今回の航空券の発券は、往路がユナイテッドの無料航空券、復路が海外発券の航空券になります。予約方法は、「海外発券について」に書きましたので、ここでは端折ります。無料航空券は２月、海外発券分は７月（２月予約した分が条件変更でパーになったので）に予約しました。

さて、ホテルです。ユナイテッドのシンガポール行きは深夜着なので、そのまま移動するのは無理があるため、シンガポールに１泊します。翌朝、８時には、クアラルンプール行きの列車が出るので、ほんの７時間ほどの滞在になるホテルです。とにかく安いところを探しました。
候補は２つで、
Lion City Hotel　ライオンシティホテル：（APPLE）朝食つき\6,800（イーストコースト）
THE INN AT TEMPLE STREET　ザ イン アット テンプル ストリート：（JHC）朝食なし\5,800（チャイナタウン）
空港から近い、ライオンシティホテルを選択する。APPLEのHPから予約すると、すぐに現在問い合わせ中のメールが来る。さらに、翌日予約OKのメールが来て、2週間前までに支払うようにと書いてある。支払いはクレジットカードでOK。支払いが済むと１週間ほどでクーポンが送られてくる。

次に、最後の滞在先のバンコクのホテル。ここは、希望がはっきりしていて、部屋からチャオプラヤ川が見えるホテル。ペニンシュラ、オリエンタル、シャングリラなどがあるが、全室リバービューで、値段的にもお手ごろなロイヤルオーキッドシェラトンに決定。ここは、以前バンコクに行った時に（といっても10年ほど前）泊まったことがあり、日がな一日部屋の大きな窓から川を眺めていて飽きなかった記憶がある。それから、エレベーターで一緒になった白人の女の子が水着ではしゃいでいたのを見て、いつかまた来ることがあったら、プールに入ってのんびりも良いなあ・・・と思ったのだ。なぜこんな些細なことを覚えているのか自分でも不思議だが、その子がとても楽しそうだったからだろう。 シェラトンはOfficial HPから予約して$80＋TAX別で17.7%。他にも、エステがついたプランや、ホテルクーポン会社の朝食付などもあったが、今回は、最終日朝6時台の飛行機なので朝食は無駄になるため、素泊まりで2泊にした。
川を眺められるホテルで格安だったのは、The Royal River Hotel。APPLEで1泊朝食付税サ込みで\3,400。中心部からは少し遠い。

残るは、マレーシア内のホテル。ペナン島はガイドブックを見てすんなり、シャングリラ・ゴールデンサンズを選択。 お隣のシャングリラ・ラサ・サヤンよりカジュアルで安く、プールも広そうだし、施設は共用できるとのこと。さらに、ペナンの街中にあるもう1件のシャングリラへの無料シャトルが使えるらしいので便利だ。
ホテルクーポン会社でも\10,000を切る値段で出ているが、シャングリラホテルの日本事務所に、ユナイテッドの無料航空券についてきた半額券の値段をたずねると、シャングリラのゴールデンサークルの特典（夫婦2名の場合はシングル料金で2名のコンチネンタル朝食付）と併用できて、オーシャンビューがUS$64、デラックスオーシャンビューがUS$70とのこと（TAX15%別途）。オーシャンビューで2泊お願いする。

初めは、ペナンで3泊しようと思っていたが、現在マレー鉄道は、クアラルンプール->バタワース（ペナンの最寄り駅）が工事の関係で夜行1便しかなく、シンガポール発8:00->クアラルンプール着14:00台、クアラルンプール発20時台->バタワース着朝6時台という形になる。これだとクアラルンプールでウロウロ6時間もしたあげく夜行列車なので、とてもきつい。1泊クアラルンプールに泊まって翌日の夜行列車に乗ることにする。ペナンは2泊になってしまったが、高級ホテルに安く泊まれるというクアラルンプールでのんびりするのも悪くないか、と思う。
クアラルンプールの高級ホテルの中で一番気に入ったのはリージェント。繁華街のブキビンタンの中心にあり、プールが流線型でリゾート風、クアラルンプールでは老舗の方で、朝食つき350リンギット(\13,282)。その他では、最近開発されている地区でツインタワーに隣接しているマンダリンオリエンタル。ここは、シーズナルチョイスというパッケージが朝食と18時までのレイトチェックアウトつきでUS$109（シティビュー）〜だが満室で、予約可能なのはガーデンビューのUS$119(￥17,106)。プールは見晴らしがよさそう。最寄駅にも歩いていける。ブキビンタン地区徒歩10分ほどの場所のリッツカールトンも安く、朝食付で275リンギット（\10,436）、朝食とマッサージ1時間つきのスパパッケージで380リンギット（\14,421）。プールはちょっと狭そう。どこもよさそうで迷ったが、出発が20時で暑い場所ということも考えて、レイトチェックアウト込みのマンダリンオリエンタルが良いということになった。ただし、レイトチェックアウトは「空き状況により」なので確約ではない。他のホテルもレイトチェックアウトは1泊の50％分の支払いだが、確約の場合は1泊分を、と言われた。また、朝食は2名分ついているが、子供の分は6歳だと、大人の半額US$10程度を払ってくださいというのも、どのホテルも同じだった。

