今回の航空券の往路は、すでに2002年夏のマレー鉄道の旅の帰りに利用し始めたバンコク発成田経由アメリカ行きの最終区間の成田−バンコクです。予約のし直しは７月の下旬に行いました。（もともと入れていた予約は、５月でしたがキャンセル済み）
そして復路については、バンコク→成田の片道、バンコク単純往復なども選択肢としてはありましたが、今年の年末の旅行も考えて、昨年と同じ航空券を購入することにしました。（成田経由アメリカ行き）幸い値上がりもしなかったので、航空券は昨年と同程度の出費です。

さて、６日間といっても、NWの場合、１日目は深夜着で、最終日は早朝発なので、実質４日です。（ツレは１日） バンコクでふらふらするというのも楽しいですが、やっぱり子供が一緒なら海やプールに行った方が喜びます。サムイなどの島まで行くのはちょっと忙しいので、バンコクからバスで２時間強のパタヤに行くことにしました。バスの便も東バスターミナルから30（〜40）分毎にあり、更にバスターミナルはBTSエカマイ（Ekkamai）の駅前にあるので、移動も楽です（母子旅は移動が便利でないとツライ）。パタヤなら（15年ほど前ですが）行ったことがあるので、ツレのご機嫌も悪化しないことでしょう。
それに、最近パタヤには、小さな遊園地やウォーターパークのあるホテルが出来たと小耳に挟み、調べてみました。ホテルはパタヤ・パーク・ビーチ・リゾート（Pattaya Park Beach Resort）。パタヤビーチのはずれにロイヤルクリフビーチホテルがありますが、その先にジョムティエンビーチという昔はあまり聞かなかったビーチが開発されていて、そこに建っているホテルのようです。なんと$30／１泊〜という安さ。あまりの安さに客室にバスタブがあるかどうか調べましたが、あるようです。
パタヤ・パーク・ビーチホテルを扱っている会社は意外と少なく、ホテルトラベルネットワークで税サ朝食込み30ドルだったので予約してみました。HPで予約依頼すると、「予約処理中」となり、4時間後にはメールで「予約確認書」と「（印刷して持参する）クーポン」が送られてきました。支払はクレジットカードですが、不安な人はFAXで番号を伝える方法が選べます。あとからのんびり調べたところ、Ｊ１ホテルドットコムで同じ条件で￥3,400でした。こちらの方が少し安かったようです。
パタヤビーチに泊まるなら、ハードロックホテルも良さそうです。ハードロックホテルはアジアにはバリとパタヤにしかないそうですが、こちらもプールにウォータースライダーや砂を入れたビーチ風のエリアや子供プール、キッズプログラムなんかがあるようです。
我が家が以前にパタヤへ行った時に泊まったのは、ロイヤルクリフビーチでした。ここも部屋からの眺めはいいし、プールがたくさんあってよかったのですが、繁華街から遠いのが難点です。パタヤの町に自力で出たのは2回くらいで、あとは送迎付きでラン島へ行ったり、名物のショーへ行ったりしただけでした。ホテル内に何でもあるので、ホテル内でのんびり派にはお勧めです。
深夜着の初日のホテル選びですが、NWの場合はエアポートバスにも間に合わない時間になってしまうので、母子でタクシーは危ないかも・・・という事で、泊まるホテルを検討。空港から、高いリムジンサービス（550B〜？）を利用して、BTSの駅に近い（翌朝東バスターミナルへ行くため）安ホテルへという選択肢と、空港そばの送迎バスを出しているエアポートホテルへ泊まり、翌朝タクシーで東バスターミナルへ移動という選択肢があります。値段を安く済ませるなら後者のエアポートホテルですが、タクシーで日中渋滞に巻き込まれるとタイムロスなので、結局初日にBTSの駅そばの安ホテルへ移動する方を選びました。宿泊料4,000円前後のホテルに2,000円のリムジンタクシーで到着・・・なんともチグハグな感じですが、仕方ないですね。安全を買うためと割り切ることにしました。
BTS駅に近い安ホテルで一番便利そうなのは、アジア・ホテル（ASIA HOTEL）。ホテルの2階がBTSのラーチャテウィ(Raｔchatｈewi)駅に直結しているそうです。有名なおかまショーのカリプソがあり、プールも2ヶ所ある、大きなホテルのようです。JHCで税込み朝食付でツイン4,300円。（航空券を買った旅行代理店でJHCクーポンが5％OFFになり、4,085円になりました。）
ホテルのオフィシャルHPだと、税サ別（17%かかる）朝食なしツイン1,050B（税サ加算して計算すると約\3,600）、税サ別食事あり窓無しツイン1,150B（同じく\3,955）というレートが出ていましたが、バンコクの中級ホテルに、ネット予約でクレジットカード番号を流すのもどうかと思い、JHCの方を使いました。
ツレの到着日から2泊するホテルも探さなくては。 便利な場所にあり、BTSの駅に近いことを第一条件、値段はそこそこという第二条件で考えてみた。
プラザ・アテネ（1泊\15,000位）−BTS駅3分くらいでプールがとても良さそう
パトウムワン・プリンセス（1泊\8000位）−マーブンクロンセンターと同じ建物内。プールは形は平凡だが広そう
プレジデント（旧ルメリディアン・プレジデント）（1泊\7,000位）−BTS駅1分。立地は最高。プールは形も平凡で狭そう
アンバサダー（1泊\5000位）−BTS駅5分。古くて大きなホテルらしい。プールは狭め？
結局、実質1日なので、プレジデントに決定。ここならBTSを使わなくても、食事にも買い物にも便利な場所。今年はエラワンプームに行って、クジ運を向上しようと思う。サマージャンボも買ったことだし・・・？
このプレジデントホテルは、2003/7/18にメリディアングループから外れ、インターコンチネンタルグループになったばかり。今後改装予定のようだ。一番安かったのは税サ込み朝食なしでＪ１ホテルドットコムが5,900円。2日目は早朝チェックアウトなので食事なしでもいいかなと思ったが、HISのホテルクーポンで税サ朝食込み6,200円だったのでこちらにする。2泊分の差額600円でホテルの朝食2名分がつくなら安いだろう。

