カンクン・メキシコシティ・ニューヨークとも４月末の料金を２月中旬に調べた金額。
クーポンなので全て税・サービス料込。

Cancunのホテル

ホテル（部屋カテゴリ−）	APPLE	JHC	Reve	NTS	PASERA
Fiesta Americana Grand Coral Beach（jr suite）	-	31,200	29,000	28,900	25,500
Fiesta Americana Grand Coral Beach（Mr suite）	-	44,700	46,000	-	-
Fiesta Americana Condesa（指定なし）	-	16,800	-	18,600	-
Fiesta Americana cancun（指定なし）	-	14,300	20,000	15,000	19,000
Hyatt Regency cancun（Ocean View）	-	-	18,500	-	15,000
Hyatt Regency cancun（指定なし）	22,500	16,100	-	22,500	-
Le Meridien（Superior）	22,400	-	-	22,400	17,000
Rits-Carlton（Delux Oceanview）	51,000	-	48,000	51,000	-

Mexico Cityのホテル

ホテル（部屋カテゴリ−）	APPLE	JHC	Reve	NTS	PASERA
Four Seasons Mexico City（指定なし）	-	25,300	-	-	-
Maria Isabel-Sheraton（指定なし）	-	13,100	-	-	12,500
Galeria Plaza（指定なし）	-	13,200	-	-	12,000

Los Angeles Airport付近のホテル−４月末

ホテル名	APPLE	JHC	PASELA
Hilton　Airport	10,000	10,900	8,500
Marriott　Airport	10,900	-	10,000
Westin　Airport	10,000	10,300	9,100
Sheraton　Gateway	-	13,700	-

ちょうど、急激な円安にあたり、考えている間に、もう一度HPで値段を見たら値上がり、なんてことが度々あった。
アイルやルックJTBのパンフを見て（参考資料としてよく利用します・・・）、カンクンでは、フィエスタアメリカーナ・コーラルビーチ（FACB）に泊まろうとなぜか心に決めていたのだが、いろいろなBBSを見ているとあまりに「FACBに泊まります」というのばかりで、なんだか冷めた気持ちになったのと、料金が1.5倍くらいに見直されてしまい、「うーん、うちには贅沢すぎ・・・」と思ったので、ちょっと安め、かつロケーションと眺めが良さそうということでハイアットリージェンシーに変更した。今回は初めてのカンクンだし、意外とホテルでのんびりというのはなさそうだから、こんな所でしょう・・・。
メキシコシティでは、ソナ・ロッサ地区が一番便利そうということでソナ・ロッサで、かつ地下鉄の駅に近めというガレリアプラザにした。
ロサンゼルスはどうせトランジットなので、エアポートシャトルが無料で利用できるホテルをピックアップして、一番安いヒルトンにした。ヒルトンは予約時に、円安のため8500→10,000に値上がりしたが、他のホテルも同じく値上げということだったので、そのままヒルトンにしてもらった。
PASELAにメールで予約をお願いすると、1週間ほどでOKのメールが来て、さらに４日後くらいに請求書が届いた。代金は2週間前までに入金すればOKで、手付金もいらないようだ。

旅行1週間前、つれあいの仕事でトラブルが発生したようで、「2人で行ってきてもいいよ・・・」と力なく言う。
どうやら行けるかどうか半々のようだ。 しかし、PASELAから届いた案内に、「18歳未満の単独または片親の入国は証明書が必要」と書いてあり、 万一の時のために、電話で問い合わせる。 証明書とは、同行していない親がその旅行に同意しているという一筆を書くもので、PASELAからFAXでスペイン語の用紙を 送ってくれた。これと同行していない親のパスポートのコピーを持参すれば良いらしい。証明書を要求されることはめったにないが、持たずに行って100%大丈夫とは言えないとのことだった。 （つれあいがメキシコ大使館に問い合わせたら同じ回答だった。一筆は英語でもOKだそうだ。）
書類を手に入れたので、最悪でも2人旅はできそうだ。 ホテルクーポンは、つれあいと私の名前が書いてあるので、どちらか片方でも行ってチェックインするなら問題ないとのことだった。

前日夜、つれあいが何とか行けることになり、荷物を追加する。片手に荷物、片手に子供の手をひいて、初めてのメキシコシティなんて、大丈夫だろうか？と不安だったので、ホッとする。
JAL066の出発は16:00。JAL悟空で座席指定してあるので急ぐ必要はないが、お昼を食べることを考えて家を11:00に出発することにした。 しかし、車に乗ろうとした瞬間につれあいの携帯電話が鳴り、しばらく話し込み、さらにあちこちに電話をかけまくるつれあい。 新トラブル発生のようだ。なんとか出発したものの、車内には重苦しい空気が流れている・・・。 約2時間で空港に到着。民間駐車場に車を預け、シャトルバスで空港へ。
昨日入会したばかりのAAのマイレージの番号をJALで登録してもらう。JAL悟空はAAでもJALでも同じく70％のマイル加算率なので、マイルの期限の面で有利なAAの方に加入した。
座席は4列の並びの席の中を１つ開けて指定してある。以前ユナイテッドで、４席を使える可能性が高いと言われた取り方である。カウンターの人は「今日はかなり空いてますからたぶん間に人は入らないでしょう」と言う。 Yが「そば、そば」というので、天ぷら屋さんで昼食を食べる。（Yはそば、大人は天ぷら） 時間潰しに、出国後のエリアにあるキッズスペースに行くと滑り台やゲームなどがあり、何組か外人親子が遊んでいた。シャトルを乗っていく場所にあるので、搭乗ゲートがシャトルに乗っていく所ならついでに寄るのに良いのだが、シャトルに乗らない搭乗ゲートの場合は、シャトルで戻ってくるのが到着からに作ってあるので、戻るのがちょっと面倒。時間に余裕を見ておく方が良いと思う。

