っていくと、バスがちょうど出発するころで、間に合う。ホッ。
初めての２F席でYはゴキゲン。3人並びの席の窓際は男性だった。チャイルドミールはかわいいランチボックス（青）で出てきて、入れ物は持ち帰ることにした。オモチャは砂場セットをチョイス。実は砂場セットは持ってくるのを忘れていたのだ。食後のビンゴは２人ともビンゴならず、がっくり。Yとしまじろうのワークブックなどしているとあっという間にサイパン着。風向きが変わったとかで着陸をやり直したのでちょっとハラハラした。
税関検査前にサイパンダのお出迎え。「一緒に写真を撮ろうよ」とYに言うが、「いい！」と近寄ろうとしない。空港からは自力で来いとPICに言われたのでタクシー乗り場へ。入国が最後の方だったせいか、タクシーは１台しかいなかった。10分ほどでPICに到着。タクシー料金はメーターが$14.xxで$17支払おうと$20を出したらお釣がないらしく、財布にあるお金で払える$16を支払う。
PICではオーシャンビューかどうかで部屋料金を分けていないとのことだったのでフロントでオーシャンビューをリクエストしようと思っていたが、すでに部屋番号や名前が印刷された立派な封筒に入った鍵その他一式が出てきてしまう。もう部屋は決まっているようだ。予約したのはとても安い値段だったし、眺めが悪くてもしょうがないな・・・とあきらめる。一番フロントよりの建物（テニアン棟？）で、516号室。テニスコートとミニゴルフが見える部屋だった。エレベーターからはまあまあ近いのでよしとする。
部屋の設備は、何も入っていない冷蔵庫・コーヒーメーカー（紅茶・緑茶・コーヒーのティーバック？付き／豆タイプのコーヒーは１袋のみ無料であとは$3と書いてあった）・ドライヤー・TV（NHKを１日中やっている）・シャワーはホースが長くついている可動式だった。カーテンがなく木のドアで暗くする。エアコンはOFFにして調節できる。ベッドはクイーンサイズで子供と添い寝できる大きさ。部屋の広さは普通。ベランダはついているが、幅が狭め。
到着時の天気はくもり。芝生がかなり雨を含んでいて雨が止んだばかりのようだった。16時ごろ、とりあえずプールへ。広くて何がなんだかわからないうちに初日のプールは終了。流れるプールにはフロートがたくさんあり、浮き輪は不要。８の字になっている2人乗りもある。子供にはライフベストが監視員のイスにつるしてあるのでこれを着用。寒い。
帰り際、インフォメーションのところでBINGOをやっていて加わる。BINGOするとPICのバッジ付きの貝のネックレスがもらえる。これがなくなるとチャモロパンチという缶飲料。私とYがそれぞれをもらい部屋へ戻り入浴。晩御飯を食べにDFS行きの無料シャトルバスに乗ってガラパン地区へ。ツアーでないため、バスカードは持っていない。DFSの無料バスに乗るはずが、間違えてしまい、アイランドシャトルバスに乗ってしまう。バス共通一日券の$3かと思い$10払ったらお釣が$9来たので1回きり$1という乗り方もあるようだ。
DFSとハファダイショッピングセンターとABCマートを見る。「晩御飯なににしようか？」と言っていたら、ハファダイショッピングセンターでYがおにぎりを発見。「おにぎり！」と言い張るのでおにぎりに。安上がりだが、なんでサイパンまできて晩御飯におにぎり？トホホ。 ハファダイショッピングセンターには即席味噌汁やら日本の食材がたくさんあった。DFSからPICまでDFSのバスだと15分ほど。 ショッピングバスは停留所が多く、時間がかかる。

2日目。9/9（日）。朝からYをKIDS CLUBに入れてみることにした。受付は9:00〜10:00。9:00過ぎに行くと、先生しかいなかったので申込み書だけ書いて10:00までプールで遊んでくることにした。私が見学するのはOKとのことだった。先生は日本人かと思っていたが名前はユージャ・キム先生。再び行って見ると、韓国人の７歳の女の子が来ていて、クラウン（王冠）作りをしていた。KIDS CLUBには毎日のプログラムが決まっていて、日曜の午前中は王冠作りとプールアクティビティとなっている。水着に着替え、（２人とも既に水着だったが）日焼け止めを塗ってプールへ。２人しかいないし、海で魚を見ようということになり変更。海でシュノーケリングにチャレンジ。Yもはじめて。ライフジャケットをつける。鼻のところが嫌だったようだが、先生が上手に教えてくれてYは海の中を見ることに成功。一度見てしまうと魚がいっぱいなので、足のつく範囲だけだがドンドン進んでいくY。韓国人の女の子はマスクをつけるのを嫌がりとうとうやらなかった。足元に魚が見えるのでやりたそうに見えるのだがマスクは嫌みたい。先生も「うーん、やりたそうなんだけど・・・」と残念そう。キム先生は、韓国語はカタコトらしい。英語と日本語はペラペラ。韓国人の女の子の親から「英語を教えたいので英語で話して下さい」と要望があったそうな。シュノーケルを終了し、流れるプールへ。Yはフロートに乗ってプカプカ。韓国人の女の子はフロートを嫌がり先生に抱っこ。うーん、彼女は楽しいのだろうか・・・。時々話しかけるとにっこり笑ってはくれるけど・・・。
プールから上がって、KIDS CLUBの部屋へ戻り、着替えをして（Yは水着をふいて上着を着ただけ）、王冠の仕上げ。Yは作っていなかったので、はじめから作り始める。色画用紙をぎざぎざに切ってその上に羽根やスパンコールをのりでつけていく。先生が外からお花を取ってきて「これも貼ってごらん」とくれる。貝殻も出てきた。最後に名前を書いて、先生が頭の大きさにフォチキスで留めてくれて完成。12時。先生に「またね〜」と手をふりKIDS CLUB終了。日曜日はいつも参加者が少ないとのことだった。

