やはり季節外れなので、つれあいは土日と有給休暇１日の３日間で行くことにしたようだ。私は、やはり、４日くらいはいたい。ちょうどJALのスーパー前売悟空の２・３月分が売り出しになっている。２月の平日なら\23,000、週末なら\29,000。つれあいは金曜出発で日曜帰りで予約して\29,000。私と子供は金曜出発の月曜帰りで\26,000。日程が違うので、インターネットで別々に予約し、往路は３席続きで座席指定（予約時にインターネットの画面で選択）した。
前回の教訓から、子供も大人に数えて予約するのは間違わなかったが、今回はインターネット購入でエラー。JALのフリーダイヤルに電話するとインターネットサポートデスクを案内され、聞いてみると、子供の年齢を入力したので、運賃計算がエラーになっているそうだ。ではどうすれば？とたずねると、「お子さんの年齢は入れないでください」とのこと。次回はそうしよう・・・。
YがPICのウォータースライダー目当てで行くので、今回もホテルはPIC。PIC東京にメールで料金をたずねた。すると、リピーター料金がスーペリアで$150／JAL悟空利用者の料金が＄145／ちなみにラックレート（通常料金）は$205。（全てTAX10%別途加算） ２月は９月よりもホテル料金が高い時期のようで、ホテルクーポンも軒並み\17,000〜\22,000（税込み）くらい。 今回はPIC直でJAL悟空料金で予約することにした。PIC直予約だと空港送迎も無料でしてもらえるのでその分のお金がかからない。 PIC東京へ飛行機の便名を伝えて送迎をお願いし、部屋もプールビューをリクエストしておいた。（あくまでリクエストで確約ではない）
予約後、急激な円安になり、$1=\125くらいで計算していたのに、\135台へ・・・。 こんなことなら、ホテルクーポン＋ホテル-空港間タクシー利用の方が安くついたかも？？？
しかし、為替の変動ばかりはどうしようもない。２月の旅行後に円高になることを祈りつつ(ホテル代は現地でクレジットカード支払いなので）過ごす。

2/22（金）。成田発10:00のJO947便にのるべく、家を5:25に出て、JRとスカイライナーを乗り継いだ。
今回は帰りが別々なので車より電車にしようということになったのだ。久々にスカイライナーに乗った。 日暮里駅の京成のホームでお弁当を買おうと思ったが、のりまきやおにぎりが売っている程度。Yはおにぎりが好きなのでまあよしとする。 7:30ごろ空港へ到着。 普通は座席指定しているので1時間半前のチェックインでよいのだが、手荷物検査が厳しいと困るな、と思って早めに到着するようにした。
預け荷物のチェックを受け（開けない）、チェックインして、本屋で文庫を買い、出国審査へ。手荷物は通常の検査（X線？）のみで一部の人が開けて調べられているだけだった。モノレールに乗ってかなり早く（1時間半前）にゲートに到着。ちょうど隣がキッズスペースだったので、遊ばせる。 時間がありすぎるので、ビデオの短めのやつからYに選ばせ、ビデオを見せることにした。Yはバンビ（60分強）を選ぶ。箱をカウンターに持っていくと中身を出してくれてセットするのも全部係りの人がやってくれる。バンビを見るのは初めてなので私も一緒に鑑賞。
ビデオが終わると出発15分くらい前になっていた。隣のゲートに行き飛行機へ。飛行機に乗る直前に長机があり荷物を開けて検査をしている。そっちに近寄っていくと、こちらへ、という手振りで飛行機の方へ誘導された。この旅行中、何度か荷物検査をやっていたが、私たちは１度も調べられなかった。「１人の人とか大人だけだと調べられているね」とツレが言う。
DC-10で座席は、2-5-2という並び方。真ん中の5のうち通路から3つを指定してある。座席はビジネスクラスの数列後ろくらいでかなり前の方だった。離陸は10:30頃。