さて、久々のJAL。子連れでの利用は初めて。
JALのチャイルドミールはかわいい。サラダがウサギに作ってあったり、日本のお子様ランチ風。
おもちゃは何種類かのうち1個を選ぶように言われる。折り紙やプラスチック模型などがあるが、こちらはちょっと期待外れかも。
機内はすべて日本語で用が足りるので楽ではある。食事の時にコーヒー・紅茶に加え日本茶が選べるのもよい。
食事を下げる時に全員にエビアンの小さなボトルをおいて行ってくれるのは、なかなかいいサービスだと思った。
見回すと、3人や4人の席に1人ずつという乗り具合で本当に空いている。2人以上座っているのは仲間同志のようだ。一番後ろは10列近く無人の席がある。
つれあいは転がって寝ても楽じゃないと言うので、食事のあと、私が後ろの3人の席に移り、ゴロンと転がって就寝。横になって眠れると本当に楽〜。Yは映画の1本目も見ていたようで（４歳児に面白いのだろうか？）つれあいがうたた寝する横で、もぞもぞと起きていたようだ。

強風の影響で飛行機は予定よりも45分早く9:10到着。入国審査も待ち時間０。メキシカーナ901便の出発まで4時間以上もある。とりあえずメキシカーナのカウンターに行って早い飛行機に乗れないか聞いてみることにした。荷物は通常乗り継ぎのターンテーブルに乗せるが、今日は持って行く。カウンターに9:45に着いたが次のメキシコシティ行きは10:30とのこと。一応国際線だし、駄目かと思ったが、なんとOK。10:00手続き完了し搭乗券をもらい急いで搭乗口へ。荷物は積み残されないか？と心配。早い飛行機になったのでチャイルドミールは無効になってしまったが、はっきり言って食事はいまいち。機内はほぼ満席。よく3人続きの席で取れたなあと思う。

15:30メキシコシティ着。荷物もちゃんと出てきて、LA空港、なかなかやるなー、と思う。空港からはタクシー（地下鉄やバスはない）。チケット（$119）を買ってタクシーに乗るのでボラれる心配はないが、チケットカウンターがわかりにくく、探してしまった。米ドルからペソへの両替をする。両替所はたくさんあるのでレートが良くNo commision（手数料なし）のところで両替。正規のタクシーは車体に飛行機の絵が書いてある。
ソナ・ロッサのガレリアプラザまで30分ほど。 チェックイン時にダブルルームを希望した。部屋にはセイフティボックス・コーヒーメーカー・ドライヤー・アイロン・TVが備え付けてある。ベッドもキングサイズだった。屋上にプールがありホテルから100Mくらいのところにセブンイレブンがあった。

明るいので近場を散策するが、ガイドブックにあるほど両替所はみあたらない。土曜の夜なので繁華街は音楽が流れメキシコの雰囲気。空気の悪さは、それほど感じない。日が落ちると寒くなり長袖Tシャツ＋上着でちょうど良いくらい。夕食はタコスを食べる。英語メニューもあったがよく分からず、とろけた熱々チーズをはさむのが来た。付け合わせのソースはどれも辛い。今日は移動で疲れたので早く眠る。今のところ高山病の兆候はなし。

2日目。メキシコシティといえばまず行くべきは、テオテワカンの遺跡だが、もうひとつ、国立民俗学博物館も欠かせない。こちらは月曜休館、日曜日の今日でないと行けないので、こちらに先に行くことにした。
移動は地下鉄を選択。地球の歩き方では地下鉄はおすすめと書いてあるが、メキシコ関係のHPではスリが多く治安が悪いのですすめないとある。流しのタクシーは強盗にあうというし、小型バスのペセロはスペイン語の壁がある。移動の足は迷うところだが、その場合は一番安い手段にするというのが我が家の決まり（？）である。
ドキドキしながら地下鉄に乗り、乗り換えて博物館の最寄り駅に到着。 地下鉄は、頻繁に来る。乗換えの時は乗り換える路線の色（路線図にある）または番号と乗る方角の終点の駅名を覚えておくとスムーズだ。駅には１つずつ絵柄がありホームに駅名と絵柄が書いてあるので降りる時はそれを目印にしても良い。

博物館は駅から徒歩10分。日曜日なので入場無料。ビデオの持込みは$30のはずだが、「ビデオ」といってもお金を取られる気配がない。大きな中庭を囲んで展示室があるが、なんと、メキシコ湾岸とマヤの展示室がクローズ。がっかり。しかし、テオテワカン・アステカは見ごたえがあり、広くヘトヘトになる。博物館の売店で博物館とテオテワカンの日本語の本を買う。日本でテオテワカンの詳しい本を探したがなかったので、明日この本を見ながら観光することにした。クレジットカードが読み取ってもらえず、現金で払ったら手持ちの$がほとんど無くなってしまった。

チャプルテペック公園を通り、往路とは違うメトロの駅を目指す。日曜日のせいか、公園内はすごい賑わいで、道の両側に露店がズラリと並び、家族連れがボートに乗ったりして遊んでいる。地元の人のレジャースポットのようだ。売り子の叫び声でシンコペソが$5だと覚えてしまった。

メトロに乗ってソカロへ。まず両替をしなくてはジュースも飲めない人になっているので両替所を探すがない。通り掛かりの人・警察官・ホテルの人に聞くが、行ってみてもクローズだったり「ソナ・ロッサか空港へ行け」と言われてしまう。（教訓：土曜日にメキシコシティに着いたら、空港で必要十分なお金を両替した方がよい。レートも変わらない）
暑くてヘトヘトでもあり、近くのレストランで、クレジットカードで払えるかを聞いて食事。会計時にUS$で払えるか聞いたところ、OKとのこと。ところが会計してみるとちょうどUS$20くらい。$をお釣で手に入れる作戦は失敗し、相変わらずジュースも飲めない状態。