マレー鉄道の予約はどうしようか？と思う。今回利用する予定なのは
１．シンガポール->クアラルンプール（約6.5時間）
２．クアラルンプール->バタワース（約10時間）
３．バタワース->バンコク（約22時間）
の3区間だ。調べていて分かったのだが、マレー鉄道は、シンガポールとマレーシア内のみしか運行していない。だから、マレー鉄道でシンガポールからバンコクというのは不可能。一番長く乗る３の区間の大半はタイ国鉄。だから、マレー鉄道のHPでE-ticketで購入できるのは、タイのハジャイまでとなっている。マレーシア内の大きな駅では、バタワース−バンコクの切符が買えるらしい。
話が前後したが、マレー鉄道のHPには、E-ticketとメール予約という2種類の予約方法がある。E-ticketは、30日前から手続きでき、イコール購入で最後に出てくる画面をプリントアウトして持参すればそれが切符というもの。 窓口で切符と引き換えたりする必要もない。メール予約は予約番号をくれて○日前までに窓口で買うというものだ。予定が確定しているならE-ticketが便利だが、2002年の初めにシステムの不具合からエラーがでて請求だけ来るという問題があったようだ。手続きすれば払い戻されるようだが、なんとも不安なことだ。
実はマレー鉄道が走っている国々は鉄道よりもバスの方が一般的らしい。２のクアラルンプール−バタワースなど道路が良く、バスだと4時間でついてしまうらしい。しかも料金も鉄道よりも安いのだ。１・３の区間はバスの方が安いものの、所要時間は同じくらい。特に夜行になる３はバスで寝るのはつらいので、やはり列車の寝台車がいいと思う。１についても、ちょうど日曜日に移動するが、日曜日はシンガポールからジョホールバルへ行く道路は大混雑するそうだ。それに、シンガポール−ジョホールバル間の運行をマレー鉄道がやめるかもしれないと聞いて、今しか乗れないかも、と思う。
ところで、マレー鉄道の切符はシンガポール発だとシンガポールドル建て、マレーシア内の列車はマレーシアリンギット建てになる。この通貨は、シンガポールドルが66円、リンギットが30円と、2倍以上も価値が違うのに、クアラルンプール発シンガポール行は34リンギット、シンガポール発クアラルンプール行は、34シンガポールドルと数字は同じで通貨単位だけ変わる。早朝の移動だし、マレー鉄道の本数は少ないので、わざわざマレーシア内のジョホールバルで下車して買いなおす、またはバスでジョホールバルへ行くというのもタイムロス。そこで、E-ticketでジョホールバルークアラルンプールを買っておいて、シンガポール駅ではジョホールバルまでの切符を買ったらどうか？それなら同じ列車に乗って行けるのでは？と考えたが、結果は×。シンガポール−ジョホールバル間の１・２等の切符は売らないことになっているそうだ（でも、絶対ダメかというと違うようだが・・・）。3等（エコノミーとも言う）の切符は売るらしいが、これは、私たちが乗ろうと思っている8:00発の列車に連結されていない。また、ジョホールバルの次の駅までなら、売ってくれるらしいが、そこまでするのも面倒だ。結論は、「E-ticketでシンガポール−クアラルンプールを買う」。シンガポールの駅ではクレジットカードが使えないらしいので、E-ticketで買っておくのは、余計なシンガポールドルへの両替をしなくて済むので便利だと思ったのだ。
マレー鉄道のHPでは、E-ticketのところで、座席別の空き状況の確認ができる。出発前に時々見ていると、１の区間は残０ということはほとんどない。２の区間は、日にちによって、かなり少なくなる。寝台の下段がいいとか、希望がある場合は予約したほうが良さそう。・・・・ということで、夜行で混みそうな、クアラルンプール−バタワース間の19:50発TrainNo.8 EXPRESS LANGKAWIをE-ticketで購入した。E-ticketの購入時には全員のパスポート番号の入力が必要。１人1人、座席の場合は窓際か通路側、寝台の場合は上段か下段を選択して予約できる。 Print Optionは全員分を1枚に印刷するならGroupを選べばよい。座席番号（Slot）は機械的に振られてしまうので指定不可。寝台は上段が奇数で下段が偶数。上段1人下段2人で予約したら座席番号は1と2と4になった。座席番号（Slot）は、10分でロックが解除されるので、次の住所等の個人データの入力画面とその次のクレジットカード情報入力画面でモタモタしていると、Slots have already been released by the systemというエラーが出てしまう。そうなるともう一度最初からやり直しになる。実は私も1回このエラーを出してしまった。すぐに最初からやり直し、2度目で無事購入できた。最後に画面に出たチケットを印刷。印刷したチケットをよく確認してから、画面を終了する方がよい。E-ticketの最初の画面では子供のチケットは誕生日を入力しなさいとあるが、その欄が見当たらず、結局入力しなかった。料金はちゃんと子供になっていたようだ。まあ、本当に子供が乗るのだから検札でも問題ないとは思うが・・・。
シンガポール−クアラルンプール間の8:00発TrainNo.2 EXPRESS RAKYATは予約をしないまま直前になってしまい、乗車2日前の9:30（日本時間）ごろ、HPから予約しようとしたら、列車が一覧に出てこない。次の10:30発のEXPRESS TEBRAU（休日のみ運行？）は出てくる。その前の日（つまり3日前）の夕方は出てきたので（パスポートNOの控えを紛失して買うのを断念したのだ）、列車出発の48時間前を切るとE-ticketはダメらしい。空き座席は130ほどあるが、現地購入だと、シンガポールドルを多めに両替しなきゃ・・・ガックリ。
タイ国鉄のHPでも列車は指定できないが4日後までの空き状況の確認ができる。バタワース−バンコクを見ると、2等寝台は当日だと0になることが多い。また、週末金土は混むようだ。金曜日に見ると残0のことが多い。混むからといって、こちらはE-ticketで買えないので、前もって買いたい場合は現地の旅行会社に手数料を払って手配してもらうしかない。今回、私達は週末の利用ではないので、クアラルンプールで乗車の４日前に購入すれば大丈夫だろう（・・・と思いたい）。

出発1週間前を切って、マンダリン・オリエンタルの日本の予約事務所にシーズナルチョイスで一番安いシティビューの部屋の空きがないかを聞くと、空きがあったので、部屋をパークビュー（US$119）からシティビュー（US$109）に変更してもらう。予約確認書はFAXですぐ送ってくれた。ホテルへの直予約は、こういう変更自在なところが良い。

今回は8月のお盆の直後ということもあり、駐車場によっては夏休み料金を加算するので、民間駐車場はアラジン（9日間税込み\4,200）を使った。17:55発のUA881便でシンガポールに向かう。無料航空券でも座席指定できるので、窓際から3席をお願いした。第一ターミナルは飛行機の発着が見えるので、待ち時間を展望デッキに行ってみる。外なので暑い。飛行機がジャンジャン到着し出発していくのを見るのは飽きないが、Yは「暑い。戻る。」と汗だく。仕方なく15分ほどで引き上げる。出国後、プレイルームへ向かう。こちらはSONYのPlayStation2で遊べるプレイルームだ。小さい子用のおもちゃもあるがYは出来もしないゲームに挑戦。「む・・これはTVのCMで見たサルゲッチュとかいうのだな・・・」とは気づくがやったことがないのでサルを捕まえるのが大変。親子3人でワーワー言いながら楽しむ。 飛行機は時刻どおり出発。以前に来た子供向けのお絵かきセットは廃止されたのか、配られなかった。チャイルドミールは大人の食事の前にきちんと配られたがYは寝てしまって食べなかった。大人の機内食は鳥照り焼き丼風でおいしかった。映画は「I am Sam」初めて見たが、涙、涙・・・。機内誌にはなかったがスパイダーマンも上映。こちらも見てしまった。（ただスパイダーマンは日本語音声がなくて細かいところは理解していない・・・）。23:10頃（予定より30分も早く）シンガポール着。入国後、荷物を受け取る間に両替。税関もスタスタ通り、タクシーへ。ライオンシティホテルまでS$15。24:00には到着。朝食は7時からとのこと。8時のマレー鉄道に間に合うだろうか？お風呂にも入らず寝てしまった。
ライオンシティホテル606号室の部屋はこの値段にしてはとても広く、ソファセットと机とイスが別にある。ダブルルームにしたが、ベッドはシングルベッド×2の大きさ。TV、エアコン、湯沸しポット（コーヒー、紅茶付）、カラの冷蔵庫、ドライヤーつき。アメニティはシャンプー、バスフォーム、シャワーキャップ。

翌朝は6時半に起きて、荷物を持って部屋を出る。ベルデスクでタクシーの所要時間を聞いて荷物を預かってもらう。レストランに5分ほど前に行くと「どうぞ」と入れてくれる。まだビュッフェは準備中状態だが、この5分は貴重だ。ビュッフェはシリアルから目玉焼きまで種類もまあまあある。急いで食べて7:10チェックアウトしてタクシーに乗る。駅には7:25に着いた。切符の窓口は２つあり、1つにお客がいたがもう1つが空いていたのですぐ購入できた。出発地・到着地・希望の列車番号・日にち・座席の等級・人数を前もってメモに書いておいたので、見せるだけでOK（大人S$34子供S$21）。切符を手に入れ、さてマレーシアの入国手続きと思ったら、入り口が開いていない。マレー鉄道のシンガポールからマレーシアの出入国手続きは特殊で、シンガポール駅でマレーシアの入国手続き、出発後のウッドランズでシンガポールの出国手続きを行う。駅では、シンガポール出国をしていないので、マレーシアの入国スタンプは押されないとのことだ。7:30ゲートが開いてホームの途中にあるボックスへ向かう。そこで係りの人が番号を読み取らせながら白紙の出入国用紙を1つ1つのパスポートにはさんでくれる。詳細を書く前に入国手続き完了、なんとも不思議だ。列車に乗ってから、挟んである用紙に間違わないように記入した。
写真を撮ったりしていると定刻8時にEXPRESS RAKYAT、KL SENTRAL行きは音もなく出発。通路をはさんで4席の配置なので、窓際の席にマレー人のおばあさんが乗ってきた。荷物が大きくて上に上げるのをツレが手伝ってあげると、ニッコリして「どこまでいくの？」と聞いてきた。「クアラルンプール」と答える。おばあさん（名前さSarahさん）もクアラルンプールまでだそうでシンガポールにいる娘さん宅に１週間滞在して孫と遊んだ帰りだそうだ。 地元の人はバスを使うと聞いていたので「どうしてバスじゃないのか？」とたずねると「列車より安くて早いけど、運転が乱暴で嫌い」とのことだった。
30分もせずに、ウッドランズ駅に到着。みんな降りて手続き。貴重品は持っていくが、大きい荷物は置いておいて良い。パスポートに挟んで出したマレーシアの出入国カードは要らない、というしぐさでポンと戻された。シンガポールの出国カードを回収し、出国のスタンプが押される。トイレがあるので入る。揺れないトイレの方がよい。10分ほどでウッドランズ発。すぐにシンガポールとマレーシアの国境の橋に出る。天気が良いので海の眺めがよい。5分ほどでジョホールバル着。
KTMBのホームページから印刷した時刻表を見ていたが、ほぼ時刻どおりの運転だった。列車の側まで木が茂っていて時々枝が車両に当たる音がする。列車内の一角でサンドイッチや飲み物を売っているので、水を買いに行くと2リンギット（以下RM）と言われ、持っていないので１シンガポールドルを出したら（値段的には多いくらい）「もう1枚」と言われ、2倍の値段を払う羽目になった。500mlの水1本が130円也。
列車の旅に備えて、あやとりを持ってきた。Yが手にクルクル巻いた紐を取る手品風のあやとりをするとマレー人のおばあさんは喜んで見ている。Yに「教えてあげたら？」と言っておばあさんに教えてあげると、おばあさんも出来るようになって復習に余念がない。おばあさんは戦争時の（日本軍の？）教育でひらがなとカタカナが読めるそうで、Yのあやとりの本も熱心に眺めている。戦争の話をされるといつも胸が痛くなる。東南アジアでは胸の痛みを感じる場面がよくある。
12時過ぎ、空腹になり、先ほどの売店コーナーへ。サンドイッチや春雨の焼きそばのようなものやマフィンを買う。今度はリンギットの数字を半分にしたシンガポールドル（S$4）でよいと言う。さっきの水は売り子にボラれたのだろうか？
列車内はとにかく寒い。長袖長ズボンでも寒く、ウィンドブレーカーまで着たが寒い。マレー人のおばあさんも「Too cool」と言っている。時々、冷房されていないデッキへ出て暖を取る。デッキには喫煙用の引き出すイスがあるのでそこに座ってゆっくり景色を眺めたりした。私は車窓の景色をボーッと眺めているのが好きだが、子供と一緒だとそうもいかないのは残念。