機内では子供のおもちゃをもらい、ドリンクサービス・食事サービスと進んだ。11時ちょっと過ぎ頃だったと思うが食事をしていたら 機長が突然アナウンスを始めた。
「この飛行機は電気系統の故障があり、サイパンへの飛行を継続することは不可能と判断しました」 「これから成田空港へ引き返します」 「お客様には飛行機を乗り換えてサイパンへ出発していただきます」 「成田までの飛行には支障ありません」 というようなことを淡々と述べる。
「えーッ」
ツレと顔を見合わせるが周りの人たちはなんら動揺している風に見えないし、客室乗務員の人たちは ニコニコしながら「コーヒーはいかがですか？」などと言って通り過ぎる。今聞いたこととギャップがありすぎる。
私は、動揺して、待っていたのに、コーヒーをもらい損ねた。 サイパンへの２時間半の飛行は続行不可能で成田へはOKなのか？？？と不安にもなる。 1時間以上かかって引き返し、12:15頃、成田着。
Y 「もうサイパン？」
私「ううん、成田に戻ってきたの」
Y 「なんで戻るのよお〜」（子供は正直だ・・・）
飛行機がゲートに横付けされたくらいの時、機長からアナウンス。
「サイパン行きの飛行機の出発時間は19:30です」 「皆様にはホテルのお部屋と食事をご用意いたしました」 「お急ぎのところ誠に申し訳ございません」
「19:30！！！！」
さすがに、みんなざわめく。 私たちも２時間くらいの乗り換え時間で出発できるとばかり思っていたのだが。

ここからは全く未知の体験で、結構楽しんでしまった。
飛行機を降りると「TRANSIT CARD」という札を人数分もらい、 「JO947便御利用のお客様へ」というA4の紙を配られる。これからの予定？が書いてあった。
なになに、これから出国の取り消し、税関で（買った人だけ）免税品を預ける、成田東急ホテルへの送迎、15:00〜17:00バイキング方式の食事、17:50ホテル発となるようだ。飛行機が引き返している間にホテルの手配やらこの紙の作成やらをやっていたのね。早業・・・。
空港内では、要所要所にJAL職員らしき人がいて「こちらへ」と案内する。
中年カップルが「これ（飛行機）、キャンセルしたいんだけど」と職員に言っている。職員は応じるような答えだ。
通常は入国審査を受ける場所で、JAL職員らしき人に「JO947のお客様はこちらへ・・・・」と誘導され パスポートの出国スタンプに「VOID」というハンコを押される。 免税品は無いのでそのまま税関通過。免税品がある人はなにやら書類に記入し品物を渡し引換券をもらうようだ。 到着ロビーに出る。JO947は到着便の欄にのっていて「旅客降機」と表示されている。 紙に書いてある番号のバス乗り場へ向かう。東急ホテルの２台目のバスへ乗る。次のバスも来ている。 寒い。コートをかばんに押し込んで預けるか迷ったが、手荷物にしておいてよかったと思う。
DC-10は何人乗りか知らないが、300人くらいはいるのでは？こんなにすぐにたくさん部屋を用意できるなんて東急ホテル大丈夫？と余計なお世話の心配。ホテルへ入るとフロントの横のスペースに長机が並び、「全員分お名前だけ記入をお願いします」と言われ ３枚記入。引き換えに鍵と食事券を受け取る。「3名なので、ちょっと広めのツインにしました」とのこと。 PICに送迎を頼んでいるので「都内へ電話をかけたいんですが」というと「3分以内ならJALで負担します」とのこと。
ここで、「あれ？カメラがない」と気づく。どうやらバスの中に置き忘れたらしい。JAL職員は大忙しなので ホテルのベルデスクの人に「さっきのバスにカメラを忘れました」と伝える。バスはとっくにお迎えに出発しているので、部屋番号を伝えて部屋へ。