食事をして元気になったのでソカロの観光をすることにした。テンプロマヨールはメキシコシティの下に埋まっているテノチティトランの一部が発掘された場所。メキシコシティはスペイン人が来た時は大きな湖の上に浮かぶ都市（ティノチトラン）で、その美しさに感動したとあり、私もそういう状態でぜひ見てみたかったと思う。 （湖は埋め立てられ、遺跡の上にスペイン風の町並みが建設されたのだそうだ。） 入場料は日曜無料。地元の学童達がスケッチをしたりして勉強している。ビデオの撮影は不可。
すぐ隣りの国立宮殿は、リベロの壁画で有名。入口ではIDを求められるが、パスポートのコピーでOKだった。名前等を書かされて中に入る。メキシコの歴史という壁画が壁一面にあり鑑賞する。入場料無料。
ソカロもすごい人出で、パフォーマンスをやっていたりする。しばし見学後、地下鉄に乗ってソナ・ロッサへ戻る。 昨日と同じ両替所で両替。なんと土→日でレートが変わるようで悪化している。営業しているのは1件のみで日曜は夕方には閉まるようだ。
ちなみにレートは土曜日の空港（9.27）・土曜日のソナ・ロッサ（9.25）・日曜日のソナ・ロッサ（9.15）・ホテル（8.90）・レストラン（9.00）だった。レートは1US$=$xxに替えるということで、数字が大きいほどレートが良い。

Yがホテルにプールがあることを知り、「プール！プール！」と言うので、ホテルのプールで泳ぐ。やはり寒め。早々に上がる。屋上からの眺めはなかなか良い。 ソナ・ロッサの路上にテラスを出しているレストランで夕食。Yは咳と鼻水が出始めたがお腹は正常。私は少し頭痛。これは高山病か？

メキシコシティのメトロについて
後日、カンクンで日本人ガイドの方と話した時のこと
ガイドさん：「メキシコシティの移動はどうしました？」 ATSUMI：「地下鉄で」 ガイドさん：「それは・・・、何も無くて本当に良かった」 ATSUMI：「そんなに危ないんですか？」 ガイドさん：「スリが多いです。囲まれてカバンを切られて取られたとか・・・。 メキシコシティでは東洋人はあまり見ないので、乗ると目立ちますしね。」
スリのことはガイドブックでも知っていたが、私はスリ・置き引きは自分の注意で防げるものだと思っている。 （強盗は別）
今回の地下鉄では、リュックを背負っている場合は、壁に背をつけて立つとか、もう一人が後ろに立つとかして 他人が荷物を触れるようにはしなかった。また、乗る時には、混みすぎず、空きすぎていない車両を選び、お客も若いOLやおばさんや身なりがきちんとした人の多い場所を選んで乗るようにした。地下鉄駅の間隔は短いので危ない奴が寄ってきたと思ったら降りることもできるはずだ（私達はそんな場面には会わなかったが）。確かに地下鉄に乗るとみんながこっちを見る。東洋人が珍しいのは本当のようだ。私達にとってはそんなに危険ではなかったが、私達は普段からタクシーは高いので使わずバスやメトロを好んで乗るので慣れているというのはあると思う。
「治安が悪い」という言い方も、人によっては、スリが出るくらいで「治安が悪い」と思う人もいれば、テロにあうなど命の危険がなければ「治安が良い」と思う人もいるので、この言葉の解釈は難しい。
地下鉄を利用するかの判断は個人にまかせたいと思う。

3日目。待望のテオテワカン。「やった〜！！」
今日は夕方カンクンへの移動があるので、早めの行動開始。朝6:00にホテルをチェックアウトしてスーツケースはベルデスクで預かってもらう。地下鉄に乗り、6:45ごろ北方面バスターミナルへ着く。バスターミナルはメトロの駅のホームからも見え、とても大きい。テオテワカン行きのバスを出しているAutoBus San Juan Teotihuacanのカウンターは向かって左手端に近い小さなカウンター。ケツアルコアトルの絵が目印。案内もなく、探し回ってしまった。行列に並んでいると、おじさんが「テオテワカン？ピラミデ？」と聞いてきたので 「Si（はい）」というと、「$21」と値段を言い、チケットをくれた。7時発のようだ。左端の通路からバスの出発する側へ行く。バスはまだ来ていないが、社名が書いてあるので「よし、ここだな」と待つ。すると、Y「おしっこ」。慌てて待合室のトイレへ。有料（$2）。しかも紙がない。戻るとまだ6:55だったが、バスが来ていてつれあい以外みな乗車済み。乗るとすぐ発車。つれあいが「待て待て」と停めていたらしい。時間前でも発車するようなので要注意。バスは相当な年季入り。窓ガラスにはヒビ、カーテンは薄汚れ、シートは破れ、まあ、よくありがちなローカルバスなのだ。バスの中でパンと飲み物で朝食。停留所に停まると、乗る人のボディチェックをしている。「私達は、されなかったね」「いかにも観光客だからだろう」とつれあいと話す。ドライバーはさっきのチケット売りのおじさんで、他に警備員も乗っている。バスジャック対策だろうか。

ボーッと車窓を見ていたら、7:40ごろ、「ピラミデス！」と言われ、慌てて降りる。車窓にも、降りた回りにもピラミッドが見えないので何かの間違いかと思ったが、ドライバーが「ピラミデス！」と言いながら前方の道を指している。8:00からのはずだが、バスの到着に合わせて門も開くようだ。入場料$35を払って中へ。ここでも「ビデオ」と言ってみたが、お金を取る気配がない。
今日の一番乗り！！まだ朝早いので空気も冷たい。遺跡観光にはちょうど良い気温だ。道なりに歩いて、売店やインフォメーションの建物を通り過ぎ、いよいよ遺跡の中へ。どうやら「死者の道」に出たようだ。横に城壁がありケツアルコアトルのピラミッドがあるはずだが、まずは、太陽と月のピラミッドを目指す。前方はるかかなたに見える。ガイドブックによると2Kmあるそうだ。頑張って歩く、歩く。物売りが何人も話し掛けてくるが、「No」と言って遺跡に集中。ガイドブックと昨日買った「テオテワカン」の説明を声を出して読みつつ、進む。太陽のピラミッドにたどり着き、登り始める。急なところもあるが手すりがあるのでYも自力で頑張る（Yは結構階段好き）。頂上では周りを一周して眺めを楽しむ。降りるほうが怖いが、手をつなぎながらYと降りる。
せっせと歩いて次は月のピラミッド。こちらの方が階段は少ない。Y一人でさっさと登っていくので、真後ろから落ちないように手を差し出しながら登る。登り切って「いちばーん！」などと喜んでいる。階段好きで良かった・・・。こちらは死者の道が真正面に伸び、左手に太陽のピラミッド。いい眺め。「あ〜、この眺めを見たかったのよ〜！！」と感無量。遠くにインフォメーションの白い建物が見え、「あんな所まで、また歩くのね」とちょっとブルーになる。月のピラミッドも上を一周した。途中でトカゲを見つけて喜ぶY。また手をつなぎながら降り、ケツアルパパアロトルの宮殿、ジャガーの宮殿、戻りながら、MUSEO、城壁、ケツアルコアトルのピラミッドと回る。クタクタ。遺跡内のトイレは紙も完備、きれいさも問題ない。11:00ごろになり、観光客も増え始めた。気温も上がり汗をかく暑さになっている。インフォメーションの上にあるレストランで、サンドイッチを食べて休憩。Yは遺跡で一度も「抱っこ」と言わず頑張ったのでうんと誉める。
12:00ごろバス停へ。しばらく待つが、メキシコシティから観光客を運んでくる路線バスや観光バスばかりが到着し、戻るほうは1台も来ない。行き先が分からないので、路線バスが来る度（観光バスとは美しさが違うので明白）、バスの乗り口に行って「Mexico City？」と聞く。お客を乗せて来るタクシーも多いが、ナンバーが”L”で始まるリブレ（流しのタクシー）だ。見送ること3本。40分くらいの待ち時間でメトロの「 INDIOS VERDES」に行くバスが来たので乗る。出発を待つ間、ドライバーがYに古い$5硬貨を「ケツアルコアトル」と言ってくれる。今見たばかりのケツアルコアトルの絵が書いてある。Y初めて「グラシアス」とスペイン語でお礼。バスは来た時と通る道も違い、学生達が乗り降りしたり、車窓が楽しい。