14:30クアラルンプールセントラル（KL sentral）駅へ到着。おばあさんとは握手して分かれる。大きく近代的な駅で、案内には日本語もある。リンギットへの両替（レートはRM1=\31.3）とバタワース−バンコク間の寝台車の切符を購入する。窓口は4つほどあったが混んでいて結構待った。各窓口にクレジットカードのステッカーが貼ってあるのだが、立て札にクレジットカードが使える窓口はｘ番のみとある。念のため、そこが空くのを待つ。寝台は、下段の方が上段より安いので、子供料金で半額になるYを下段にしてメモを書いて申し込んだが、切符をみると子供が上段になっている。窓口の人に「子供を下段にして」と言うと「乗ってからチェンジすれば問題ない」と言う。「値段が高いのでは？」と聞くと窓口の人、もう一度打ち込んで「子供を下段にしても値段は同じ」という答え。寝台料金は大人も子供もないのだろうか？ちなみに大人下段はRM94.20、子供上段はRM66.50だった。
タクシーカウンターでホテル名を言ってチケットを買う。荷物の個数を聞かれRM10と言われた。荷物1つにつきRM1が加算されるようだ。マンダリンオリエンタルホテルはPUTRA-LRT（高架鉄道）でKLCC駅へ行けば歩いても行けるが、タクシー代もそんなに高くない場所なのでタクシーにした。

マンダリンオリエンタルは今回の旅行で一番お高いホテル。新しく開発されている地区のペトロナスツインタワーの隣にある。部屋はシティビューで真正面にKLタワーが見えた。ホテルの前の噴水が下に見えるので正面玄関側の部屋のようだ。部屋の広さはちょっと狭く感じる。こちらも、ダブルルームにしたが、ベッドはシングルベッド×2の大きさでライオンシティと同じ。エアコン、湯沸しポット（コーヒー、紅茶、日本茶、ジャスミンティー他付）、冷蔵庫、ドライヤー、セイフティボックスがあり、シャワーブースがバスタブと別にある。シャワーは可動式。アメニティはスリッパ、バスローブ、シャンプー、バスフォーム、シャワーキャップ、ソーイングセット、綿棒、爪やすり。他にリクエストすると持ってきますというアメニティが、バスソルト、歯ブラシ等ずらずら書いてある。TVではNHKが見られる。ウェルカムフルーツも置いてあり、無料で水が2本来る。
さっそく着替えて、プールへ。子供プールが大人プールの横にあり、まあまあ広く、奥には温水のジャグジー（ジャグジーは10歳以下不可と書いてあるが大人と一緒だと大目にみているようだ）もある。プールからは、公園や公園の噴水がよく見える。難点は足元が滑りやすいこと。濡れた足で歩くとツルツル滑る。小さな子供は転んで頭を打たないように注意が必要。夕方まで泳いで、隣のツインタワーの2階にあるフードコートで食事。ここは店が多く、回転寿司からマレー料理まである。Yはピザ、ツレは鳥のせご飯、私は揚げ魚、他に叉焼包と海老餃子を食べる。全部でRM31.58。上の階には、日本食レストランもたくさんあり、値段も安い。食後はオモチャ屋を見たり伊勢丹のスーパーを見たりする。静岡展をやっていて、イカ焼きやらなにやらを売っている。日本のデパートと全く変わらない。ショッピングセンターはエレベーターもあり、ベビーカーの人も見かけた。

伊勢丹のスーパーでは、ハギーズのリトルスイマー（水泳用紙おむつ）が10枚入りでRM26.9、ハギーズのパンツ型オムツが13〜17枚入り（サイズによって枚数が違う）RM32.3、ハギーズの紙おむつがSサイズの16枚入りでRM9.99だった。パンツ型紙おむつは海外であまり見なかったのだが「おお、やっぱりハギーズも出したか〜」と思ってしまった。翌日見たチャイナタウンのスーパーでは離乳食ガーバー瓶詰め113gがRM2.4だった。