部屋で一息ついたのは13時過ぎ。 PIC東京へ電話すると「当日、到着時間を聞いてからお迎えに行きますので大丈夫ですよ。大変ですねー。お気をつけて。」と言われた。 ベルデスクから連絡がありカメラがあったとのこと。取りに行きがてらホテル内を探検。今送迎バスで着いて手続き中の人もたくさんいる。私たちは前の方の席で早く降りられて得したようだ。
地下では結婚式の最中。 室内プールがあるが、水着は預け荷物に入っていて手元にないので断念。Yは残念がる。 売店で入浴剤（登別の湯）を買って「温泉にしようね」と、「サイパンは〜？」とグレかかるYをなだめる。 フィギュアの決勝を見たり、１時間ほど昼寝をしたりして、16時にレストランへ。席が少なく、外で少し待つ。バイキングのはずが、メニューは1種類。サラダ・スープ・鳥料理の温野菜添え・ごはんを盛り付けてくれるだけの バイキングだった。コーヒーと紅茶はおかわり自由だが、パンかごはんかも選べないなんて。「これは、機内食と同じだね」「あったかいだけましだけどね」とツレと話す。 食後、約束の温泉をつくり、入浴してチェックアウト。混むのが分かっているので少し早めの17:30にロビーへ降りた。 17:45頃来た１台目のバスに乗るが、15分くらいカンヅメで動かない。バスはどんどん到着し、どんどん乗り込んでホテルのロータリーがバスであふれた。
空港へ着くとJAL職員が先導してJO947専用のカウンターへ。６ヶ所開いていてチェックイン手続き。前の搭乗券を渡して新しい搭乗券と引き換えになる。今度は窓際3席と言われた。どうやらDC-10ではないらしい。密かに、「こんなに待たせるなんて飛行機のやりくりが出来なくて同じ飛行機を慌てて修理しているんじゃ・・・」と思っていたので、ちょっとホッ。
出国を再度してゲートへ。今度はモノレールに乗らない手前のゲートだ。ちゃんとリゾッチャ塗装のジャンボジェットが待っていた。 ゲートでは、ジュースとデニッシュジャムパンが配布される。 おじさんが「厚揚げか？」と冗談を言っているのを聞いて大笑い。確かにパンは厚揚げそっくり。お腹いっぱいなので明日の朝ごはん用にカバンへ。 ゲートの向こうでは客室乗務員のミーティング中。 その間にも放送があり「機内へのご案内は19:25〜30分頃になります。出発はお客様が全員搭乗されたらすぐに出発します」とのこと。 うーん。なんだかズルズル遅れそう・・・。
結局離陸は20:00。思ったよりは早かった。 客室に放送する人が見える席だったので観察しながら放送を聞いていると 「本日の機長は・・・」で詰まり別の人が「タ・ナ・カ」と教える。「JAL、あ、JALways9・・・・」と便名も詰まる。行き先も詰まる。大丈夫か〜？？？
説明によると、この飛行機は札幌から国内線のを持ってきたので時間がかかったとのこと。また、前回の飛行機は補助フラップが故障したとのこと。 「フラップといえば、離着陸の時に欠かせないものだよね、本当は成田への着陸は危なかったんじゃ・・・」とツレと話す。 ビジネスクラスに乗っていた人たちもエコノミーにされ乗ってからもめていたようだ。国内線でもスーパーシートがあるのでは？と思うが 「この飛行機は国内線用なのでビジネスクラスの座席がありません」と説明していた。 まあ、普通、納得しないだろうから何か金銭的に補償があるのだろう（・・・と推測）。 この飛行機には270人乗っているとのこと。 客室乗務員は「（飛行機が）遅れてごめんね」と子供に謝りながらチャイルドミールをおいていった。 Yは子供用のおもちゃと機内食の入れ物を片道で２個づつGETした。 機内食のメニューはほとんど同じだった。同じ食事を１日２回出されても・・・仕方ないが、ゲンナリ。

サイパン到着15分前と言われたが、まだ税関申告書を配っていない。「ください」と要求し、足の上でせっせと書く。 他の人も貰っていないよなあ・・・と思う。