13:40 INDIOS VERDES着。メトロでソナ・ロサへ戻り、メキシカーナのOFFICEに行き、早いカンクン行きに乗れないか交渉。前の便が15時台らしく、間に合わず×。仕方なく近くのインヘルテンス市場を見て歩く。迷路のように入り組んだ観光土産を売っている市場だ。カンクンの方が物価が高いかも？思い、ここで、必ず買おうと思っていたアステカカレンダーを買う。大き目の木彫りのを値切って$1200→$850になったが、高いのか安いのかさっぱり分からなかった（初め$500と言ったら相手にされなかった）。日本語の説明書をつけてくれる。この市場では、「ちょっと高い、すごーく高い」と何度も声を掛けられた。こんな言葉を聞いて買う人がいるのだろうか？誰かに安いは日本語で「高い」と教えられたのか・・・。初めはブラックジョークかと思ってしまった。Yもしばらくこの掛け声をまねして楽しむ。
Yここでさっきのケツアルコアトルのコインを無くしていることに気づく。本人も親もがっかり・・・。17:00ホテルで荷物を引き取りタクシーで空港へ。17:30空港着。中に入りホットドックを食べたり、ブラブラしたりしていると19:15の飛行機が20:00に遅延とのこと。待ち時間が長い〜。Y待合室でメキシコ人の赤ちゃんと仲良くなり、本人の希望で折鶴とハート（折り紙でハート型に折ったやつ）をプレゼント。珍しがって喜んでくれたようだ。

飛行機は2時間でカンクンに到着。コレクティーボは一人US$9（Yは無料）。貸し切り（タクシー？）は一台US$40、と言われ仕方なくコレクティーボにする。どこに聞いても均一値段のようだ。掲示板で1時間近く待ったと言う体験談を聞いていたが、10分ほどで次のお客が乗り、出発。ホッ。空港からは数字の７の形のホテルゾーンを下から降ろしていくので、ハイアットリージェンシーは最後の方。夜遅いと言うのに観光客がわんさか出歩いていて治安がいいことが分かる。空港では、クーポンの冊子を配っているので一応もらったが、マスターカード利用限定のものもあり、マスターを持って行かなかったうちでは使えないのもあった。23:30チェックイン。フロントでシンガポールに行く時入ったGOLD PASSPORTの会員証を出して、１KingBedでHigher Floorがいいという希望を伝える。10FのGOLD PASSPORTメンバーの階になる。今回はクーポンだったのでポイント加算などはされないが、会員証を出してみるのも手だと思った。11・12・PH（ペントハウス）はリージェンシークラブの階なので、一般の部屋としては一番上層階になった。部屋は海真正面でほとんど海しか見えない部屋。下を見ると波打ち際で、足がすくむ。波の音がうるさいくらいだ。明るくなったらどんな海の色だろう？とても楽しみ。 部屋にはセイフティボックス・アイロン・ドライヤー・TV完備。コーヒーメーカーはないが冷蔵庫（到着時は鍵がかかっていて空かない）がある。
つれあいとYは、さっそく水を買いに出かける。水の値段がメキシコシティの倍以上するので「やっぱり物価高いね〜」と実感。
カンクンはメキシコシティに比べて米ドルのそのまま通用度が高いが、なぜかカードで支払うと、それをいったんペソに計算し直して書き込むことが多かった。メキシコシティに比べ米ドルで支払った時のペソ換算率は高め（9.4くらいのこともあった）。