コンシェルジュデスクへ行って、サイパンダグッズを引き換える。思ったより小さいバッグだった。お昼をGallayで食べているとすごい雨。黒猫がいてポテトをあげるとたくさん食べた。雨がやまないのと寒いのとで、部屋で昼寝でも、と思ったらYが「お出かけ！」と言う。DFSの無料バスで外出。DFSにあるミニーの巨大ぬいぐるみが気に入ったらしい。化粧品コーナーでマニキュアを塗ってというのでテスターで塗ってあげる。15:00ごろ晴れてきたのでホテルへ戻り、ひと泳ぎ。Y「シュノーケルする」というのでパンをもらってシュノーケル。足がつく範囲だけだが楽しんでいる。細長ーい魚がいっぱい集まってくる。17:00寒くなってきたので、終了。

再び、翌日の朝ごはんを買いにDFSのバスでガラパンへ。面倒なのでお土産も調達。（チョコやボージョーボー人形） 晩御飯は？というと再び「おにぎり！」「えー？また？？なにかステーキとか食べようよ〜」「Y、おにぎりがいい」再び押し切られ、今日も夕食はおにぎり。

マガニャハ島へ行こうと思っていたが、こう毎日寒かったり日中に大雨だったりすると前日に予約するのは×だなー、と思う。朝起きて天気がよかったら、ガラパンへ行って、ダイイチホテルとハファダイビーチの間にあるというすぐ送迎してくれる船で行くことになるかなあ、と思う。

3日目。9/10（月）。くもり。とりあえず海に行ってカヤックにチャレンジ。やり方を教わって乗る。Yはライフベスト着用。 カヤックで上から見ているだけで魚が泳いでいるのが良く見える。ナマコや海の底までハッキリ見えるほど透明度は抜群。
カヤックの後はシュノーケル。パンが品切れだったがYは徒歩から泳ぐ姿勢に進歩して海の中を見ている。 Yの足がつくほど浅いところでも魚がいっぱいいるのでいつまでも飽きずに見ている。天気は小雨。
その後カニの滑り台があるプールへ。晴れてきた。泳いでいると「ホースシュー！」とクラブメイツが呼び込み。何だろう？とのぞいてみるとHORSE SHOES（蹄鉄）を使った輪投げらしい。参加。Yは「イヤ」と投げないので私がやる。これが重くて飛ばない。2チームに分かれポイントを競う。よく分からないうちに勝ったようで貝のネックレスを勝利チームがもらう。参加者はプールサイドへ移動してチャモロパンチで乾杯。まだBINGOの景品でもらった缶が冷蔵庫にある。なんともどぎつい赤の甘い飲み物。「おいしい！」Yは気に入ったようだ。

お昼を再びGallayで食べる。またYは黒猫に餌付けして喜ぶ。午後もカヤック・シュノーケルとやり、ウォータースライダーに挑戦。白いマットを使って滑る。Yと2人乗りで滑ると、上手にやるとプールでマット上で浮いたまま着地できる。Y気に入ったようで何度も滑る。着地に失敗して水にもぐるとパニックして泣いていたが、ライフジャケットをしていると沈まないことに気づいたようでだんだん平気になる。16:30ごろプールから引き上げ、バスの1日券を買ってPRICE COSTCOへ。入口でカバンを預けるようにいわれ中に入る。特に買うものもなく早々に退散。サンロケまで行くか迷ったがPICから1時間もかかるのでやめて、DFSで下車。ハファダイショッピングセンターへ行き朝ごはんの調達。Yは飽きずにおにぎりといっているので私はカップヌードルの現地物を買ってみた。箸は日本から持ってきたが、無い場合はレジで１つ10セントと書いてあった。YはDFSで「足の爪にもマニキュア、青のラメ入りがいい」と言い張る。「ま、いいか」と塗ってあげる。

部屋で夕食。Yはチャモロパンチを飲むといって缶をあける。食後、卓球をやりに１Fへ。初挑戦なのでサーブを教える。 時々サーブが入るようになってゴキゲンになってきたら、「ショータイムー！！」と呼び込みをするクラブメイツの一団が通る。その中に着ぐるみのゴリラ？がいて、Yに寄ってきたものだから、Yパニック。「ギャー！！」と大泣きで走ってきてワンワン泣く。 着ぐるみは頭を取って（白人男性だった）「ごめんね」と謝るが、もう遅く、大泣きは止まない。「大丈夫」といって、早く立ち去ってもらう。 隣りの卓球台にいた白人の小さい男の子も泣いている。 しばらくしてまた３人（含むゴリラ）くらいで謝りに来る。「ごめんね、こわくない、あくしゅ」といってもY「ジローッ」と涙目で睨みつけている。「ほら、ゴメンねって言ってるよ。握手したら？」と言っても駄目で、とうとう仲直りせず。ゴリラはちょっと酔っ払っているようで酒くさい。 「ショー見に行く？」と聞いたら「イヤ！」雨も降ってきたので卓球を少しやる。Yの水着がもうボロなので、BOTIKIで水着を購入（10%ofｆで$18.9）。子供の水着は今回の旅行で買うつもりで来たが、初日から今日までDFS・COSTCOなどで探したが、あまりなく、ホテルの売店が一番種類があった。Y、寝るまでにチャモロパンチを飲んでしまった。
夜23:00からNHKニュース（日本の22:00〜）を見る。日本は台風15号が来ているようだ。

4日目。9/11（火）。晴れ。良い天気だが、マガニャハに行くのはすっかりあきらめている。PICの海でYがシュノーケルを十分楽しんでいるからいいか、という気になってきたのだ。朝タオルを借りに行くと、なんと昨日のゴリラ（の中にいた人）。ゴリラの真似をする。Yは今回は人間なので、さすがに怖がらず。「タオルプリーズ」「ハウメニイ？」「ツー」という会話をしていたら、「今、何枚って聞かれたから、ツーって言ったんでしょ」とY。おお、少しは英語の勉強になっている？？？と喜ぶ私。
午前中はカヤックとプール、ウォータースライダーを楽しむ。 お昼はまたGallay。ここは外なら水着のままでいいので楽。プールサイドで頼んで持ってきてもらうこともできるが、Yが猫に餌付けをしたがるので、レストランに行って食べた。キッズメニューがあり、Yはいつもスパゲティミートソース。私はホットドック・PICサンド・フィッシュバーガー・ピザなど毎日違うものをいろいろ頼んだ。2人でチップを入れて$20強。 午後も一日海とプール。夕方海で砂遊びタイムになり、PICの砂遊びグッズが出てきた。クラブメイトを一人砂に埋めて楽しむ。 Yは挨拶も照れてできないので、クラブメイトに「Yちゃーん、シャーイ、ハズカシーねー」とからかわれるが、だんだん「ハロー」と小さい声で言えるようになってきた。
プールからあがり、夜ご飯前にミニゴルフとアーチェリーにチャレンジ。アーチェリーは難しく、的まで届かない。Yはお子様用の距離の的で１つはじっこだが命中。「ママはだめだったけど、Yちゃんはあたった」と御満悦。ミニゴルフは時々持ち方を間違えるものの初めてにしてはうまくなった。端っこに行ってしまったボールを勝手に手で移動するという難点はあるが・・・。