24:00（日本時間は23:00）サイパン着。 入国審査は窓口が２つほどしかなくて大行列。 係員が私たちをアメリカ人の窓口に呼んでくれる。大人だけのグループがついてきて並ぼうとすると「ダメ」と言われる。あとから子供連れが並ぶと、子連れはOKのようで 私たちの後処理されていた。こういう時子連れは優遇される。まあ、Yもすっかり寝付いて軟体動物の荷物と化していたので、入国審査官がかわいそうに思ったのだろう。
外に出るとPICのドライバーが迎えに来ていた。他に2組のお客が出てくるのを待つ。PICに着いたのは24:30。部屋はプール側だった。ホテルに着くと目を覚ましたYだが、「明日から遊べるからね」となだめて就寝。

2/23（土）。朝８時頃起床。良い天気だ。朝ごはんは昨日の厚揚げ（デニッシュジャムパン）と機内食で出てきたフルーツデニッシュ（お腹いっぱいで残して持ってきた）。PICにはコーヒーメーカーがあり、コーヒー・紅茶・緑茶があるので、簡単な朝食はOK。狭めのベランダのイスで食べる。「この厚揚げは意外とおいしい」とつれあいが言っている。
９時になり、プールには音楽がかかる。私たちも着替えて日焼け止めを塗って出かける。 Yは初めてのつれあいをえらそうに案内する。子供の浅いプールにあったカニの滑り台は撤去されてしまったのか、無い。Yは結構好きだったのだが。とりあえず流れるプールとウォタースライダー。ウォータースライダーはツレとYがやると着水で沈んでしまうので、Yは「お母さんとがいい」と言出だす。げげっ、またウォータースライダー攻めか。流れるプールに行くと９月の時にYに良く話しかけてきてくれたJOONさんがライフガードのお仕事中。お互いに気づいて「おおーっ」と感動の（？）再会。最初サングラスで分からなかったYだが、サングラスをはずした顔をみて思い出したよう。「久しぶりに会ったからキスして」と言われるが首をふって断っている。失礼なやっちゃ。
流れながら、Y、「小さいサングラスかけた人もいたよね・・・」とつぶやく。「それ、DENNISのことでしょ？」と私。「うん、そうだ、デニス、いないね」「写真があったからきっとそのうち会うよ」クラブメイツの写真は卓球台のあるところの壁に名前付きで出ている。チェックしたら、キッズクラブでYが好きになったキム先生はいなくなってしまったようだったが、JOONとDENNISは写真があったのだ。
ツレはシュノーケルが結構好きなので、海に行ってシュノーケル。パンももらう。Yもちゃんと覚えていて上手にシュノーケルを始めた。私と手をつないでいれば足のつかないところでも平気だ。パンをこわごわ投げては眺めている。ツレは水中使い捨てカメラを持ってドンドン遠くまで行ってしまった。Yが「あがる」といったので上がって浜で待っていると、「種類は少ないけど、一杯いるね。遠くに行っても数も種類も変わらなかった」と言いながら戻ってきた。
シュノーケルを借りるところで、修学旅行で１日会員でやってきたらしい男子高校生のグループがカヤックを借りていた。日本語を英語風に発音しながらも何とか通じ、楽しそうにワイワイやっているので、見ていて楽しい。
つれあいは明日帰国してしまうので、フロント横のマンダラスパの受付で今日の夜のマンダラスパを予約。22:00から90分のトロピカルエスケイプにした。説明によると、60分のマッサージと30分のフェイシャルで、マッサージは４種からフェイシャルは２種から選べる。私は、指圧とクレンジングを選択した。値段は$99。「10分前にここに来て」と言われる。実はSPA利用は初めて。サイパンなら日本語も多少通じるし初チャレンジには最適と思ったのだ。ドキドキ、ワクワク。