4日目。朝起きると、海が感動的に真っ青だった。天気もよい。朝は、お腹が空いたのでプラザカラコルのイグワナワナでバフェにする。 種類は少ないが、オレンジジュースは美味しく、オムレツやタコスを目の前で焼いてくれるサービスがある。会計時、機械打ちの伝票の上にチップを乗せた額を手書きしてきて、頭に来る。文句を言ったが、こちらも怪しい英語、向こうも怪しい英語なので通じず、「もう２度と来ないぞ」と思いつつ、支払う。バフェのくせに$170に対し$200と書いてきたのだ。バフェの場合、1人分の飲み物に対しUS$1くらいという感覚なので、私は$20くらいを支払うつもりだった。この18%のサービス料は納得がいかない。
今日はのんびりすることにしてホテルのプールへ。ハイアットリージェンシーはビーチが無く岩場だとガイドブックにはあるが、カンクンのビーチは全部パブリックビーチなので海沿いを移動すれば問題ないしプールからすぐのところにも狭いが砂浜がある。 カミノレアルのビーチもすぐとなりだ。面白いのは、海の上に八角形のデッキがあって日光浴でき、そこから海へドボンとできるようになっていること。日差しが強い日はとても寝転がる気にはなれないが・・・。 プールは広さは普通だが、プールに浸かったまま食事ができるようなテーブルがあったり遊び心がある。子供用プールもあり、安心。水に入るとすごく冷たい。入るまでは暑くてうだる感じだったのに、冷たくて、寒くなってくるほどだった。Yが出発前からパラセイリングの写真を見て「Yこれやる！」と言っていたので、プール横のアクアワールドのデスクで聞いてみる。Yでも問題ないようだ。スカイライダーと言って、2人乗りのイスのようなものに乗って飛ぶようで、Yとなら3人一緒にできるという。さっそく申し込む（$914.38）。しかし、よくよく聞くとアクアワールドまでバスで自分達で行くようだ。グアムやハワイのピックアップに慣れている人間には「へ？」という感じだが、バスで行くと2つのロケットが目印のアクアワールドはすぐわかり、目の前が停留所なので、それほど不便ではない。（ハイアットリージェンシーはバス停が遠いのでその点は不便） 1:00からで申し込んだが、1時間も前にアクアワールドに着いてしまい、のんびり待つ。ジャングルツアーやシュノーケルツアーやとにかくたくさん出ている。売店・軽食なんでもある。写真は申し込むか？と聞かれ、安いUS$8の方を頼む。1:00になり船にのって出発。一組ずつライフジャケットを着てイスに乗り、フワリと空へあがる。上空にいるのは10分ほど。私達の番。Yは最初目をギュッとつぶっていたが、薄目を開けて見て大丈夫と思ったのか、最後にはみんなに手を振る余裕？もできた。カメラやビデオを持って乗ってもOKなくらい、水につかない。（希望すれば水に浸かる飛び方もあるようだ）眺めは最高だった。私達はラグーンだったが海側でもできるらしい。岸へ戻って写真ができるまでの1時間、食事。結構時間を取られてもったいないので、夕方の時間にやればよかったかな？と思う。アクアワールドでトイレに行ったらYひどい水下痢。私も実は今朝からお腹をこわしている。聞いてみるとつれあいも。うーん、とうとうやってしまったか・・・。
ホテルへ戻りプールへ。寒いのでまた１時間ほどで上がる。
夕食は、全員お腹の調子が悪いので、プラザカラコルのHongKongでお米の麺のようなヌードルとワンタンスープなどを食べる。両替で探し回るのには懲りたので、9.10のレートで、両替しておく。20時頃には就寝。

5日目。夜中、ふと目覚めてYの体に触ると、熱い。慌てて、持ってきた体温計で計ると38.8度。驚いて、持ってきた市販の風邪薬を飲ませ、貼るタイプのカコナール風邪ハップ（試供品）も胸に貼る。「ふうふう」と言っているので、何とか熱を冷やせないかと考えた結果、1つだけ持ってきていたジップロックに製氷機から氷を持ってきて入れて冷やすことにした。つれあいと「大丈夫かなあ」と話す。とにかく明日はイスラムヘーレスへと思っていたが、早々にあきらめ、熱が下がることを祈るのみとなった。
朝、Yはまだ眠っている。まだつらそうだ。少しでも食べられるようにルームサービスで朝食とフルーツ盛り合わせを頼む。持ってきたホテルの従業員が頭を冷やしているYを見て心配し、「ドクターもいるからね」と言ってくれる。熱を測ったら37.2度だったので様子を見ることにした。少しスイカ・メロンを食べさせ、風邪薬を飲ませ、親もなんとなく疲れているので、ここはとことん休むことにして一緒に就寝。
13:00頃、Yが元気そうな声を出して起きだす。テーブルの上においてある非常食リッツを食べたいと言うのでとりあえず熱を計ると36.4度。ああ、よかった。リッツを食べさせ、風邪薬を飲ませると、ベランダで海を見たりしてすっかり回復の様子。しかし油断禁物。 早い夕食に行くことにしてもう一眠りさせる（親も一緒に一眠り）。16:00に起き出し、Y「おうどんが食べたい」と言うので、病人の意見を尊重し、セントロのヤマモトへ。私はお腹にやさしい雑炊、Yはなぜか、ざるそば。つれあいは刺身定食を注文。どれも大満足の味。カンクンでこんなちゃんとした日本食が食べられるなんて！病人の味方！！
帰り道、スーパー（Comercial Mexicana）に寄って、メキシコのお腹の薬ロモティル（LOMOTIL）を$58で購入。正露丸がいまひとつ効かないのでメキシコの薬を飲んでみることにしたのだ。1回1錠で1日4錠まで（6時間毎に1錠）とのこと。12歳以下の子供には飲ませてはいけないようだ。24錠入り。 その他に翌朝のパン・メロン・ブドウ・水・飲み物を購入してバスに乗ってホテルへ。地元のスーパーを見るのは楽しい。 バスから見ていたら、セントロの両替レートは9.1〜9.2ぐらい。観光客も多い。
夜、Yの熱は36.6度。お腹の調子はまだ全員×。つれあいと「チチェンイッツアだけは行きたいね」と話すが、お腹×の人が3時間もバスに乗って行くのはどうかなー、ということで、明日はとりあえず見送り、翌々日にツアーに乗ろうと決める。1等バスだと往復日本円で2千円くらいのところがツアーだと1万円近いので、我が家はバスで自力で行く予定だったが、体調不良には勝てない。明日は、起きてYの体調を見てから決めようということにして、20時頃就寝。