PICの全食付の人が食事をとるビュッフェのマゼランで夕食（大人$30子供$15）をとる。はっきり言っていまいち。2人で$45の価値はない。ただデザートやアイスクリームはYが気に入った模様。ビールやワインが飲み放題なので、お酒を飲む人には安いのかも。クラブメイツの人がたくさんいる。KIDS CLUBのキム先生が、「クラブメイツもマゼランが食堂です」と言っていたっけ。20時過ぎなのでショーの衣装を着た人も多い。のんびり食べていると21時になり、そのままショーを見に行く。インフォメーションの後ろに席が作ってある。今日は「SALOON SHOW」。フレンチカンカンやカウボーイのような格好でにぎやかに踊る。途中観客も舞台に上げて一緒に踊る。Yは誘われても「イヤ！」と動かないので席で、フリだけまねして踊らせる。22時前にはショーが終了。部屋への帰り道、「あれ、やりたい」と言い出したのがテニス。テニスコートは23時までOPENしている。ラケットを借りて挑戦。サーブが（近くからだが）入るようになって終了。
夜23:00（日本の22:00）からNHKニュースを見る。日本は台風15号が来ているのを昨日知っていたので、明日どの辺にいるのかを知りたかったのだが（関東にいると飛行機が飛ばないのではと思ったので）、なんと最初から、NYの世界貿易センタービルが燃えている映像。始まってすぐ、2機目が突っ込む場面をリアルタイムで見てしまい、驚く。国防総省でも火災。テロだとすぐ思った。見ている間にも世界貿易センタービルが崩壊。突っ込んだのがハイジャックされた民間の旅客機と聞いて、「ゾッ」とする。ぶつかる瞬間の映像を何度もやるが、これに一般の人が乗っているのだと思うと、胸が痛くなった。110階のビルがあっけなく倒壊したのにもショックを受けた。「大変なことが起きた」と思い、Yを寝かせて午前2:00頃まで、荷造り（明日帰国予定なので）をしながらTVを見ていた。この時は、サイパンに影響があるなんて全く考えなかった。

5日目。9/12(水）。朝8:30電話が鳴って目が覚める。PIC内のJPI（ジャルパックインターナショナル）のツアーデスクの日本人男性係員からだった。
「昨日テロのようなものがありまして、空港が閉鎖されています。JALは欠航ですがまだ詳しい連絡が来ていないので、10:00〜11:00の間にもう一度ご連絡します」という内容の電話だった。絶句。まさかサイパンの空港が閉鎖になるとは。サイパンにはグアムと違って米軍基地もないし、入国のスタンプも米国入国管理局のUSイミグレーションじゃないのだ。 しかし、よくよく考えると、どの飛行機がテロに利用されるかも分からない状況だったら、飛行制限をするのは当然だと思う。
帰れないショックのあまり、テロ一色のNHKニュースを見ながらボーッとしていると9:30ごろJALサイパン支店から電話が来た。英語で「Today's Flight cancel」と言って切ろうとするので「Japanese speaker,please」と言って日本語の話せる人に代わってもらう。
「滞在費はどうなるんでしょうか？」
「こういう事態の場合は個人負担です」
「いつ飛ぶかはわかりませんよね？」
「はい。戦争と同じですから。全くわかりません」
「飛べるようになったら連絡はいただけるんですか？」
「いえ、一人一人にご連絡はできません。旅行会社を通してになります」
「旅行会社って、私はJAL悟空で直接予約していて旅行会社は通していませんけど？」
「ホテルの方は？」
「JPIさんですが」
「では、JPIさんを通じてご連絡します」
「ホテルしかお願いしていないのにJPIさんですか？」
「はい。とにかく一人一人にはご連絡できませんから」
変な話である。ツアー客なら旅行会社を通じてというのは普通だが、私はJALに直接予約しているのに。 JPIも自分のところのツアー客でもなく、ホテルしか取り扱っていない客の飛行機の連絡までさせられて大変だろうに、と思う。 日本の会社や自宅へ部屋から電話するが全くつながらない。 とにかく今日は飛ばないことがわかっているので、10:30ごろ、JPIのツアーデスクへ出向いて、「延泊はどうしたらいいか？」をたずねる。ホテルの手配はJPIなのでこれは正当な問い合わせだろう。 JPIの係員は「ホテル代はお客様のご負担になりますが、今、会社とホテル間で値段を交渉中ですからお昼頃ご連絡します」と言う。Yがプールに行きたがっているので「プールに行きたいので13時にまた来ます」と言って、着替えに部屋へ戻る。
部屋に着くと、会社の同僚のOL、Kさんから電話。「実は私もサイパンにいるんです。今日帰れませんよね？」聞いてみるとダイイチホテルに泊まっているらしい。そういえば夏休み前に「どこに泊まるんですか？」と聞かれたっけ。日程は全く一緒でノースウェストを使うJTBのツアーで来ているそうだ。本当は会社の人には内緒のつもりだったらしい。会社に連絡がついたら、お互いに帰れないことを伝えようということになった。こんな時に、近くに知り合いがいるとホッとする。
再度会社に電話を入れてみるが×。時間がなくなり、結局、プールには行かず、ミニゴルフ（Yが気に入っている）をするが、落ち着かない。「確かPICの直予約のレートは$168くらいだったかな〜。とすると1泊2万円か。痛いなあ・・・。しかも、いつまで泊まるかもわからないし。10日も飛ばなかったらどうしよう・・・」と思う。