昼食前、コンシェルジュデスクへ行って、リピーターズプログラムのカードを出し、ドリンクチケット１枚とクーポン$20を受け取る。Yが「Yはここのミートソース」と言うのでGallayで食事。大人はピザのＬサイズにした。貰ったばかりのチケットを全部使い、残金約$7と$3のチップをルームチャージにする。PIC内はお財布不要なので楽ちんだ。
昼食後もプールで遊ぶ。朝から時々スコールが来て5分ほどでカラリと晴れたりする。スコールが来ると寒い。 ジャグジーで時々温まるが余計寒くなる。
14:00ごろ、やはりスコールで寒くなってきたので部屋へ戻る。お風呂で温まり、お出かけ。Yは「デューティーフリーショッパーズでマニキュア買ってね」とツレに前々から言っていて、「１つだけだよ」と約束させていたので、やっとその時がきて大喜び。無料送迎バスでDFSへ。
Yの好きなANNA SUIのマニキュアの場所へ到着。指に１つ１つ違う色を塗ってと言う。どう見ても変だが本人は「かわいい〜」と満足。試して「緑かゴールド」と希望の色が決まる。見ると見本はあるが売り物がない。店員さんに聞いたら「売り切れ」。残念。「もしかしたら空港にあるかもよ」となだめる。DFSをサーッと見て、時間が5時を回った。ツレは「ステーキ。絶対、ステーキ。」とYのマニキュアのように来る前から言っていた。「俺なんて、飛行機、遅れたから一泊二日みたいなもんなんだぞ」と言って自分の思い通りにすると意思表示。「おにぎり・・・・」と言うYに、「１つ買ってあげるから。ホテルで食べなさい。」と説得。サンロケにあるトニーローマに行ってみたかったが遠いのであきらめ、ガラパン地区で探すことに。適当な店がなければカントリーハウスでいいよね、と歩いていると呼び込みにあう。カントリーハウスの裏手あたりのCOCOレストラン。「炭焼だって」「行ってみるか」と即決。店内に入ると炭焼のにおいの残りがなんともおいしそうないいにおい。私はステーキとロブスター$42、ツレはステーキとシュリンプ$37。＋$2でサラダバー＆パンかライスがつく。Yの分は「シェアします」と言うと、「これ、サービス」と小さい子供皿にコーンなどの野菜を載せたのと、カップスープをYへ持ってきてくれる。ステーキはフィレなのでやわらかくておいしいしロブスターもエビもおいしかった。
大満足で外に出ると結構激しい雨。上着をカサ代わりにして急いでハファダイショッピングセンターへ。明日のパンや水、お土産を調達する。ツレもスーパーを見るのは結構好きなのでのんびりと見て歩く。ラメ入りのマニキュアを発見し、Yと相談して１つ買うことになり、ツレは「安く済んだ」と喜ぶ。 $5台と安いのでYのシュノーケル（フィン無し）も購入した。PIC内では不要だが、他のところで使うこともあるだろう。
DFSからの送迎バスでホテルへ戻る。20時少し前だったのでマンダラスパで予約を早く出来ないかを聞くが、一番早くて21:30とのことで、その時間にしてもらう。部屋で少しウダウダした後（Yはおにぎりまで食べた）、21:00からのショーを見に行く。今日のショーはBeachでBeach Gameとのこと。ビーチバレーのコートに子供たちを集め始めたので、「Yも行ってやっておいで」と言っても、Yは「やらない」と言う。そのうち泣きべそになってきたので見学も断念して部屋へ戻る。人見知りが激しくて、時々、困ったやつだ。

SPAの時間になる。受付へ行くと支払い（ルームチャージ）をして、受付の人と一緒にSPAへ。先に支払うとは知らなかった。PICでは、お金を持ち歩く習慣をなくしているので、「チップどうしよう」と思う。受付の人に尋ねると「ノープロブレム」と言う。うーん、困った。１Fのエレベータのそばの3部屋がSPAになっている。ドアのところで、SPAの係りの人に引き渡され「Hello」と挨拶して中へ入る。客室をSPAに転用した形なので、バスルームで浴衣のようなものに着替えてと言われる。着替えるとベッドにうつぶせになり指圧が始まる。