6日目。8:00起床。スーパーで買った大きなメロンとパンで朝食。Yが元気なのでシカレーに行くことにした。1日使えるのは今日・明日だけで明日はチチェンイッツアに決めているので、シカレーかイスラムヘーレスか迷ったが、「Yにはシカレの方が遊べそう」とつれあいが決断。たしかにイスラムヘーレスのガラフォン国立公園に行ってもシュノーケルできないYにはつまらないかもしれない。シカレなら、シカレナイトでショーも見られるし、セノーテの川下りも初体験だ。ホテルでタオルを借りて9:15出発。
途中のコスモスツアーでチチェンイッツアの申込みをしようと思ったら前の人がのんびり相談していて時間がかかりシカレーバスの出発する10:00を過ぎてしまった。次の最後の11:00のバスでいいか・・・とあきらめる。遅れついでにプラザカラコル内の複数のツアーカウンターで今日のシカレーのツアーに参加できるかを聞いてみるが、やはり当日はだめで前日申込みならUS$54〜US$60になったようだ。仕方ないのでシカレーバスターミナルで、US$79（4歳まで無料）のチケットを買う。（ちなみにインターネットで申し込むと10%引きというのもある）出発は、11:15と言われる。バスは9:00/10:00/11:00とあるが、その時間の15分くらい前に行けば十分ではないかと思う。
11:35バス出発。Yは無料客なので抱っこでと言われる（満席だった）。車内が冷房ですごく寒く、思考停止状態。持ってきたバスタオルを全身にかぶるが寒い（みんなやっていた）。外人にとっても寒いようで、腕をさすったりしている。一応ツアーなのでバスにガイドが乗り、車中ではビデオを見て質問タイムもある。Yを指して「この子も川下りできる？」と聞いたら「問題ない」との答え。
凍死する前になんとかシカレーに到着。最初、ガイドが説明しながら案内するが、ついていかなくてもよいと聞いていたので、鳥の説明を始めたところで別行動。案内版を見て13:00のショーを見に行く。入場時に、色のついた紙を渡されるが、案内版によると、シカレーナイトが紙の色によって３つのショーを見る順番が指定されているのだとわかる。
その後川下りへ。荷物を巨大な袋に入れて預けると川下りの出口まで無料で運んでもらえるので預けて、ライフジャケット（無料）を借りる。Yはchildと書いたのになったが、Babyと書いてある小さいのもある。赤ちゃんでもできるのだ。私達はマイシュノーケルセットを持っていたのでつけていたが、シュノーケルはつけなくてもよく、つけていない人の方が多かった（シュノーケルレンタルは有料）。入り口で冷たいのを覚悟して入ったが、時間帯（14:00ごろ）もあってか、そんなに冷たくない。ホテルのプールの方がよっぽど冷たい。プカプカと流れるだけでも楽しい。実際シュノーケルをつけていても、幼児と一緒だと下を見ているわけにもいかず、つれあいはほとんど頭の上にのせているだけだった。私は時々つけて中をみたが、海とは違った雰囲気で所々魚もいる。1時間ほど流れて出口へ。結構冷えて太陽に当たると気持ちよい。
お腹が空いた。ホットドックを買って、ビーチの脇のパラパの下で食べる。入れ物がシカレーバスの形になっている。味いまひとつのポテトチップス付き。海辺で大きなチューブ（無料）に乗ってプカプカしたり、持って行ったお砂場セットで遊んだりして過ごす。お砂場セットは売店でも売っていた。16:00寒くなってきたので近くのシャワー（水）を浴びて、トイレ横の更衣室（というほど立派ではないが・・・）で、着替える。入口まで戻り、コインロッカー（$）に不要な荷物を預け身軽になる。２つのイルカプールではイルカが1日の仕事を終えてご飯タイム。その他の動物たちやマヤ遺跡を見て歩く。18:00からシアターで1時間ほどのダンスと歌のショーを見る。観客がろうそくを一人ずつ持って、幻想的な雰囲気で始まる。マリアッチは聞き惚れる声だ。ショー終了後人の波に乗っていくと球技場へ着く。19:15から球技場でボールゲームを見るはずだったが、突然スコールが来て、ボールゲームは中止。球技場からはガイドについてマヤビレッジのパフォーマンスを見て歩く。ガイドは英語＆ドイツ語とスペイン語があるので、とりあえず英語についていく。ろうそくの灯かりが灯された通路を歩いていくのだが、探検気分で楽しい。最後にガイドが入口の建物の近くで自然にいなくなる（ように感じた）のが20:00ごろ。バスは21:00なので時間がある。義理みやげの調達を全くしていないので売店でカルーア入りチョコやテキーラのミニボトルなどを買う。（後で知ったが、ククルカンプラザの100%ナチュラルの方が安かった。）バスは、人が集まれば出発時間より早く出る、と聞いていたのでロッカーから荷物を出し、20:30バス駐車場へ行ってみる。案内の人が「Next Bus」といってくれるのでそれに乗る。20:45くらいから出発し始めた。帰りのバスは冷房控えめでホッ。帰路すごいどしゃ降り。22:00ホテル着。Yはバスの中で寝始め、そのまま朝まで眠った。ロモティルのおかげで大人は下痢が止まり、Yは水は脱した程度。