13時にツアーデスクへ行くと「１泊$75＋税になります。フロントで手続きして下さい」と言われる。値段が思ったより安くなったのでホッとする。フロントで手続きを済ませ、部屋へ戻り、再度会社へ電話してみる。今度はつながった。「今サイパンですが、空港閉鎖でいつ帰れるかわかりません。Kさんもサイパンにいて帰れなくなっています」と伝える。留守番のつれあいとも連絡がとれた。つれあいは 今日迎えにくるつもりで会社を休んだらしいのだが、JAL のHPで運行状況を調べたら欠航でビックリしたらしい。連絡が済むと気持ちが落ち着き、くよくよしても仕方ない、滞在を楽しもう、という気になる。Yはいつもはグズグズしていると「プール行こうよー」とうるさいのに、今日は雰囲気を感じてか、あまり言わなかった。午後は、プール・海で遊ぶ。
夜、DFSへ行き、Kさんに連絡すると（DFSからはローカルコール3分無料なのだ）一緒に中華料理のご飯を食べることになった。話していると、不安な気持ちがちょっと紛れる。Kさんたちのダイイチホテルは延泊が$110＋税だそうだ。「１週間くらい飛ばないかもね」とKさん。幸いこういう事態を責められる会社の雰囲気ではないので、Kさんも私も「会社の人、心配しているだろうね」という感じの会話で済んでいる。食事はKさんにごちそうになってしまった。
大人が話に夢中になっている間、Yはおとなしく食事をしてつきあってくれたので、帰りDFSでYの見たい場所につきあい、来る度に何度も売り場へ行って欲しがっていたマニキュアを1本買ってあげることにした。（子供がマニキュアをするのは嫌いなのだが・・・今回は特別、特別）
部屋に帰ると日本にいるつれあいから電話。「ずいぶん夜中まで遊んでるなあ」と言われる。そう、帰ってきたのは22:30くらいだったのだ。電話では「魚を見た」とか「マニキュア買ってもらった」などと楽しく報告をしていたYだが、電話を切った後、「パパに会いたかった・・・」とシクシク泣いてしまう。

6日め。9/13（木）。サイパンらしい良い天気。あいかわらず飛行制限が続いている。NHKニュースで朝成田からの便が欠航しているのを知っているので「今日も延泊か〜」とあきらめ気味。成田から来た飛行機が帰りの足になるので、成田で欠航していると望みなしになるのだ。9:00ごろツアーデスクへ行き「今日もだめですよね？」「はい。欠航です」ということでフロントで延泊手続き。PICのカードは13:00で使えなくなってしまうそうだ。フロントで延泊と言うと「いつまで？」と聞かれたがこっちが知りたい。「Airport Open」と言ったら向こうも困って「One more nightね」と言う。そうなれば良いが・・・。延泊手続きをしたらあとは遊ぶだけだが、こまめに部屋には戻ってメッセージを確認。昼過ぎ、部屋のドアに「足止めされている方へ明日の朝食を無料で提供・水2本提供・$5のテレホンカード進呈・国際電話は50%引き・ローカルコールは無料・レストランでの飲食10%OFF・売店での買い物20%OFF。24〜48時間以内に飛行制限について何らかの決定があるだろう」という支配人からの日本語の手紙がはさまっていた。明日はマゼランで、無料の朝食だ。
帰れなくなった日本人同志で情報交換が盛んになる。
「今日の夜、飛行制限が解除されるらしい」
「明日飛行機が飛ぶ場合は、明日帰る予定だった人が優先なんだって」
「12日に足止めされて待っている人が優先だって聞いた」
「JALの方が機材があるから、先に帰れるらしい」
様々なうわさが飛び交う。
今日帰る予定だった人が、帰れないことを知り、大騒ぎ、というのも目撃した。意外とニュースを見ていない人もいるようだ。仕事に明日から戻る予定だったりして、そうとうカリカリしている人もいる。帰国する予定でドルの現金を使ってしまった、という人も多い。旅行会社が、お金がなくなってしまった人のために返済は帰国後でいいということで、ドルを貸してくれたりするらしい。我が家は幸い、ドルを使い切るという習慣がないため（余っても次の旅行までおいておく）、まだ$200ドルくらいはある。ホテルの延泊代や大きい支払はクレジットカードなので余裕がある。PICの中では、現金を持ち歩く必要がなく、食事や買い物が全て部屋にチャージできるので、成田で両替した現金が結構残っているのだ。
それから、使い捨てコンタクトで日数分しか持ってきていない人も困っていた。私は今回使い捨てコンタクトじゃなかったのでセーフだったが、やはり何があるかわからないので数日分は余分に持参した方がよいという教訓になった。
PICはホテル内にコインランドリーがあるので、延泊になった人たちは洗濯しに行っていた。私は利用はしなかったが、台数もたくさんあった。（クラブメイツと共用）
延泊になってから、顔見知りになったHさんご家族は、Yより1歳年上の活発な男の子がいて、海でシュノーケルしながらパンを手にもっていたら、魚にかまれたそうだ。指を見せてもらったら、結構大きい刺したような穴があいている。「どの魚にやられたの？」と聞いたら、「自衛隊みたいなやつ」という答え。どうやらカラフルな色の魚ということらしい。Hさんご家族は金曜帰国予定なので、まだ延泊ではないのだが、今日心配して旅行会社（JPIのツアーらしい）に聞きに行ったら「明日の心配は明日してください」と冷たく言われたそうだ。
せっかくいるのだから楽しもう、ということで、ウォールクライミング・コンテストの呼び込みについていく。参加者がほとんどない。やらわかいクツをはき、命づなをつけ、書類に署名（事故があってもPICに責任を問わないとか書いてある）をして登る。一番簡単な面だが、上まで行って鈴をならす。「オー！！スゴイ！スゴイ！」ギャラリーもいて拍手してもらう。Yと私両方に貝のネックレスをくれた。Yは「これは○○ちゃんにあげよう」とお友達へのお土産にするつもりらしい。貝ネックレスコレクターになりつつある。
1日中、プール・海・ミニゴルフと楽しむ。