顔を出す穴の下に花が活けてあって、いいにおいがする。指圧が35分ほどで終わりフェイシャルへ。気持ちよくてグーグー寝てしまう。22:00少し前「終わりです」といわれる。着替えて、時間の配分についてたずねると、45分ずつとのこと。受付の人の間違いか？あまり時間配分にはこだわっていなかったので「I see」と言ったがこだわる人は最初に確認する方がいいかもしれない。「今お金がないので、部屋から持ってくる。待ってて」というようなことを言って部屋へ戻り、$10のチップを渡す。すでに、ツレと娘はグーグー寝ていた。

2/24（日）。雲があるがいい天気。早くもツレの帰る日が来た。朝食は昨日買ってきたパン。
朝、コンシェルジュデスクへ行って、「１名帰るので送迎してもらえるか？」と聞くと、快くOK。飛行機は15:50なので、帰る人のリストを見て、14:30の送迎の人たちと一緒にということになった。（他にも14:15・14:20など結構分刻みに送迎の予約が見えた）
帰りの時間が決まり、安心してプールへ。「ロッククライミングをやってみたら？」と言って、ツレにロッククライミングをやらせる。一番端の一番簡単な面を登り始めた。私は９月にやってここはクリアしているので見物。途中でヒューッと落っこちてきて（命綱があるので安全だが）なんとリタイア。「下を見たら怖くなった」「手をすりむいた」と情けないことを言っている。
Ｙ「ママは上でチリンチリンって鳴らしたよね」
私「そうだよね。ママすごいでしょ」ツレのおかげで、ちょっと株をあげた。
その後、ツレはボディボードにもチャレンジ。私とＹは上で見物。「あんたもやる？」と聞かれたが、コンタクトを入れていたのでパスした。
ボディボード横のウォータースライダー出口のライフガードに、Ｙが探していたデニスを発見。「Oh、パパ？」と言ってツレとあいさつしている。「デニスいたね〜」とＹ喜ぶ。
次はカヤック。この日は波がけっこう立っていて、カヤックの上から海の中の魚がまで見えるという状態ではなかった。残念。カヤックの上からボーッと海の中の魚を見ているの、気に入っていたのだが。
プールサイドへ戻り、ツレとYが遊んでいる間、イスで寝転がって昼寝。子供と2人だとこういうことは出来ない。
昼すぎ、プールからあがり入浴。昼食をどうしようか？と考える。 「ビュッフェのマゼランは？今日はサンデーブランチだよ。普段の昼よりは高いけど、きっと豪華だよ」と提案するが、あまりビュッフェが好きでないツレは乗り気ではない。じゃ、とりあえず行って値段を見ようということになる。大人$25、子供$12.5（普段は$20と$10）。今日のメニューとして、冷麺・北京ダック・ローストビーフ・寿司なんていうのが書いてある。「ま、一回くらいは入ってみたら？」と言うとツレも「そうだね」ということになり、マゼランに決定。
Ｙはスパゲティミートソースやふりかけご飯をたくさん食べ、ツレは飲み放題のシャンパンやビール、料理も一通り食べ「まあ、こんなもんかな・・・」（一応満足したらしい）などと言っている。私はバナナを焼いて砂糖を焦がしたデザートがおいしくておかわりした。 食事の後、ツレはＹとつきあって卓球をする。時間になってベルデスクへ行くと、白人客が乗ったミニバス（？）が既にいて、そこに乗る。白人客の1人が遅れているらしく、待つ間、横で手を振ったりしていると、車の中では「あれはお前の家族か？」というような会話をしている様子。全員そろって出発する時には、車の中の全員が私とＹに手をふってくれた。Ｙはホテルのロータリーの角までトコトコ行って「バイバーイ！！」と手を振る。車が見えなくなるまで見送るかと思いきや、車が目の前を通り過ぎると、すぐに「さ、ママ、お着替えしてプール行こう！」とホテルの方へ走っていく。薄情な奴だ。