条件に合わなかったが気になったホテル

バイヨークスイート−値段がすごく安い（4000円位）。プラトゥーナム市場に近い。
バイヨークスカイ−値段が安い（6000円位）。94階建てというかなりの高層ホテル。眺めが良さそう。プラトゥーナム市場に近い。
インドラリージェント−値段が安い（6000円位）。プラトゥーナム市場に隣接。
アマリ・ウォーターゲート−プラトゥーナム市場とWTCの間。タイ政府がやっているスマイルプラスキャンペーンで$100で2泊というお得なプランが出ていた。クーポンでも1泊1万円はするホテル。かなり迷ったがBTSから少しある事がネック。

これはお得！と思ったプラン
JHCのオリエンタルホテルの夏のプロモーション。3泊以上の夏のプロモーションで1泊23,000円位。通常ドル建てで安くて$370〜位なので、すごく割引率が高い。

今回の旅行は、19:15発のバンコク行きノースウェスト（NW001）での出発です。遅めの昼ご飯を食べてから家を出て、京成の特急に乗って成田へ向かいました。
3時間ほど前に空港に到着。カウンターで搭乗手続きをしました。航空券を出すと最後の区間なので「帰りの航空券はお持ちですか？」と聞かれました。バンコクの空路入国では「復路の航空券を持っていること」が条件でビザ免除なので、確認するのでしょう。
しかし、この新品の航空券には前日問題が発生していました。昨日、念のため、ノースウェストのHPで予約確認すると、一部の飛行機が減便になり、成田に帰れない旅程になってしまっていたのです。ある空港に、19時ごろ着くのに、その空港の出発が17時台・・・という状態でした。で、NWに電話して、帰れる旅程に直してもらいました。ということで、復路の旅程が大幅に変更になってしまったので、「空港に行った時に、航空券にシール処理してもらってください。現地で事情を説明するより、楽だと思いますので。」と言われていたのです。発券カウンターに案内され、「時間がかかるので座ってお待ちください」と言われ、近くのイスで待つこと30分、復路の航空券は全部切り取られ、復路のみE-ticketになって戻ってきました。「へえ〜、片道だけE-ticketに出来るんだ・・・」と妙に感心してしまいました。
まだ2時間前だったので、展望台に行って飛行機の離着陸を見ながらアイスクリームを食べました。今年は涼しかったので、去年は「暑い」といってすぐ中に入りたがったYも、飛行機が着く時の音を「雷が落ちたみたい！」と喜びながら見ていました。
1時間くらい前になったので、出国し、例のプレイステーションのKIDS ROOMへ。ゲームを始めたら、ツレより着信。「もー、何よ、今忙しいのに！」と言いながらYは電話に出ています。ツレは3日後にシール処理をするので「30分くらいかかったから早めに来たほうがいいよ」と伝えました。
飛行機は定刻に出発。Y、「おなかすいた！」そういえば、昼ごはんの後、アイスクリームしか食べていません。私もお腹が空きました。「飛んだらすぐ食事だから待ってね」となだめます。飛行機は空いていました。4人の列に私とY、他の4人の列も1人とか両側に1人づつです。これはYが寝ても楽・・・と思っていたら、前の3人の席（そこも2人しか座っていなかったけど）から、すごく太った白人のオヤジが席を移動してきて、2席を使ってしまったではありませんか！あ〜あ、残念。
期待に反して、食事は離陸して2時間くらいたってから出ました。私はチキンカレーかシーフードヌードルでシーフードを選択。Yのチャイルドミールはチキンナゲットが８個、ポテトフライ、サラダ、プリン、お菓子がついていました。Yが寝てしまったので、ひじかけを上げ、頭を足の上に乗せました。「ああ、隣のおじさんがせめて普通サイズだったらなあ・・・と、ちょっとため息。
飛行機の中が異常に寒くて、長袖でも毛布を2枚かぶり耐えました。