夜はガラパンストリートマーケット見物へ。時間は18:00〜22:00と書いてある。DFSのバスで出かける。みんな「タクシーでいけば？無料だよ」というのだが、DFSで買い物しないので、なんとなく心苦しいため、私はバス利用。 19:00ごろ行くと結構にぎわっていて、出ている屋台で夕食。おかず２品＋チャーハン＋スープで$5。１つを子供と食べても残すほど量があった。PICのクラブメイツも来ていて道端で「おー、Yちゃん〜！！」と声をかけられる。Yまたもやテレテレで逃げ回る。DFSの無料バスで帰ると21:15くらい。今日のショーはなんだっけ？とインフォメーションのところに行くとCASINO NIGHTとなっていてカジノをやっている。今日はショーではなくカジノのようだ。ルーレット・ブラックジャックなどのテーブルがあり、ディーラーはクラブメイツ。見て回っていたらブラックジャックのディーラーが顔見知りのクラブメイツの人でイスを用意してカードとチップをくれる。どうやらチップはオモチャでお金をかけるわけではなく、最終的にディーラーに勝つと貝のネックレスがらえるらしい。Yにはブラックジャックは難しいのでルーレットの方が良かったのだが、せっかくの好意なので座り、Yにはチップをベットエリアに置くのをやってもらい、カードは私が担当。 21:50ごろまで楽しみ、最後ディーラーがバースト（21より大きくなる数を引いて負けること）したので、みんなが貝のネックレスをもらって終了。子供でも数が数えられる子は親と別にカードをもらって、「One more！」とカードをもらっていたりしていて、子供が参加できるカジノなんてここぐらいだなあ、と思う。そのテーブルは日本人が多く、みんなで和気あいあいと楽しんだ。
部屋に帰り、NHKニュースを見ていたら、日本時間今夜０時から太平洋上の飛行制限解除というニュースが。 明日は飛ぶだろうか？
またつれあいから電話。「飛行制限解除でも明日は無理でしょ」と言う。電話のあと、またYはシクシク・・・。里心がつくから、電話は遠慮してもらおうかしら・・・。

7日め。9/14（金）。今日もサイパンらしい良い天気。朝のNHKニュースで飛行制限は解除されたが、アメリカ以外の飛行機はだめというニュースをやっていて、「それじゃあ、ノースウェストとコンチネンタルの人しか帰れないのかな？」と思う。成田からの定期便も欠航。 今サイパンにいる人は11日（火）に来た人が最後だから、だいたい４〜５日間のツアーとして、15日（土）までは通常の予約が入っている可能性が高い。でも16日（日）以降は予約はあまり入っていない（予約した人がサイパンに来ていない）とすると、日曜から順次、予約が早い人からのせてくれる可能性が高いと思った。でも、JAL悟空は、他社便の利用はできない航空券。つれあいが日本でJALに問い合わせても、「他社便への振替はしない。ただし今回は特別に払い戻しはするので、自分で他社便のチケットを買って帰る方法はある」との返事だったそうだ。しかし、いくらなんでもJALだけ飛べず、ノースやコンチがドンドン飛んで、しばらくはお客も少なく席も空いていることを考えたら、振替してくれるのではないだろうか？と考えをめぐらす。
無料なので、マゼランでビュッフェの朝食を食べる。おかゆもあり選択肢が多くなかなか良い。顔見知りになった日本人はJALの人が多いので「JALだと今日もだめだね・・・」と話し合う。
いつの間にか、旅行会社とホテルが朝8:30ごろと夜18:00ごろに張り紙を出すので、旅行者はそれを見るという状況ができあがっている。といっても、今のところ「空港閉鎖中。再開の見通しは不明。次の連絡は今日（又は明日）の何時」という主旨のものが、日付と時間だけ変えて貼られるだけだ。
10:00ごろ、延泊手続きをする前に、JPIのツアーデスクに顔を出す。いつものことだが、先客がいる。今日はいつもの日本人男性ではなく、現地の女性のようで日本語が少し怪しい。「昨日（木曜）からあとの予約の人は今日の16時にならないとわからない」といっている。「水曜の予約の人は？」と聞くと「水曜？部屋番号は？」「516です」「ATSUMIさん？」「はい」「あなたは、今日、12:45にロビーに来て」「12:45？お昼の？」「そう。JALがレスキュー便を飛ばします」「えーっつ！なんで連絡が来ないの？海で遊んでたらどうするの？！」「（他のお客を指して）こういうふうに人がいっぱい来るから連絡しているひまがなかった」「・・・・」他のお客さんに対しても失礼な言い草である。JPIのツアーデスクは8:30からだからもう1時間半も連絡できなかったということか・・・？でも延泊手続きは13:00までにやればいいのだから、海やプールで遊んでいる人もいるのではないだろうか？と思う。
「やったーーー！！帰れるよ。Y！パパに会えるよ！！」Yは飛び上がらんばかりに喜ぶ。部屋から、ダイイチホテルのKさんとつれあいの会社へ連絡。30分だけプールで遊ぼうとプールへ。顔見知りの人たちに、「帰れるらしい」と話す。タオルを借りにインフォメーションに行くとHさん（奥様）に会う。「うち、今日帰れるの〜」と言うと「今日飛ばないって言ってたよ」「えっ？30分前に飛ぶって聞いたけど」「今、たった今、聞いたの。JPIで。確認しに行った方がいいよ！」「えーっつ！！」慌ててJPIのツアーデスクへ。「飛ばなくなったんですか？」 「はい。ケネディ空港で何人か捕まったので、飛ばなくなりました」「うそーっ！！」また、いつ飛べるかわからなくなってしまった。喜んだだけに落ち込む。また部屋へ戻って、つれあいとダイイチホテルのKさんへ連絡。Kさん達はダイイチホテルが高いのでPICに移ると言う。さっき、あまりに慌ててタオルを2枚と言って、1枚しか受け取らなかったので、再びインフォメーションへ。12日（水）にノースウェストで帰る予定だったという日本人の人がいて、今のドタバタを話す。「ノースウェストは全く動きがない」そうだ。私達が帰れなくなったというと、同じJALで予約が13日（木）･14日（金）の人たちも落胆する。みんな次は自分達の番で帰れると期待していたようなのに、すべて白紙になってしまったのだ。延泊手続きも完了。なんだか疲れてしまい、昼食後、昼寝。最初の数日、寒かったせいで風邪をひいたのか、喉がヒリヒリする。Yは「昼寝したくない」といいながらスヤスヤ寝てしまう。やっぱり疲れているわよね・・・、と思う。14時ごろKさんから電話があり、「PICに移ってきました〜！XXX号室です」とのこと。知り合いが同じホテルというのは心強い。部屋にPICからの手紙が再び入っていた。明日の朝食は一人$10で提供（今朝、無料にしたら全食付のゴールドカードの人が延泊時に食事なしのブロンズにしたいと言い出したようで、有料になったようだ）・今日の夜はお寿司やスペアリブのスペシャルディナーをマゼランで大人$20子供$10で提供・その他電話や買い物については昨日と同じ。今日の夕食は、再び、マゼランで食べてみようと思う。Yが起きてプールに行くと、Kさんたちはウォータースライダーにチャレンジ中。ボディーボード（Yと私は見物）や流れるプールを一緒に楽しむ。
午前中のドタバタも、「JALの飛行機が飛びさえすれば、すぐ帰れそうだ」と分かっただけでよしと思うことにした。顔見知りの人の話ではPICは他のホテルから移ってくる人で今日満室になったとか。他のホテルだと何か楽しむのにお金が必要だが、PICならいろいろ無料だから、とのことだった。他に、ツアーでは余り使わないような一泊$50程度の安ホテルへ移った人も多いそうだ。いつ帰れるか分からないので、出費を少しでも押さえようということらしい。旅行会社にとってはお客がホテルを代わったら連絡しにくくなるだろう。KさんたちもダイイチホテルのJTBツアーデスクに相談のうえ紹介してもらってPICに移ってきたのだが、「PICのJTBツアーデスクにも行って、移ってきたことをアピールしておいた方がいいのではないか」と話す。
プールから上がって、入浴・着替えをしてタオルを返しに行ったらまたBINGOをやっていた。再びチャレンジ。YがすぐBINGOでメダル付きの貝のネックレスをもらう。BINGOが終わると食事まで少しだったので卓球。Kさんたちがやってきて一緒に食事。先日の夜よりすごく豪華。生ガキなんかもある。お寿司もまあまあ。これでこの値段なら納得だ。