7日目、これまた、待望のチチェンイッツア。
ルームサービスで朝食を頼んでいたので6:40配達で起される。ピックアップは7:55でホテルのロビーまで来てくれるのはやはり楽。 少し遅れてコスモスツアーの黒須さん登場。その後２ヶ所でピックアップしてお客は3組7名（新婚旅行？風の若いカップルと、中年カップルと私達）だった。ミニバンなので、トイレが不安だったが、行きは1時間毎くらいにトイレ休憩があるのでトイレの近い私も大丈夫だった。
セントロを通り、いろいろ機関銃のような説明 を聞きながらチェチェンイッツアへ。途中で高速を降りて教会や昔ながらの町並みを見学した後、土産物屋に寄る。ここで勧められて食べたタコスの美味しかったこと。100％トウモロコシらしく、味が濃い。具は簡素なものだが、Yもつれあいも気に入り、おかわりまでしていた（1つ$5）。普通のタコスは小麦粉も混じっているので100％トウモロコシではないのだそうだ。今まで食べたのとは、色から違っていた。つれあいはここの土産物屋でハンモックを気に入ったが、$800と言われる。以前US$10でハンモックを買ったことがある人間にはべらぼうな値段に思えた。（US$10のやつよりは物は良さそうだった）時間も少ないし、思った値段まで下がらないので断念したようだ。同行のツアー仲間の人も「ここは高いね。値切ってもだめだし」と言っている。
土産物屋の近くでなぜかアルマジロやキツネ？を抱いて写真を撮らせてくれる。子供達の生活費稼ぎ？のようだ。（値段はないが$3払った）
中年カップルの奥様の方が一番後ろで横になっていたりと具合が悪そうだ。「昨日ジャングルツアーに夕方行ったら寒くてね・・・。遊び過ぎです。ははは。」と旦那様。
12時ちょっと過ぎ、チチェンイッツア着。エントランスの建物から立派。ビデオ持込み代$30をしっかり払う。観光客の数も多い。球技場・ククルカンピラミッド・千本柱・セノーテ・旧チェチェンと一通り見る。ククルカンピラミッドは、テオテワカンを経験した人には軽い。Yは先頭をきってトトト・・・と登り、降りるのも早かった。階段は急だが体力的にはつらくはない。頂上からの眺めは絶景。地平線までのジャングルに、旧チチェンの遺跡が頭を出している。希望して、ククルカンピラミッドの下の入口から入る、古いピラミッドにも登らせてもらった。有名なチャックモールがいる遺跡が登れなくなっているのは残念。手をたたいて全く違う乾いた音がヤマビコのようにかえってくるのは感動だった。約3時間の観光のあと、近くで昼食。バフェでまあまあ美味しかった。食事代は込みだが、飲み物代は別。同行の人といろいろお話する。中年夫婦の奥様は食欲もないようで、つらそうだ。見学も途中で座って待っていたりしていた。Yは同行の人たちに、よく歩いたね、よく登ったねと誉められテレテレ。食事が終わって出てみると、バケツをひっくり返したような大雨。見学中はパラパラしたことがあったが、ぬれるほどではなかったので、降ってきたのがこの時間でよかったと思う。売店で、マラカスと気に入った小物を少し買う。横では銀のカルトウーシュにマヤ文字で名前を入れてくれるというのをやっていた。欲しくなったが、時間もないのであきらめる。（カルトウーシュはエジプトで王様の名前を書いたものでペンダントヘッドにして売られている） 帰りはみんな、昼寝タイム。一路カンクンを目指す。途中トイレ休憩が一回あった。どうやら、中年夫妻の奥様は吐いているよう。心配するが「大丈夫ですか？」と言って、袋をあげることくらいしかできない。しかし、「明日のピックアップ確認しなきゃ」「7:30だって」などという２人の会話が聞こえ、「おいおい、そんな体調で明日もどこかへ行くのか？？？」と思う。往路と逆方向からホテルゾーンに戻ってきたので、一番に車を降りる。ドライバーへのチップを、といわれたので$100を渡す。ここで奥様の方が車を降りてきた。どうやら吐き気に耐えられずトイレに行くようなので、一番近いトイレを案内する。日本人は休みが少ないので忙しく観光して歩く傾向があるとはいえ、あんなに体調が悪くても休もうとしないのは驚きだった。

Yが車での約3時間の昼寝ですっかり元気なので、夜ご飯と観光を兼ねてククルカンプラザとラ・イスラへ行くことにした。 まず、ククルカンプラザへ。現金が乏しいのでAMEXでAMEXのUS$のT/Cを$Cashへ。レートはUS$cashと同じだった。ガイドブックにはT/Cの方がレートが悪いと書いてあったので、ラッキーだったのかも。ここには100%ナチュラルの店（飲食するところではない）があり見学する。かなり広い。メキシコ土産物屋はどのショッピングセンターも同じような品ぞろえ。アステカカレンダーと義理土産を買ってしまったので購買欲ゼロ。食事（ピザとパスタ）をして、ラ・イスラへ移動しようと外へ出ると、また、大雨。ラ・イスラは屋根の無いタイプのショッピングセンターなのであきらめ、バスで真っ直ぐ戻ることにした。バス停がククルカンプラザの前なので、バスを降りて中で雨宿りがてらブラブラする。雨がやんでからホテルへ戻った（21:00）。

8日目。カンクン最後の日。飛行機は18:05発で、ハイアットリージェンシーのチェックアウト時間は13:00なので、レイトチェックアウトが可能かをフロントで聞く。US$25で3時間可能とのこと。お願いする。
ホテルのプール・海辺でのんびり。例によって水が冷たく、11:00頃には冷えきり、遊びっぱなしのYが心配なので上がることにする。 結局シャワーを浴びてパッキングを終えたら13:00のチェックアウトに間に合ってしまい、チェックアウト。荷物をベルデスクへ預け お昼を食べに外へ出た。Y「ホットドック！」と言い張るので、フラミンゴプラザのレインフォレストあたりはどうか？と行ってみる。 レインフォレストのメニューにはハンバーガーしかみあたらず、フードコートで食事。ここのベランダからは海岸線がきれい。 また雨がポツポツしてくる。５月までは乾季のはずだが、後半やけに雨に降られる。雨季はどんな感じなんだろう。 昨日行けなかったラ・イスラへ、と思っていたが、雨では断念。ホテルに戻り、ソファでのんびりする。
15:00少し早いが、荷物を引き取りタクシーで空港へ。タクシー代は$145と料金表にある値段だった。チップを$20ほど渡す。 空港では免税店でテキーラを物色。悩んだ末、何がいいか分からず結局買わなかった。搭乗待ち合いロビーには他の国ではあまり見られないような普通の土産物屋や売店がひしめき、店を見て歩いていると方向感覚を失う。もう$もないので、飲み物を買った残りでチチェンイッツアのククルカンの光臨の様子の絵葉書を買う。絵葉書代$8に対し$7.3しかなかったが、その値段にまけてくれた。
メキシカーナはここでも遅れ、18:30発で22:30着。入国審査は大部分を占めるアメリカ人乗客が居住者の方へ行くので、空いていた。 機内で書いたビザ免除のI-94の書類は、「あなたがたはこれで入国しています」と言われて、成田から入国したビザ免除の書類でカバーしているらしく、廃棄処分。前回成田から入国してそのまま挟まれたままになっているアメリカの出国書類が生きるようだ。 （どうして往路のメキシカーナのロサンゼルス発メキシコシティ行で取られなかったか未だに疑問）カンクンからのメキシカーナでは 英語の税関申告書類が無いといわれ、スペイン語のやつになってしまった。念のため往路の飛行機でメキシコ→アメリカ用に日本語のを1セットもらっておくほうが楽かもしれない。
到着ロビーへ出て、ホテルの電話を聞くと15分間隔でシャトルバス（無料）運行とのこと。US$のCashがないのでUS$のT/Cから換えようとしたら、空港は手数料をとると窓口に出ていたので、ホテルで換えることにした。バスの巡回しているところへ出る。 運良く来たところで、シャトルバス乗車。5分ほどでヒルトンエアポート着。ロビーでビックリしたのは、アメリカの高校生らしき一団がロビーを埋め尽くして騒いでいること。異常にうるさい。もう23時を過ぎているのだが・・・。チェックインして部屋へ。何とエレベータにもホテルの廊下にもいる。部屋は例によって、1bedを希望したが、なんと狭い。日本のセミダブルくらいのベッドが１つ。部屋のドアにあるその階の見取り図でもひときわ狭い部屋だ。ここに３人は無理だ、ということで、部屋をツインに変えてもらう。すると同じセミダブルのベッドが2つある部屋になる。さっきの部屋は、シングルだろうか？とにかく何とか快適な寝床を確保した。ここはレイトチェックアウトの料金表も備え付けてあり、エアポートホテルらしい。コーヒーメーカー・アイロン・ドライヤーはあるが、冷蔵庫はない。Yが、機内食を食べず眠りこけていて、今ごろ目がさえてお腹が空いたというので、１Fのデリへ行きサンドイッチやフルーツを買って食べる。実は大人も機内食がまずいのであまり食べていないのだった。（メキシカーナの機内食でおいしく食べられるのはパンだけ）