朝、8時に起床。ホテルのレストランのビュッフェの朝食がついている。ビュッフェの品数は多く、目の前で作ってくれるのもオムレツ、ナン、焼きそばといろいろあり目移りする。フロントでレイトチェックアウトを申し出ると今日は16時までとのこと。18時までだったら、目いっぱいプールで遊んで、チェックアウトして、食事して駅へ行けば19:50発のバタワース行きにちょうど良いと思っていたが、ちょっと早めに午後のプールは切り上げないとならないようだ。残念。
今日はクアラルンプールで唯一の観光としてヒンドゥ教の寺院があるバトゥ洞窟（Batu Caves）へ行く。タクシーでセントラルマーケットまで移動（RM9）。ここの、バンコクバンク前から出ている11Dのバスで45分ほどで着くとガイドブックにある。しかし、バスが多くて地球の歩き方のバス停の地図を見てもよく分からない。バス会社の人らしきおじさんにガイドブックを見せながらたずねると、１つ向こうの通りから11Dに乗れと言われる。バンコクバンク前ではないが、11Dのバスを発見し飛び乗る。英語で値段を言ってくれるのでなんとか2人分RM3.2を払う。バスはJalan Tuanku Abdul Rahman通りからJalan Ipoh通りへ入る。Jalan Tuanku Abdul Rahman通りのそごうの前のバス停に止まるのでこちらで乗るほうがセントラルマーケットより分かりやすいかもしれない。 遠くに崖のようなものが見えてくる。だんだん近づいてきたな、と思うと大きな交差点に差しかかり運転手さんがバスを止めて「バトゥケーヴ」と言って降ろしてくれた。30分で着いてしまった。バトゥ洞窟は入場無料。入り口にはサルがたくさんいる。トイレに行くと、RM0.2取られた。マレー式のトイレにYは戸惑ったようだが和式トイレと思えば平気だ。紙をトイレに捨てないことだけは言い聞かせておいた（流すのが大変だし、その後も詰まったりすると厄介なので）。階段はかなり急勾配の斜面にあり、200段以上ある。上りきるといい眺め。山の上に洞窟があってところどころで空から光が差し込んでいるなんて、神秘的なものを感じて寺院にしたのもよく分かる気がする。1時間ほど見て（有料の博物館はパス）帰路に。さて、バス停がわからない。大きな交差点のクアラルンプールへの道側に歩いていくとダンロップの看板の店の前に人が５・６人待っている。待っている人に「バス？」と聞くとうなずいたので一緒に待つ。11Dでないバスが来た。みんな乗るので、運転手に「セントラルマーケット？」と聞いて「乗れ」という仕草をしたので乗り込む。料金は行きと同じRM3.2だが細かいのがなくRM3.5支払う。おつりはない。11Dと同じ道路を通ってセントラルマーケットへ到着。
ついでにセントラルマーケットへ入ってみるが、まだ開いてない店も多いので通り過ぎるだけになった。チャイナタウンを通ってLRTの駅を目指す。途中の露天商に「千と千尋の神隠し」のDVDがあったので、「何語？」と聞くと「Japanese Language」という。「いくら？」「フォーティー」RM40・・・は1200円。見られないリスクを考えると高い。買うのはやめる。チャイナタウンにあるスーパーマーケットをのぞいたり、市場を通ったりして駅へ着く。このあたりの道は、歩道が高く、幅もせまかったりで、ベビーカーなんかは無理そうだ。かなり暑くなってきた。
高架鉄道のLRTは、6歳まで無料だそうだ。おつりが出るので自販機で買った。（1人RM1.4）。しかし入場してみてよくよく数えると出てきたおつりがRM0.5少なかった。15円のことなのでいちいち戻らなかったが、ちょっと悔しい。LRTは頻繁に来る。先頭車両に乗ると前がながめられるが、真っ暗なトンネルに突入しKLCCまでずっとトンネルだった。
ちょうどお昼なので、ツインタワーで食事。昨日と同じ2階のフードコートへ行く。Yは昨日と同じピザ、ツレはFish&chips、私はチャーハンを卵でつつんだオムライス風のものにして全部でRM25.9。ホテルへ戻り、Yとツレはプールへ。私は荷造り。15時プールから上がり、入浴してチェックアウト。荷物はベルデスクへ預け、隣の公園へ。プールから公園の奥に色とりどりの屋根が見えて気になっていたのだが行ってみると子供用の遊具がたくさん置いてあり、ブランコ・滑り台、ハンモック（硬くて痛い）などでしばらく遊ぶ。汗だくになってきたので涼しいツインタワー内へ。4階のフードコートに行ってYが飲みたがっていた椰子の実ジュースを飲む。Yひとくち飲んで「もういらない」。私は結構好きなので中の白い実までスプーンでほじって食べた。
CD店で「千と千尋の神隠し」のDVDを売っているのをまた見つける。値段はRM14.x（端数忘れた）で、さっきのもフォーティーン（14）だったのだろうか？と思う。でもフォーティー？と聞きなおしたのだが。ここのDVDは英語と中国語らしく、買っても無駄なのでパス。夕食はあまりお腹が空いていないので伊勢丹のスーパーのおにぎりや惣菜と焼きたてパンを買って食べることにした。噴水のそばに座って食事。

18:30荷物をもらいにホテルへ戻って、LRTでKL sentral駅へ。切符は今度は窓口で買う。前回もそうすればよかった。（1人RM1.4）。KL sentral駅では一番上にホームがあるので下に降りるとKTMB（マレー鉄道）のホームがある。電光掲示板にホームのNOが出ている。が、私たちが乗るEXPRESS LANGKAWIのホームの入り口はまだ開いていないようで、たくさん人が待っている。「30分前に開くらしい」とツレが聞いてくる。シンガポール駅でもそうだった。マレー鉄道では30分前を目安に駅に行けばいいようだ。入り口が開いてから駅のキレイなトイレに行き、列車に乗る。座席はすでに寝台になっている。E-ticketでの番号は車両K1座席1･2･4だったので扉を入ってすぐのボックス。下段に大きな窓（カーテン付）、上段に細めの窓（カーテンなし）がついている。上下段のベッドの広さの差はあまりないようだ。乗ってから「ドーン」という衝撃。「なんだ、なんだ？」外に出てみると、機関車の連結をしている。ホームに下りて作業を眺める。
19:50発予定だが、19:58分列車が動き出す。列車が動き出すとすぐ車掌の検札がある。KTMBのホームページで購入したE-ticketだが、すんなり検札終了。買うときにパスポート番号を打ち込むが、パスポートは見なかった。
車窓から遠くのツインタワーにお別れ。夜行列車で星が見えるかな？と期待していたが曇り空で星はなし。Yは、はじめ上段に1人で寝ると言っていたが危険なので却下。結局ツレにくっついて下段で就寝。私も下段に寝る。窓のカーテンは開けて寝転がってボーッと外を眺めながらいつの間にか寝てしまった。時々トイレに行く人がいると自動扉の開く音で（すぐ横なので）目が覚める。気になる人は、若い番号の寝台ではないほうがいいだろう。E-ticketでは選べないが現地の窓口では希望を言えるらしい。列車内は一晩中蛍光灯がついていてカーテンを閉めても明るいので、明るいと眠れない人はアイマスクが必要かもしれない。シーツしか掛けるものがなく、手持ちの衣服を着込むが寒く、丸まって寝た。Yとツレはお互いが湯たんぽ状態で暖かかったようだが。 バタワースが終点ではないので携帯の目覚まし機能を仕掛けておいたが、5時ごろからスピーカーで音楽がかかり起こされた。こうしてみると、下段はほぼ埋まっているが、上段は空きがいくつかあったようだ。
6:04分の予定より少し早くバタワース着。終点ではないが、30分ほど停車するのであわてて降りなくてもよい。この列車は、タイのHAT YAI（到着11:15）まで行くようだ。

まだ外は真っ暗。 駅から屋根つきの渡り廊下を通ってバスターミナルを通り過ぎてフェリー乗り場へ。フェリー代は1人RM0.6でYは無料。フェリーがつき、乗り込む。15分ほどで対岸のペナン島へ着く。途中で反対側へ行くフェリーとすれ違ったので早朝でも15分間隔くらいでは運行しているようだ。観光客よりも地元の人が多い気がする。 フェリーから降りて人についていくと大通りにでる。バスが何台かいて、ここがバス停らしい。ホテルのあるバツーフェリンギ（Batu Ferringhi）までバスで行くつもりだ。ガイドブックによると、TransitLinkの202番かHinBusの93番かミニバスの31Aに乗れと書いてある。やってきたバスが9?番（?は読み取り不可能）だったので「バツーフェリンギ？ゴールデンサンズ？」と聞くと「乗れ」という仕草。93番だったらしい。ハッキリ言ってボロだ。金額を聞くと手を振るので「タダ？」と思ったら、運転が一段落してから呼ばれ2名でRM3.4を支払う。徐々に明るくなってくる。場所がわからないので地図とにらめっこしながら乗っていたが、ゴールデンサンズの前に着いたら運転手さんが降ろしてくれた。バス停はゴールデンサンズの入り口のまん前。ラササヤンのこげ茶色の屋根のマレー建築を通り過ぎてすぐだ。ちなみにTransitLink202番の方がバスがキレイそうに見えた。

朝早いがチェックインOKだった。部屋は404号室のシービュー。ちょうど半円のような形をした真ん中くらい。1KingBedで指定しておいたが、このベッドがクイーンサイズ×2（シングル×3）くらいのサイズで大きい。エアコン、TV（NHKが見られる）、セイフティボックス、湯沸しポット（コーヒー・紅茶・緑茶）、ドライヤーがあり、アメニティはスリッパ、シャンプー、バスフォーム、歯ブラシ、綿棒、シャワーキャップ、爪やすり、洗剤などがついている。シャワーは可動式シャワーだった。水が2本毎日届く。面白いのがセイフティボックスで、「これはセイフティボックスではありません。室内の盗難は責任を持ちません。貴重品はフロントのセイフティボックスへ・・・」ということが書いてある。どこから見ても暗証式の金庫でセイフティボックスと呼ぶものなのだが・・・。客室のつくりを見ると隣のベランダから簡単に進入できそうなので、外出時窓の鍵をきちんと閉めないと危なそうだ。きっと室内での盗難事件でもあったのだろう。パスポートや航空券や使わない現金・カードをまとめフロントのセイフティボックスへ預ける。あとは、セイフティボックスではない暗証番号の金庫を利用する。
コムタ（KOMTAR）横のシャングリラとのシャトルバスは、行きが10:00、12:00、14:30、16:30、18:30、帰りが11:00、13:00、15:30、17:30、19:30の5往復。3つのシャングリラ内では施設の相互利用とルームチャージが可能だ。
ベランダには、洗濯物を干せるように、よく台所で布きん干しにつかうような設備がある。水着や下着なんかには十分だ。しかし、まわりの部屋のベランダを見渡すとアジアらしく、ベランダの手すりにまで洗濯物が干してあり、「うーん、欧米では見られない光景・・・」と思う。まあ、ホテルが「美観を損ねる」と文句を言わないなら、洗濯物が一番乾く方法だし、私が文句をいうようなことではない。