その後、プールで16:00頃まで泳ぎ、入浴。いつものようにお出かけ前にタオルを返しに行くとビンゴをやっていた。「やろうか？」というと 「いい。早くお買い物に行く方がいい。」とＹ。「でも今回は貝のネックレスもらっていないでしょ？もらえるかもよ？」と言ってみるが、もう貝のネックレスへの興味は薄れたらしく「いいのっ」と言う。9月の時はあれほど集めていたのになあ・・・。
お昼にたらふく食べて食欲があまりないのと、Ｙの「今日はおにぎりね」攻撃にやられて、本日の夜ご飯はＹはおにぎり、私は焼きそばが食べたくなってUFO（日本製で$2.99もする！）を購入。DFSでは、「もう来ないからね。見たいところはもうない？」と言ってYにつきあう。ワーナーブラザーズストアの、TVゲームはお気に入りで、何度も行きたがる。この日はライバル（同じくTVゲームをやりたい子）がいなくて遊び放題だったが、2歳くらいの子が来たので譲ってやっと帰ることに。ホッ。
ホテルへ戻り食事。その後、ショーを見に行く。今日はダンスのショーらしい。最後YMCAのところで日本人のクラブメイツのケイコさんが「踊ろうよ」とＹを誘いに来るが、やはり「イヤ」と言って出て行かない。最後、出演者と写真を撮れる時には、あまり知らないクラブメイツの人に抱っこされてもニコニコしていたのは、ちょっと進歩か・・・。

2/25（月）。最終日。昨日と同じようにコンシェルジュデスクへ行くと、送迎はいつでもOKと言われた。時間は子供と一緒の分、昨日より少し早めの14:20でお願いすることにした。午前中、プールで遊ぶが、ウォータースライダー攻めにあいヘトヘト。Ｙとデニスと写真を撮りたいねと言っていたのに、昨日の午後から会えなかったデニスを発見。「Ｙ、デニスつかまえてて。ママ、カメラとって来るね」と言ってプールサイドに取りに行って戻ると、2人がもうポーズを取っている。「？」と思いながら写真を撮り、Ｙに聞いてみると、 「デニスに『あれ（ウォールクライミング）やる？』って聞かれたから『いや』って言った。『何してるの？』って聞かれたから『デニスと写真撮るんだ〜』って言ったら『ＯＫ』って言ったよ。」「日本語で聞いたの？」「うん」どうやら、デニスはＹの日本語を理解したようだ・・・。
11時ちょっと過ぎにプールから上がり、入浴して荷造り。12時にチェックアウト。荷物はベルデスクで預かってくれた。
昨日と同じく、マゼランでお昼を食べる。入り口で「チェックアウトしたからキャッシュで払う」と言うと、「チェックアウト？オー・・・」と言ってYに「楽しかった？」とか「また来てね」と従業員の人達が言ってくれる。私達は、全食事付きのゴールドカードではないので、あまりマゼランに来ていない、いわゆる顔なじみではないのだが。
JOONさんを発見し、「後で写真を一緒に撮って」と言うと「OK。席にいくよ」というようなことを言ってくれる。デニスも食事に来ていて、Yに「写真送ってね」「バイバイ。また来週ね」などと言っている。来週は、無理だ・・・。
食後は、ミニゴルフと卓球をして、14:20、ロビーへ行く。空港までは10分ほどだ。 チェックインには時間がかかったが、あっという間に手続きが完了し、時間が結構余る。 Yが欲しがっていた色のマニキュアがなんと空港にあり、私が買ってあげるハメになる。今回は何事もなく帰国できた。
18時すぎ、空港に着いて、19:30の地元方面へ行くバスの切符を買って、仕事中のツレに電話をすると、バスが着く駅まで迎えに来てくれるとのこと。結局、バスの中でＹは寝てしまい、迎えがなかったら大変な目にあうところだった。（今回はお土産類をツレが持って帰ったが、何があるか分からないので、ほとんどの荷物は残しておいて、私達が持って帰ってきたのだ）
予定通り旅行が終わってホッとした反面、「やっぱり4日じゃ短い！」と思ったのだった。