食後「明日のパンを買いにいく」と言ったらKさんたちも一緒に行くことに。外出前にツアーデスクの張り紙を確認。明日の朝9:00に次の情報を貼り出すとのこと。DFSまで行きハファダイショッピングセンターで買い物。日焼け止めがなくなるのでどうしようかと思うが、一応買う。パン・メロン・キウイ・ジュースなどを購入。昨日支配人から入っていた手紙の水2本は結局届いていない（もちろんテレホンカードも来ない）。Kさんが「DFS、お客が少ない」と言う。「今までヴィトンとか、店員さん大忙しって感じだったのに、今日はお客が誰もいなかった！」DFSの出口に明日から営業時間を12:00〜21:00に変更と出ている（今は9:00〜22:00）。飛行機が飛ばずお客が入れ替わらないので、売上が上がらないということだろう。
ホテルに戻り、「GONG SHOW」を見に行く。どうやら出し物に対しお客の審査員が点数をつけるようだ。アルコールなしのカクテル（$5）を飲みながら見物。最後はディスコタイムのようになってみんなで踊るが、やはりYは加わらない。ショーが終わり、「暗いところに行くと星がきれいですよ」とKさんが言うのでYと海辺へ行ってみることにした。するとバレーネットにこうこうと照明があり、明るくて星どころではない。Yが「やどかり！」というので足元を見たら、小さな透明のカニで、うじゃうじゃ歩いている。昼間はいないので夜だけ出てくるらしい。大きなカエルも出た。カニとカエルに会えたのでよしとして、部屋へ戻ることに。 帰り際、Yが「卓球する」というので少しつきあう。通る度に「卓球！」というので、何度やったことか・・・。気に入ったらしい。 部屋に戻ると、つれあいから電話。「今日大変だったんじゃないの？」と言う。日本のJALでは「飛ぶかどうか分からないので、旅客が空港に待機している」と夕方言っていたそうだ。「ううん。朝、10:30に電話したでしょ？あれで飛ばないって分かってたから、プールで遊んでたよ」と言ったら「いや〜、Yもいるし、空港でずっと待たされていたらかわいそうだなと思ってたんだ」と言う。実は、12日（水）に空港は閉鎖と分かっているのに、韓国からのパックツアーはチェックアウトして空港へ行ってしまい、よそのホテルに2泊させられた挙げ句、今日PICに戻ってきたという話を聞いたばかりだった。「ここの日本の旅行代理店はしっかりしてるから、そういうことはないよ」と話す。