シャングリラ・ゴールデンサンズでは、シャングリラのゴールデンサークルのメンバーはコンチネンタルブレックファストを無料で提供してもらえるが、今朝は到着日でついていないので、レストランでビュッフェの朝食をとる。（1人RM42・Yは無料）種類も多く（カレーからざるそばや味噌汁まである）たらふく食べる。焼きたてのナンに薄いカレーをつけて食べると美味しい。
大物の洗濯物は乾きそうも無いので、ポロシャツとTシャツをランドリーサービスに出す。9:00までに出すと、夜できてくるらしい。2枚でRM13。
まだ朝早いし涼しいのでケーブルカーに乗りに行こうかと思ったが、シャトルバスの1便めが10時なのと、そこからもバスを乗り換えるなど意外と不便なのでやめる。時間があれば、ペナンヒルと寺院めぐりの半日ツアーがRM35くらいであったので、これが便利そう。
Yの希望をくんでプールへ。さすがにリゾートホテルだけありプールが複数ありY希望のウォータースライダーもある。初めは怖がっていたが1度やると目が回るのでは？と思うくらいぐるぐるウォータースライダーをやり続けている。プールサイドから海に行くと乗馬の誘いやパラセイリングの誘いが次々やってきてウルサイ。「チョットカンガエテネ」などと日本語で言う。断るとそんなにしつこくはないのでまだよいのだが。彼らはホテルの敷地には入れない。プールサイドには全身真っ黒で目だけ見えるアラブ人女性がたくさんいる。彼女たちはプールには入らず、夫と子供がプールに入っているのを座って眺めている。ゴールデンサンズのプールサイドは日陰があまりない。子供プールは海のようにだんだん深くなるところもあるので赤ちゃんでも入れるし、３Mの水深の所もあるので泳ぎたい人にもよい。水温が高いので外が涼しめでも入ってしまえば平気。午後、日が出てくるととたんに暑くなって「南の島」という感じになった。
お昼はプールサイドでハンバーガーやホットドックを注文（全部でRM50）。宗教がいろいろなせいか、ハンバーガーも鳥肉、牛肉、など肉別に用意されている。
プールのスライダーのところでケンカが発生。外人の子供どうしだが、ひっぱたいたりしている。ツレによると「スライダーの順番を抜かしたとかでもめてて、さらに間をあけないで滑ってきたから危ないとかでケンカになった」とのこと。スライダーの下へ泳いでいった子（本当はいけないのだが）の所にちょうど滑ってきたりで「危ない！」と思う時もあったし、Yが滑って着水したら次の子がもう滑ってきて「危ない！」ということもあった。ライフガードはいないので親が見ていないと最悪怪我をする。現に、滑ってきた子の足の爪があたり、顔から血を流している子もいたそうだ。スライダーのところには英語や日本語で「頭から滑らない」「間をあけて滑る」等々の注意書きがあるのだが、英語がしゃべれない子も沢山いる。
スライダーのところで「エラワンちゃんとエラファルちゃん」姉妹がYに興味を持って話しかけてきた。Y、「マイネームイズY」と言っている。二人はあまり英語が話せないようで「何歳？」と聞くと「アラビアン」と言って首をふる。アラビア語以外はしゃべれないらしい。彫りの深いかわいい顔をしているが、Yと一緒に写真を撮ろう、と言うと「NO」と言って顔を隠す。お母さんも真っ黒衣装なので、宗教的にまずいのかもと思い、Yと一緒の写真はあきらめた。2人も子供のうちは水着でプールに入れるがそのうち黒い洋服を着て顔をかくさないといけないのだろう。

プールを切り上げ、16:30のシャトルに乗って、ジョージタウンのシャングリラへ。50分ほどかかった。シャングリラの3Fからコムタに行く連絡路がある。SUPER KOMTARで、夜行列車に備えてバスタオルを購入（RM8）。Yが水着を気に入り購入（RM29.9）。スーパーで現地のカップメンとコーラより一般的な飲み物というサーシ（SARSI）を購入してみる。屋台街とあるほうに歩いていって少し見学。おいしそうだ。シャングリラに戻るが、予約してあるバスの時間 19:30）まで30分ほどあったので、隣のKOMTARの展望台に行くことにした。エレベータはあっという間に58Fへ。58Fの入り口で1人RM5を払う。Yは無料。全方向がガラス張りで、ペナン大橋が遠くに見える。今日行こうか迷ったケーブルカーはあの辺だろうか？と楽しむ。１周回ってエレベータに乗って戻る。10分前だったがバスが来ていたので乗り込む。日が日本より長く、19:30でもまだ明るい。

20:20ゴールデンサンズに戻ると夜になっていて、露店がすごい数だ。部屋に戻って荷物を置いて、さっそく露店を見に出かける。またもや千と千尋のDVDを発見。日本語だという。RM8（\240）と言うので購入した。見た目はちゃんとしているが、本当に、見られるのだろうか？ちなみにリージョンコードはALL。（リージョンコードが違うと再生できない。日本のリージョンコードは２、マレーシアやタイは３、北アメリカは１。）
さらに歩いていくと屋台村のような所を発見。大盛況だ。ここで夕食に決め、何がいいか見て歩くが目移り。私はペナン名物ホッケンプロウンミー（海老のダシのラーメン）にする。Yはワンタンミー（ワンタンメン）とスイカジュース。ツレは鳥のサテ（焼き鳥）とビールと肉まん。全部でRM25。混んでいる店では「席はどこ？」と聞かれて出来ると持ってきてくれる。代金は持って来た時に払うが、おつりが必要な額だとなかなかお釣りがかえってこなかったりする。（サテのお釣りは帰りに店まで取りに行った）料理はどれも美味しかった。ジュース屋さんの前のテーブルだったが、いろいろなフルーツのジュースをその場で作っているので見ていて楽しかった。スイカのジュースは氷抜きにしたので生ぬるかったが・・・。
帰り道、露店を見ながら帰る。バティック（レーヨンはRM8.5〜コットンはRM25〜）、Tシャツ、シルバーのアクセサリー、アロマグッズ、オモチャと、いろいろなものがある。「いくら？」と聞いて「いらない」と帰ろうとすると、値段がどんどん下がるが、コットンのバティックだけは値段が下がらなかった。この日は何も買わなかったが、見るだけでも楽しかった。露店を見て歩くのにはベビーカーでは大変かもしれない。狭い歩道に露店がでて、人も沢山だし、1人がやっと通れるくらいのところもあるからだ。でも、ベビーカーで同じ屋台村で食事をしているファミリーを見たので、不可能ではないのかも。コムタの中とかショッピングセンター内ならベビーカーも大丈夫そう。
入浴し22時就寝。

朝起きて、8時に頼んでおいたルームサービスの朝食を食べる。会員特典のコンチネンタルブレックファストはルームサービスOKなのがうれしい。また、オーダー用紙も会員用のがあり、一般用のコンチネンタルブレックファストと少し違う。例えば一般用はジュースかフルーツでオレンジ・スイカetc.から選ぶのだが、会員用はジュース・フルーツが別々に選べて両方届くといった具合。会員用の朝食はコンチネンタルブレックファストのほかにヘルシーブレックファスト（シリアル中心）とおかゆの朝食の３種類から選べるようになっている。昨日食べたビュッフェと比べるとさびしいが、1人分でジュースと一皿のフルーツ、ペストリー3個とトースト1枚、ジャム、コーヒーか紅茶がくるので（2人分なのでこの2倍）、3人で食べてもお腹はいっぱいでパンを残した。シャングリラのゴールデンサークルの会員になるのは無料だし、ホテルに直接予約でなくても食事の特典は受けられるのでおすすめだ。