9日目。ロサンゼルス14:30発のJL025便にしたため、ロサンゼルスで半日空きができた。いろいろ調べた結果半日観光の候補は
１．カマリロアウトレットで買い物−OPEN10:00片道40分のためNG
２．サンタモニカプレイスで買い物−日曜日OPEN11:00のためNG（他の曜日は10:00OPEN）
３．ユニバーサルスタジオかディズニーランド−OPEN9:00だがもったいないのでNG
４．大型スーパーでお買い物−近くにTargetなどあり
５．ハリウッドパーク競馬場−レース開催日だが開始時刻不明。要現地調査

やはり無難なのは４の大型スーパーか・・・。 朝起きて、つれあいがヒルトンのフロントでハリウッドパーク競馬場のOPEN時間を尋ねた。すると、「ALL DAY」「10:00」「9:00」と3人から3様の答えが返ってきた。
とりあえずタクシーで行ってみる（チップ込みUS$9）。ホテルのドアマンは、行き先を聞いて、馬に乗るマネをして笑っていた。OPENは10:00。ただし、となりのハリウッドパークカジノが24Hのようだ。子連れだとカジノでは遊べないので、とりあえずカジノ併設のデリで朝ご飯を食べる。カジノ内のスポーツブックでレーシングプログラムを売っていたので購入（US$2）。なんと１Rの発走は13:15。到底見られない。では、見学だけしてスーパーへ、と思って門のところで聞いたら、開門が10:00だからダメと言われる。そこを粘って、「日本から来たが、今日のお昼の飛行機で帰らないといけない、見るだけ、５分だけ」としつこくお願いしてやっとOK。中ではまだ調教が行われていた。「Hi！」と馬の上から手を振ってくれるので、こちらも「Hi！」と言って手を振る。ダートコースが手前にあり、アメリカだなー、と思う。一般の入場はUS$7、２F席はUS$3別途必要。他に良い席が別の入口からになるが、ある（日本の指定席のようなものか？）。入場料を払いたくない場合、横のカジノのスポーツブックでやる分には不要。でも、ここまで来て入場しないのはもったいない。9:50競馬場を出るが、門の前にはなぜか日本人の熟年男性の団体が・・・。仲良しグループで競馬を楽しみに来ている雰囲気だった。私達も１Rでもいいからレースを見てみたかった。

競馬場に来たタクシーをつかまえ、「Targetに行きたい。ここから一番近いところ」と言うと運転手さん「OK」と言う。 ほんの２・３分で到着（チップ込みUS$5）。競馬場のスタンドがすぐ近くに見える場所だった。道路を挟んで向かい側にはCostcoもある。店内に入り、子供の靴を買ったり、空気に触れると固まる粘土を買ったり、風船を買ったりしているとあっという間に時間が過ぎていく。 カードで払おうとしたらIDを求められたので、パスポートを出したら「買い物は楽しかった？」とレジのお姉さん。「Yes！」と言って、他の人よりは少ないが私たちにとっては大量の買い物袋を下げて店を出る。出入口付近のカスタマーセンターでタクシーを呼んでもらいホテルへ。ここのTargetの営業時間を見たら8:00-22:00だった。のんびりパッキングしてちょうどチェックアウト時間の12:00ちょっと前。15分毎のシャトルバスに乗って空港へ。

JALのチェックインカウンターの係員は日本人ぞろい。「○○様、3名様ですね。」から始まり懇切丁寧な案内。気分はすっかり日本の国内線。JAL025便はラスベガス発、ロサンゼルス経由成田行き。予定時間より早くロサンゼルスに到着し、遅延はなさそうだ。Yがマック、マックと言う。今回はマックに足を踏み入れていないのでマックのナゲットなどを購入して時間をつぶす。
日本食を売っている店もあるがそこでつれあいがビールとコーラを買おうとした時のこと。
つれあい：「One DietCoke, （and と続く予定）」
店の人：「ボトルでよろしいですか？」
つれあい：「・・・と、ビールください」
「なんか調子狂うよね〜、日本にいるみたい」
機内は、初めての全席パーソナルビデオ付き。機長と同じ眺めをずっと楽しむこともできる。食事のあとすぐYが寝てしまったので、私はゲーム・映画（こちらもどれを見るか迷う）と堪能。いつもはあと○時間か〜、などと思って過ごすのだが、全く退屈することなく成田着。ゲームは絵あわせのようなものもあり、Yはめくって楽しんでいた。映画も１つくらいアニメの子供用があればもっとよいのに、と思った。
例によってチャイルドミールはかわいく、軽食はなにやらランチボックス風の箱に入って出てきた。大人のよりおいしそう・・・。
子供グッズは往路と同じで1つ選ぶ。
ほぼ時間通りに到着し、家に帰宅したのは20:00ごろだった。