23時20分ごろ、部屋の電話が鳴る。ちょうど、寝ようと電気を消そうとしたところだった。
「JPIですが、急で申し訳ないんですが、JALが飛んできて臨時便が飛びますので、今から荷造りして、0:15のピックアップバスに乗って下さい」
「0:15・・・。（時計を見て）あと1時間ないですね！」
「すいません。急に決まったので。チェックアウトが混むと思いますので12時にはフロントに行って下さい」
「（大変だ〜と思いつつ）出発は何時の予定ですか？」
「3:35の予定です。お客様は自分で航空券をお持ちなので、空港に着いたら、個人カウンターで自分でチェックインしていただきます。それから、手荷物は1人1個で、ナイフ等絶対入れないで下さい。チェックが厳しいですから」
「はい。わかりました」
電話を切ってからは、嵐のように片づける。さっき洗濯して干した衣類、セイフティボックスの貴重品 、引き出しの衣類、等々、かき集めながら、子供に着替えをさせ、パッキング。もう、とにかく、押し込んで鍵をかけたという状態。 荷物を作りながら、Kさんに連絡し、明日用に買った食材を持って行くから食べてという連絡。自宅にも電話するが出ない。もう23:50だし、つれあいは寝ているのだろう。明日は土曜日だ。「今から3:35の臨時便で帰ることになった。またどうなるかわからないし、早朝なので迎えは要らない」と留守番電話に入れる。
23:55にはフロントに行き、チェックアウトして一安心。Kさんの部屋に行き食材を進呈。「明日帰れるようだったら捨ててね」と言い残す。ロビーでバスを待っているとKさんや、Hさんが現れる。「どうしてわかったんですか？」とHさんに聞くと「廊下をスーツケース転がす音がしたから、もしかして臨時便が出るのかと思って」とのこと。わざわざ、お別れを言いに来てくれてありがたい。しかし、午前中のドタバタがあったので「成田に着くまでは安心できない」と思う。Kさんとは「月曜に会社で会おうね」と話す。「ドルおいて行こうか？」と聞くと「大丈夫。明日には帰りますから」と強気の発言。本当にそうなればいいと思う。アメリカの航空会社で飛行制限は一番に解除されたのに何の動きもないノースウェストなので心配だ。KさんやHさんに「もういいですよ。遅くなるから」と部屋に戻ってもらいバスを待つ。0:15のバスを待つ人と話したところ、12日（水）に帰る予定だった人ばかりだった。0：15JPIのバスが来る。名前を呼びながらバスに乗せていくが呼ばれない。バスが出そうになるので「これに乗るように言われたんですが」と聞いてみる。係員が「JALに予約があるか確認します」と言って携帯で連絡を取り始める。連絡している間にバスは出てしまい「あーっ」と思う。Yは限界にきて、ロビーのイスで寝てしまう。約15分後、「臨時便に予約はあります。このあと来る0:45の関空行きのピックアップバスに乗って下さい」「本当に大丈夫ですか？」「ちゃんと連絡しましたから、次は大丈夫です。もしバスが10分以上来なかったら、ホテルのフロントに言ってJPIに電話して下さい」この係員も車で行ってしまう。1:00まで待ったがバスは来ない。フロントに行き「JPIに連絡して下さい。0:45の関空行きのピックアップバスが来ません」フロントが連絡すると「JALに予約があるかどうか確認して、おり返し電話をくれるそうです」とのこと。「（また予約の確認！？）予約はあります。さっき調べてくれました。もう自分でタクシーで空港へ行きます」「それは空港が混乱しているので止めて下さい」「・・・（なんでよー！！タクシーで行けば10分のところへ行くのにもう1時間以上待っているのよ！！）」待つこと10分、JPIからの電話が来た。何やらJPIのツアー客で、外出してしまって連絡がつかず、ついさっき戻ってきた客がいてその人たちが間に合わなくなっているようだ。そりゃ、「今日は飛ばない。次の情報は明日の朝9:00」と言われれば、夜遊びしに行っても責められないよな〜、と思う。（サイパンはJALもノースも昼便なので、深夜に飛ぶなんて誰も思っていなかった。どうしてJALは急な臨時便の出発もあるかもしれません、と貼り紙しておかなかったのだろう？）その件でドタバタした後、私の話になり、聞き耳を立てていると、JPIの係員が車で到着。「ATSUMI様ですね？0:45のバスを待っている」「はい」係員は、ツアーデスクへ行き、何やら書類を調べ、携帯をかけ始める。ホテルのフロントの人も心配してついてくる。「予約はあります。のせます。これから空港へ向かいます」という会話。さらに別のところにかけ、「誰が航空券を持っているか」という会話をしている。「航空券は私が持ってます。JAL悟空で来ているんです」というと「だから、名前がないんだ・・・」とつぶやくJPI係員。「だから空港に自分で行くって言っているのに・・・」と思う。いや、そうつぶやいてしまった。「個人客の方でしたら、ホテルの方で送りましょうか？」とPICのフロントの人。JPIの係員も「すみませんがそうしてもらえますか？」と言う。PICが車を準備している間に、最初の0:15分の時の係員がやってきて「まだ、いるんですか？！」と驚く。「バスが来ないんです。で、電話したらまた予約を確認するとか言って・・・」「あー、また確認からやりましたか・・・・。すみません。旅行会社も混乱していて」「今、PICさんが送ってくれることになりました」「そうですか」係の人もホッとしたようだ。PICの車で空港へ出発。時間は1:30頃になっていた。ドライバーは私がロビーで1時間半も右往左往していたのを心配して見ていたので、「サイパンは楽しかったか？」と聞く。「とても楽しかった」と答える。PICの人には罪はない。ところが、車に無線が入り急にUターン。「何？今度は何なの〜？」と思ったら、Yの頭につけていたカチューシャを落としてきたとのこと。「ありがとう。子供が大好きなやつなの」Yが気に入っていた物なので知らせてくれたことにお礼を言う。気づかないうちになくしてしまうところだった。

10分ほどして空港に到着。ドライバーにはチップを渡す。車を降りると、PICのJPIのツアーデスクに昨日までいた日本人男性係員がいた。 子供を抱っこしていたので、スーツケースを運んで列に並んでくれる。ツアー客の列は窓口も多いが個人客の窓口は１つで、30人程度の行列。列が少しずつ進む間、JPIの係員が横にいてくれて、スーツケースを少しずつづらすのをやってくれる。「いいですよ。忙しいんじゃ・・・？」と言うと、「いえ、今はやることないんで」と言ってくれる。「連絡はいつ頃来ましたか？」「集合の一時間前くらいです」「やっぱり、連絡もれていたんですね・・・、すみません」「（連絡も遅かったのか。知らなかった）いえ。一応間に合いましたから。でも、ピックアップは混乱していて、ギリギリになってしまって、結局PICさんが送ってくれました」「すみません。お客様は個人予約の方なので、どうしても・・・」「はい。JPIさんのせいじゃないです」JPIを責めても仕方ない。個人客の対応を旅行会社に押し付けたJALのせいだ。JALが電話で「3:35に臨時便がでますので、間に合うように空港に来て下さい」と電話一本してくれればタクシーで空港へ来ておしまい、という話なのだ。結局、私の予約確認の電話だけで2回、JALは連絡を受けたはずだ。それに応対することを考えたら、直に個人客と1回連絡を取った方が早いと思うのだが。旅行会社にやらせたせいで、自分達をよけい忙しくしていないだろうか？見たところ、成田行き関空行きあわせても個人客は50組いるかどうかという感じ。たったこれだけの個人客に連絡していられないとは・・・。JALサイパン支店は怠慢だと思う。混乱のしわ寄せは全て個人客にきている気がする。
待っている間、係員の人と雑談。今日の夜、JALは3つの飛行機を日本からカラで飛ばしてきてくれて、成田行き2便、関空行き1便を運行するのだそうだ。「やはりJALのような大きい会社の方がそういう対応ができます」と係員。私達の2時間後に次の成田行きが出発予定だそうだ。気になるノースウェストのこともたずねる。「ノースウェストも明日には飛ぶでしょう。でないと、お客さんが納得しませんよ」と言う。Kさんのことを思い、少しホッとする。「サイパンはどうでしたか？」係員が心配そうに聞く。「楽しかったですよ。PICも良かったです。JPIさんには良くして頂いてありがとうございました」「そう言って頂けるとうれしいです」「子供がすごく気に入ったので、きっとまた来ます」と言うと笑顔を見せてくれた。搭乗手続きが済むまでずっと荷物持ちとしてついていてくれたので、お礼を言って分かれる。出国手続きも長蛇の列。手荷物検査を厳重にやっている。Yが重くて（19kgくらいある）、肩や手が限界。手すりに時々Yのおしりをのせて休む。出国審査が済むまでに、空港に着いてから1時間以上かかった。