食後、隣のラササヤンのプールを目指して歩いていると、太極拳レッスンをやっている。加わって始めるとプールに行きたいYはふくれっつらだ。初めはラジオ体操風だがだんだん太極拳らしい動きになりそれなりに楽しい。英語なので細かいことは分からないが、同じポーズをまねてやるだけなのでOK。1時間のレッスンを終わりラササヤンへ。こちらは木陰が多くてよい。タオルもゴールデンサンズの何号室と言って借りられるので持っていく必要はない。プールサイドで座っていたら、ラササヤンのポロシャツを着たフットマッサージの人が来たのでルームチャージできるか聞いてお願いする。１時間RM48。マッサージの人は、ラササヤンのプールサイドを何人も歩いている。マッサージ師さんに、「黒い服の人はどこの国の人？」と聞いたらアラビア半島から来ているという。「サウジアラビア？UAE？」と聞くと「あの辺のいろいろな国から」とのこと。「今、彼らの国は暑いから避暑にきている」と言うので笑ってしまった。そうか、砂漠から来るとペナンは涼しいんだ・・・。でも、今年に限っては日本から来ても避暑になるかも。日本よりは暑くない感じだ。
ゴールデンサンズのプールに戻り、Yはウォータースライダーを楽しんでいる。お昼前エラワンちゃんたちが「バイバイ」と手をふってお部屋に戻っていったので 「もう、帰っちゃったのかな・・・」とYは気にしている。

お昼は部屋でカップメンと今朝のパンの残りを食べる。（なぜ私たちはすぐ貧乏旅行者の行動になってしまうのか・・・トホホ）SARSIが冷えたので飲んだが、すごい味だ。湿布薬を飲んでいるような味とニオイ。だめだ。全部飲めず捨てる。
昼食後、昼寝タイム。Yはプールに行きたいとゴネていたが昼寝後もプールに入ると約束して眠らせる。Yは寝てしまうと、やはり疲れたのか、なかなか目覚めず15:30まで寝ていた。まだまだ暑いのでラササヤンの奥のスライダーのあるプールへ行く。ラササヤンのプールのウォータースライダーはツリーハウスのようになった木から滑るとても雰囲気のよいスライダーだ。着地するプールも広い。Y気に入ってどんどん滑るがこちらにもヤンチャな子がたくさんいて、浮き輪に乗って滑ったり立ったまま滑ろうとしたりして通りかかった係員に笛で注意されている。ラササヤンは木陰が多いので見ている親の方も楽だ。子供用のミニゴルフもあってチャレンジ。ゴールデンサンズのウォータースライダーではマリーナちゃんという活発な5歳の女の子がYをリードして遊んでくれていた。この子はサウジアラビアから来たようだが英語が話せた。18時、日も傾いてきたのでプールからあがる。今日も近場の露店を、昨日より遠くまで見に行こうと思う。19時ごろ出かけるがまだ明るく店は準備中が多い。歩いてホリディインまで行き、戻って来る。シーフードマーケットの生け簀を見学したりして、どこでご飯をたべようか相談。戻りながら露店を見て歩いていたら戻ってきてしまい、結局昨日と同じ屋台村で食事をすることになった。Yはスパゲティミートソース、私は少し辛味を入れたホッケンプロウンミー、連れはビールにチキンカツ、海老焼きと焼きそばも食べてRM36.5。
明日の12時のシャトルバスを予約して（シャトルバスは予約制でいっぱいだと乗れない）、入浴し就寝。

今日がペナン最後の日。今日の14:20の列車でバンコクへ向かう。昨日と同じルームサービスの朝食（今日は食パンがなくてペストリー６個だけだった）を食べて、Yとツレはプールへ。私は荷造りをしてからプールへ行った。エラワンちゃんたちには会えなかったようでYはがっかりしている。マリーナちゃんには会えたが、親がどこかに連れて行ってしまった模様。
入浴してチェックアウトして12時のバスに乗る。今回は30分ほどで到着。KOMTARのスーパーで明日の朝用のパンと列車の友のお菓子を購入。水やジュースも持ちこむ。シャングリラでトイレに行き、フェリーターミナルまでのタクシーの相場（RM6）を聞いてタクシーを呼んでもらう。（といっても向かい側に止まっているタクシーを手招きするだけだが）運転手さんに「To Butterworth Ferry Terminal」と言ったらバタワースまでと思ったようでRM40という。ひともめしてフェリーターミナルまでRM6ということで出発。フェリーターミナルがいくつかあるのできちんと言わないと間違ってはマズイと思ったのだが。 13:40ごろ発のフェリーに乗り込み、何とか列車に間に合う気配。フェリーはいくつも行き来していて約5分間隔くらいで運転しているようだ。

13:55バタワース駅に着く。IE36バンコク（Bangkok）行きの列車は3両のみで、ホームにいたので乗り込む。車両は13で座席番号は25、26、28だ。なんと昼間だと2名で座るイスが1名用になっているので広々。座席の下に大きな荷物も置ける。14:18バタワース出発。17:40に国境駅のパダン・プサール(Padang Besar)に着く。ここでマレーシアの出国とタイの入国の手続き。マレーシアの出国については、入国スタンプがないためもめる事がある（密入国扱い）とガイドブックにあったが、何も聞かれず終了。ホッ。手続き時、遅い係管の所に並んでしまいハラハラするが、席に戻っても一向に動かず、出発したのは18:34だった。マレーシアは日本の1時間遅れだが、タイは2時間遅れでマレーシアとタイの時差が1時間ある。タイに入ると夕食メニューを持って来る。写真入りなの指差せばOKだ。トムヤムクム、チャーハン、魚のすり身揚げ、鳥照り焼きのせご飯を頼む（230B）。 19:20（マレーシア時間）、ハジャイ（HAT YAI）着。列車をたくさん連結した模様。物売りが駅で乗ってきて、20Bで落花生やバナナなどを売っている。昔タイに行ったときに1枚だけ残っていた20Bを出して落花生を買ってみる。ゆでたてなのかほんのり温かくて、日本の炒った落花生とは少し違う味がした。
20時前、頼んだご飯が来て（座席には大きなテーブルがセットできる）食事。久しぶりのトムヤムクム。ツレはレモングラスがきらいだが、私は大好きだ。おいしい〜、でも、から〜い。水を飲みながら食べる。魚のすり身揚げもかなり辛い。支払いは食器を下げる時だが、注文したとき「US Doller、OK？」と言ったら「OK」といったはずなのに、230B（1バーツ3円くらい）に対し、多めの７ドルを渡したら、お札を裏表ながめ、「？」という感じ。チョット聞いてくるという感じで持っていって、そのままだった。お釣りが来るかと思っていたのだが。まあ、いいか。給仕した女性はあまり英語が通じないのだ。

21:00（タイ時間20時）前には車掌さんが来て寝台をセット。手際よく上段下段と作っていく。作業中に写真を撮ったらビックリしていた。下段は2名が座れる座席分のベッドの広さだが、上段は1.5名分くらいの広さになるので狭くなる。また上段には窓がない。ツレがクアラルンプール−バタワース間でYと寝て「狭くて体を横にしていたから疲れた。眠れなかった。次はお前が一緒に寝る番だぞ」と言っていたが、この広さならYと2人で寝ても楽々だ。ツレは悔しがっている。こちらは大きなタオルケットがついているので2つ折にして掛けたら全然寒くない。朝までYとグッスリ眠る。ちなみに、お隣の冷房なし2等寝台は、座席自体も冷房車ほど広くなく、寝台の上下段の差はなさそうだった。冷房無しでも扇風機が回っていて、私が夕方見たときは暑くて我慢できないという感じではなかった。

6:45（タイ時間5:45）、「ホアヒン」と声がする。ホアヒンで降りる人を起こしているのだろうか？ロイヤルホアヒンと言われているビーチのある場所の駅だ。時刻表を見ると、列車はほぼ遅れなく進んでいるようだ。朝ごはんは昨日買っておいたパン・シャングリラでもらったウェルカムフルーツの残り。車掌さんの所でお湯を分けてくれるので紅茶やコーヒーがあれば熱い飲み物も作れる。私たちの寝台の上段に寝ていた中国系のおじさんは、熱々のおかゆをかき込んでいる。食べた発泡スチロールの入れ物はドリンクホルダーの上にポン、と捨てる。ちなみにタオルケットが入っていたビニールも自分の座席の向かいの座席（つまり私たちの席）の下にポイ、と捨てる。さらに鼻をかんだティッシュもドリンクホルダーにねじ込む。仲間の寝台がイスに変わると捨てるだけ捨てて行ってしまった・・・。

寝台を座席に戻すのは希望すればすぐやってくれる。ふと、コンタクトを落としたことに気づき、自分たちの丸めたシーツを広げ1つ1つ探していたら、車掌さんがやってきて一緒に探してくれる。すぐに「コレ？」と見つけてくれて、目の良さに驚く。とにかくなくさずに済んで感謝感謝。

食後、ヒマなので食堂車まで探検に行く。5両ほど先にあった。途中、やたら寒い2等寝台車もあったので、私たちは、寒くなくて、運が良かったのかもしれない。食堂車のメニューは昨日持ってきた夕食メニューと同じものだった。紅茶を2つ頼む。2つで30Bに対し、手持ちの小額のリンギット紙幣を出すと、これは通用するようでバーツのお釣りが（少なめだが）返ってきた。マレーシアのリンギットを残しておくべきだった。 マレー鉄道もそうだったが、トイレはあまり汚くない。古さから来る汚れはあるが、こまめに掃除をしているようで、衛生的に汚い状態にはなっていない。

となりの座席の中国系らしいおじさん（ポイポイおじさんではない人）がYを手招きして飴をくれた。乗ったときからチラチラこちらを見てはYに微笑んでいたが、Yがもらいに行くと「オナマエハナンデスカ？」とカタコトの日本語でたずねている。東南アジアでは思わぬ人が日本語を理解するので、ウッカリ日本語で悪口を言ったりすると通じてしまうので要注意。

予定の11:10に対し11:30バンコク着。バンコクのそばに来てから、駅でない場所で止まることが多かったので遅れたがそれまではほぼ定刻運行だった。正確に運転しているので感心する。（まるで作家の宮脇俊三さんみたい？） 私たちの車両は13で一番後ろだったのだが、駅のホームで歩きながら見ていると数字順に1まであった。食堂車や貨物車は番号がない。バンコクのフォアランポーン駅は立派さやキレイさはクアラルンプール駅に及ばないが、とても活気があるところが良い。

まずは駅でバーツへの両替、と思ったら、両替所が2階に1ヶ所しかなくて席を外している。平日昼間なので駅の側に銀行は・・・？と思って外に出てみたが見当たらないので、待つことにした。バーツを全く持っていないのだ。15分ほどで、窓口の人が帰ってきた。レートは、\1=34.71B（1B=\2.88）。メータータクシーに乗りロイヤルオーキッドシェラトンへ。直線距離で１KMもないが一方通行も多いのでどこを走っているのか分からなくなるほどだ。50B弱で到着。バンコクは暑い。12:30にはチェックイン。部屋は1810号室で、オリエンタルやシャングリラが見える側だ。反対側だと王宮とかタイ建築が見えるのだが、残念。ダブルルームでベッドのサイズはシングル×2の大きさ。TV（NHKが見られる）、エアコン、ドライヤー、冷蔵庫、ミニバー、湯沸かし器（コーヒー・紅茶付）、バスローブ、スリッパ、セイフティボックスがあり、アメニティはシャンプー、リンス、バスフォーム、モイスチャー、綿棒、爪ヤスリ、ソーイングセット。無料の水が2本。
お昼を食べようということになる。ホテル内のジョルジオというイタリアンレストランはビュッフェでロブスターもある、とガイドブックを読んだツレが決定。ロブスターは目立たないがシーフードの中にちょっと入っていた。パスタは麺もソースも選べるので楽しい。ケーキもおいしいしアイスクリームやシャーベットもある。大人2人（Y無料）で、1,388B。物価から高いと思うのだが結構ビジネスマンがランチに利用しているようでスーツ姿の人が多かった。
満腹になって部屋に戻り、プールへ。ガーデンプール･テラスプールともに１F（日本の2F）にある。ガーデンプール側に子供プールがあるのでそちらへ。日本人のカップルもいる。プールの水が冷たい。外は暑いのだが少し入ったらYの唇が紫に。ジャグジーもあるがこれはプールから水がボコボコ出ているだけなので冷たいのは同じだ。深いところは大人でも足がつかない。

15時ごろプールから上がり、外出する。ホテル横の水上バス（チャオプラヤエクスプレス）乗り場から、BTSの駅のサパーンタクシン(Sapan Taksin)の所まで乗る（1人10B）。BTSでサイアム（saiam）まで、1人25B（子供料金は大人と同じ）。マーブンクロンセンター（MARBOON KRONG）までブラブラ歩く（すごく暑い）。マーブンクロンセンターは原宿と秋葉原が一緒になったような所とガイドブックにある。洋服の店やアクセサリーの店がところ狭しと並んでいてとても全部は見られない広さだ。3階あたりでマッサージとエステが数件並んでいる場所があり、同じ店で、ツレはフットマッサージ（60分300B）、私はフェイシャルエステ（60分200B）をやってもらう。Yはツレの横でフットマッサージを見学。
食事は、Yの希望でグランドフロア（日本の1階）のマクドナルドへ。セット１つとビッグマックとチキンバーガー2つで186B。
グランドフロアにはラーメン屋や日本食のうどんやたこ焼きまで出す店もあった。スーパーもあり、翌朝の朝食のパンと飲み物を買った。
いろいろな乗り物に乗ろうということで、トゥクトゥクで帰ることにした。駅−ホテルのタクシーの相場から、予算を100Bと決め、交渉。初め150Bと言っていたが、100BでOK。バイクタクシーよりもスピードを出すので怖かった〜。排気ガスまみれになるので混んでいる道では利用したくない乗り物だ。20時前にはホテルに着き、入浴して就寝。

翌朝、7時起床。朝食はパンとハムと果物と紅茶。今日は、この旅行の実質最終日だ。 今日は、バンコク初めてのYのため、定番の寺院観光に行く。ホテル横の水上バス乗り場から、チャオプラヤエクスプレス（大人1人8B・Y無料）にのり、王宮・エメラルド寺院を目指す。入り口で服装チェックがあるが、前はOKだったはずの膝丈のキュロットが×で腰巻スカートを借りることに。これは無料だが、服装NGの人が沢山いると時間がかかりそうなので、長スカートかズボンが良いようだ。サンダルは、後ろにもひもがあるものはOK。下駄タイプで前しかないのは×で靴を借りることになる。
入場料は200BだがYは無料。どうやら、タイ？では120cmというのが大人と子供の分かれ目らしい。背丈を見るための120cmの目盛をときどき見かける。ピカピカの寺院をざーっつと見て、ワットポーへ。トゥクトゥクがいいとYが言うので20Bでトゥクトゥクに乗る。水上バス1つ分なのに、100Bとか50Bとか言うから観光名所は困るが、高い値段を言われたら、「他をあたろう」という感じで歩き始めると、値段がこちらの言い値に下がる。言い値が相手から見て許せる金額の場合だが。私達の場合は、水上バスで2人で16Bだから、出せるのは20Bという風に考えた。
ワットポーでは巨大な寝大仏を見る。小さな大仏に20Bで金箔を買って貼るのをやりたかったが「くだらん」とツレに却下されてしまった。ワットポーの中ではタイ式マッサージをやっているので、一番奥のマッサージ処へ行く。30分150B、60分250B、足裏マッサージ45分250B。Yがいるので30分お願いする。足が重点になるが、座って肩を回しポキポキいわせるのまでやってくれる。足が軽くなった。マッサージ師がたくさんいる。Yはツレにくっついて写真を撮ったりしていたらしい。
ワットアルン（暁の寺院）は上まで登れなくなったと聞いたのと、乗り換えが必要なのでパスして、水上から写真撮影して見学は終了にする。 暑くなってきた。ワットポーから土日しかやっていないチャトウチャックのウィークエンドマーケットに行くつもりでトゥクトゥクかタクシーを拾おうとしたら、「ウィークエンドマーケットは昨日の雨で冠水したので、午後からだ」と言われる。確かに昨日遠くで雷が鳴っているのは聞こえたのだが、怪しい。「他へ行くか」というようなことを言い出している。これはよくガイドブックに出ている観光名所が休みだと行って店に連れて行き、ぼったくるという手口そのままでは？ツレと相談し、本当に午後からなら今行っても無駄なので、暑いし、水上バスでホテルへ戻りプールにでも入ろう、ということになる。船を待つ間、Yが「おさかな！」というので見てみると、水面がピカピカ光るように小さな魚が呼吸しに上がってきては潜っていく。子供というのは本当にこういうのをよく見つけるので感心する。お昼まで1時間ほどホテルのプールに入った。