出国審査が済むと、DFSの売り場が広がり、そこを抜けると搭乗ロビー。「ああ〜、やっとここまで来た」歩いていると「良かった！心配していたのよ〜！」PICから0:15のピックアップバスに乗って行った人が声をかけてくれる。違う旅行会社の関空行きのピックアップバスに乗っていった人達も「やっと、来られたの〜。良かったね」と言う。どうやら他の人もハラハラさせていたようだ。
飲み物でも買おうと列に並んでいたら、Yが目を覚まし、ポップコーンを目ざとく見つけ「Y、ポップコーン！」と起きる。食い意地のはったやつじゃ。
搭乗ロビーは次の成田行きの人達も来はじめて大混雑だ。関空行きの搭乗が始まる。成田行きの方が先のはずだが・・・。 3:30ごろ、「成田、霧発生のため、出発を遅らせます」とのアナウンス。みんなイスで眠りこけたりしているのだから、出発は遅れてもいいから、乗せてしまって飛行機の席で寝せてあげればいいのに、と思う。Yはとりあえずポップコーンで覚醒し、知り合いになった女の子を探したりしている。関空行きは出発していった。成田行きも30分ほど遅れて搭乗開始。乗るとすぐ、「ATUSMI様、お子様のチャイルドミールのご予約承っております」とアテンダントの人がチャイルドミールシールをイスに貼っていく。臨時便だが、12（水）の便が遅れて到着したということのようだ。席も事前指定した席の番号になっている。チャイルドミールまでちゃんと用意しているとは、芸が細かい。席の埋まり具合は3分の2くらい。久しぶりに日本の新聞をもらい、じっくり読む。なかなか出発せず、「チェックインされたお客様と飛行機に乗っているお客様の数が合わないためチェックをしております」と言う。Yは乗るとすぐ寝てしまった。交通量調査のカウンターのようなもので、何回もアテンダントさんが人数を数える。しばらくして2名ほど名前を呼び「いらっしゃいましたら乗務員まで・・・」と言っている。「搭乗券を通すコンピュータの読み取りミスでした」ということになり出発したのは5:00を過ぎていた。飛行時間は2:50と言っていた。飛ぶと「規制で到着が遅れて申し訳ありません」と謝るアナウンス。誰もJALを責めてはいないと思うが、こういう必要以上に礼儀正しいのが日本の航空会社の特徴である。
機内で新聞を読み、NHKニュースを見て、食事をしていたら成田に到着。時間は7:00過ぎ（時差が1時間ある）。車輪が空港についた瞬間、ガッツポーズをする人や静かな歓声が上がり、私も涙ぐんでしまった。成田に着くまでは安心できないとずっと思っていたのだ。Yを起こし、飛行機から降りて、成田からどうやって家まで帰ろうかと考える。京成にするかJRにするか、それとも大宮まで行くリムジンなんてあれば、ちょっと電車に乗れば済むかしら・・・。モノレールに乗り、携帯電話の電源を入れる。するとすぐに着信。つれあいからだった。「今、南の出口にいる」とのこと。迎えに来てくれたらしい。「Y、パパ来てくれたみたいだよ」と言うと満面の笑みで「ホント〜！」と喜ぶ。入国審査は行列。荷物を受け取る。2時間後のはずのサイパンからの便も、もう着いたようだ。私達の便が遅れたからだろう。南出口へ。すぐにつれあいを見つけ「パパーー！！」と飛びつくY。1時間くらい前から待っていたらしい。「寝てたんじゃないの？」と聞くと「JALは毎日朝4時に当日の運行予定をHPにのせるから毎朝起きてチェックしていた。だから4時すぎに留守電を聞いた」とのこと。「今日のサイパンからのは、ひとつしか出ていなくて、8：00ごろ着になっていたけど、電話で3:35って言ってたから迷った」と言う。8:00着だと2便目の情報らしい。便名も私達のはJO612（予約を入れていたのはJO948）だったが、2便めのらしい4桁の便名だ。 「サイパンよりこっちのJALの方が情報が少なくて混乱していたようだ」と言う。日本のJALは北米その他の対応も一手にしないといけないのだからそうなってしまうだろう。サイパンの情報だけ集めればいい現地（サイパン）とは違う。

月曜日、Kさんに無事会社で再会。土曜日の便で帰れたそうだ。
いろいろあったが、JALがたくさんの臨時便を、少しでも早く飛ばそうとしてくれたことには感謝しているし、評価できると思っている。

延泊中気になっていた海外旅行障害保険の期限切れだが、欠航等で帰れない場合は72時間まで、今回のような、政府機関による規制で帰れない場合、その規制が解除されるまで延長されるとのこと。だから、延泊中に子供が病気になって治療を受けたらそれは海外旅行傷害保険でカバーできるそうだ。（今回からNICOSカードは、家族分が旅行期間を申請する方法になって、紙にも期間が書かれていたので、延泊中、子供がセキでもしようものなら、保険がきかないかも、とハラハラしていた）

最後になってしまいましたが、アメリカでテロの被害に遭われた方とその御家族・友人の方に、お悔やみを申し上げます。