午後になったのでウィークエンドマーケットへ行くことにする。 その前にお昼を食べるため、徒歩でBTSの駅へ向かう。地図では1kmもない距離だが、結構時間がかかる。路上にも屋台があったがいまひとつ衛生的でないのでパス。駅のそばまで行くと、ロビンソンというショッピングセンターがあり、そこでお昼を食べることにした。マクドナルドなんかもあったが、MKというファミリーレストラン風のタイスキのお店へ入る。メニューには日本語もあり便利。タイスキの具を5種類と点心をいくつか食べて212B。MKはsaiamあたりでも見かけたのでチェーン店らしい。
BTSをsaiamで乗り換えて終点まで行く（1人40B、子供料金は大人と同じ）と、ウィークエンドマーケットの最寄駅チャトウチャック（chatuchak)だ。 駅についてしまえば人についていけばマーケットに着く。また、駅に着く直前、左手に長屋の屋根のようなものがたくさん見える。 近場から市場の中に入る。ツレは珍しい動物がいるか楽しみにしているようだ。動物や、アロマグッズを見てヘトヘトに。多分3分の1も見なかったと思うが、暑さでグッタリして、帰路に。なんとかお土産は調達。あとはタイのビールをお土産に買って帰ることにした。 BTSに乗っていたら少し雨が降ってきた。この旅行初めての雨。船を待っているころ、雨が激しくなったが、船がホテルに着いた時にはほとんど止んでいた。

明日の、出国税分500B×3を両替しようと思ったがホテル前とリバーシティ前に何ヶ所か両替所があり、レートを見比べて両替した。キャッシュのレートは\1=34.53B（1B=\2.89）。駅での両替の方が若干レートが良かった。
今回、クレジットカード利用の決済レートは2.9〜2.8だったので、クレジットカードでも現金でもレートはほぼ同じと考えてよいようだ。今回私がクレジットカードを利用した、ホテル、ジムトンプソン、ロビンソンデパートではクレジットカード利用でも手数料は取らなかったが、手数料を要求されるような場合は、その分が高くつくことになる。

Yの希望で再びプールへ。曇っているし、雨が降った後で、過ごしやすくなっているのでプールは寒い。30分ほどで切り上げる。
夕食は中華にしようというツレの希望でシーロムのシルバーパレスレストランへ。大人だけなら歩いても行けるがYもいるのでメータータクシーを使う。 メーター（47.xxくらい）より少し多めの50Bを払う。シルバーレストランは高級そうな店構えで店の前にメニュー（値段表）が無かったが、旅行最後の夜ご飯ということで「美味しいものを食べよう」と中へ入る。北京ダック・ふかひれスープ（カップ）・エビチリ・チャーハンなどいかにも日本人というオーダーをしてしまった。北京ダック（600B）以外はそんなに高くない。エビチリは大きなエビでビックリ。北京ダックは、皮をそいだ後、身も調理方法を聞いて出してくれるので、ボリュームがある。結局皮の半分とフライにしてもらった身が食べきれず、お土産に包んでもらい持ち帰る。どれも美味しかったが、値段もそれなりで、2055B。JCBの優待10%引きが受けられる店だと知らずそのまま払ってしまった。（涙）
帰り際おみやげにするビールを調達するためスーパーを探していたら、道端で子象に遭遇。エサを20Bで売っていて餌付け商売用の象らしい。Y、怖がりながら象にエサをあげる。子象といっても大きいので突進してくると怖い。象は触ると、ごわごわの毛が生えていて気持ちのいい手触りとは言えない。私が10年以上前にタイに来たときも道端で子象に遭遇してビックリしたなあ、と思い出す。
ロビンソンへ。下着売り場のセールに引っかかり、ワコールの下着を格安で購入。セール品でなくても日本の3分の1くらいの値段だと思う。旅行者キャンペーンとかでセール品をさらに5%OFFにしてくれた。
地下の食品売り場で、ビール7種類を2個づつ購入。だいたい1本20Bくらい。日本への持込の免税は350ml缶で1人6本位とツレが計算。
Yの希望でまたトゥクトゥクで帰ることにした。初め150Bと言われビックリするが私達の言い値は50B。立ち去ろうとすると50Bにしてくれた。
ホテルに戻り、荷造りして就寝。ビールは缶が弱そうなので機内持ち込みとした。チャオプラヤ川を船が行きかうのを見て、もうこの夜景も最後と思うとさびしい。

6:00発NW002便なので3時に起床。チェックアウトして、ホテル前にいるメータータクシーに乗る。タクシーの空港までの所要時間は45分くらいとホテルの人に聞いていた。 タクシーに乗るとメーターは動いているが、「空港までは、400B」と言い出す。「メーターを使って」とツレが言う。すると、タクシー運転手「メーターはバンコク市内だけのものだ」と言い出す。「うそつけ。空港にだってメータータクシーいるわい」と思う。 「メーターがダメなら他のタクシーに乗るから止まって」と私がいうと「OK、OK・・・」と引き下がる。 「高速はいいか？40Bだ」と運転手。ツレが「OK」という。30分で空港に着いてしまった。メーターは210Bくらい。運転手は「帰りはカラで帰らないと・・・」などと同情を誘うようなことをブツブツ言っている。高速代40Bをプラスして、多めの300Bを渡して「ノーチェンジ」と言うと、サッと降りてきて、ツレのスーツケース降ろし（といっても小さいの1つだけしか持っていないのだが・・・）を手伝い始めた。現金な奴・・・。

預け荷物のセキュリティチェックを受けた後、NWのチェックインカウンターに並んでいると、係り員が回ってきて航空券のチェックをしている。 あらかじめ指定しておいた座席の搭乗券を受け取って、出国税500Bを払い出国手続きをする。出国後、人目の少ないイスに座り、昨日持ち帰りにした北京ダックを食べて朝ごはん。食べてしまわないと日本に持ち込めないし。
空港内には、乗り継ぎのためかイスの上で体を伸ばして寝ている人もたくさんいる。
Y念願のマニキュアのテスターを見つけ幾つか塗ってあげる。これでYは上機嫌。
ゲート近くへ行く前に、X線の持ち込み荷物チェックがあった。さらにゲートで飛行機に乗る前に荷物とボディチェックがあり、こちらのほうは、私達はチェックされなかったが、人によっては荷物を出して調べられたり、台の上に乗らされて、体の側に探知機を当てられてポケットの物まで出して・・・というチェック。ゲート前は大混雑だ。NW002便は成田経由でロサンゼルスまで行く飛行機だから、厳しいのだろうか？
時間通り飛行機は出発。飛行時間は5時間半。
NWは子供用のおもちゃは出てこない。Yは飛行機が飛ぶとすぐに寝てしまった。頼んでおいたチャイルドミールの朝食が出たがパス。 なんと、機内の映画がまた「I am Sam」だった。またもや涙、涙。起きたYも一緒に見ている。 映画のあと、Yには、ロールパンのサンドイッチ2個、大人には大きなコッペパンにハムとチーズをはさんだ軽食が出る。
14時、予定より早く成田着。駐車場のお迎えバスがすでにいたので、待ち時間なし（以前、30分くらい送迎バスが来なかったことがある）。17時前に帰宅できた。