予定より少し早い23:20にバンコクに到着。飛行時間は約5時間。Yも目を覚まし自力で歩いてくれて助かった。入国審査を受けて、荷物を受け取り、税関に申告なしの書類を渡して外へ。
銀行で1万5千円ほど両替（レートは0.3408）。リムジンカウンターは、とりあえず安い方のタイ航空運営の方へ行ったら、「車がないからあっちへ行け」と言われ高い方へ。こちらはベンツ650Bだが、念のためWEBで会員になっていたので10%offの585B(約\1,700)になる。12時には車に乗り込むことができた。
高速は使わず（使うか聞かれなかった）30分ほどでホテル着。運転も丁寧だったし、高いだけあるのかなあ、と思う。
ホテルに入ると、「予約しているか？」と聞かれる。JHCのクーポンを渡してチェックイン。デポジットが必要だという紙を見せられたが、金額のところが消えていて「ここが読めない。いくら？」と聞いても「デポジット」というばかりで答えない。クレジットカードでデポジットすることにしたら、いきなり2000Bと金額が書いてあるものにサインしろという。「2000B？今サイン？」と聞くと、「チェックアウトの時破棄する」と言います。明日忘れず破らせねば・・・。
アジアホテルの1069号室。窓の外を見ると、BTS側だった。部屋はよく見ると壁紙のはがれや汚れがあり古いが、清潔で広い。ツインだが、ベッドがくっついているので子供と一緒でも使いやすい。TV、冷蔵庫、ミニバーがあるが、お湯を沸かすポットはない。ドライヤーは引き出しの中にあった。アメニティは石鹸とシャンプーとシャワーキャップのみ。エアコンは切ったり室内での調節可能。Tシャツのクリーニングは65B。
お風呂が少し暗く感じるが、バスタブにお湯をはり、いろいろ持ってきた中からYが入浴剤を選びさっと一風呂浴びて1時過ぎ就寝。
余談だが、私は、エコノミーな宿でバスフォームがないだろうという時は、バスフォーム（泡風呂になるやつ）やバスオイル、○○の湯などの入浴剤を持ってくる。自宅のお風呂は入浴剤は風呂釜に悪いものがあるからと言われて使えないので、旅先ではいつもと違うお風呂を楽しむためだ。

2日目。朝7時にYが目覚めて起床。朝食は1Fでビュッフェ。有料だと280B（だったと思う）。シリアルあり、数種類のパンあり、おかゆやチャーハンありで、味もまあまあ。十分満足できる朝食だった。
部屋に戻りがてら、プールをチェック。5Fと12Fにある。5Fは建物の中庭のような場所にあり、変形プールで深さ0.8M〜2M。12Fは、屋上になっていて、見晴らしはいいが、競泳用のような形で、深さ1.0M〜1.2M。どちらも広々とは言えないが、宿泊料金を考えれば、まあまあのプールだと思う。
8時チェックアウト。2人の担当者に4・5人ずつ並んでいて時間が結構かかる。というのも、鍵を渡すと、ミニバーを使ったりしていないか人海戦術で部屋にチェックしに行っているようだからだ。何も飲んでいないので、追加の支払はなし。何も言わなくても係りの人が目の前でクレジットカードの伝票を破いてくれるが、私はさらにそれを自分に返してもらった。
エレベーターで2階に上がりBTSの駅へ。階段が数ヶ所あるので、荷物が持ち上げられないほど重い人はBTSでの移動はしない方がよいと思う。駅構内でホームへ行くにも、たいてい長い階段がある。
BTSで乗り換えなしでエカマイへ。料金は大人も子供も同じ30B。駅に着く前右手にバスターミナルが見える。バスターミナルの隣にセブンイレブンがあるのでここで水（1.5L 14B）を購入。パタヤ行きの窓口は、すぐ分かる場所にある。8:45ごろに窓口に到着。9:00のバスになる。こちらも大人も子供も同じ90B。バスは裏手から出る。バスに乗る前に1人3Bを払ってトイレへ。トイレはタイ風（日本の和式と思えばよい）だが、水洗でキレイだった。トイレットペーパーは一応あるが、切れていることもあるので、持参したほうがよい。「タイでは、使用済みの紙は横のゴミ箱に捨てて、水に流さないように」とYに指導しておく。
バスの横の荷物入れに荷物を入れて、乗り込む。チケットには座席番号があるが、バス内には座席番号が書いていないので、最初、Y好みの一番前の席に座っていたが、実は席の後ろに番号が書かれていたことが判明。自分の席へ移動する。バスはイスがビニールで安っぽいが、カーテンなどは清潔。
時間通りに出発し、2時間10分でパタヤのエアコンバスターミナルへ到着。冷房も効き過ぎていなかったので快適なバス旅だった。昔パタヤに行った時は、村や町中の道を通ったし、トイレで民家に寄ったりしたのに、今は高速道路。タイもどんどん近代化しているんだなあ・・・と思う。

バスターミナルからホテルは、ソンテウというトラックの荷台を人乗せ用に改造した車を利用する。ソンテウが並んでいる場所へ歩いて行くと「どこへ行く？」と聞かれる（多分そう言っているだろう・・・）ので、「パタヤパーク」と言って、ガイドブックにあったタワーの写真を見せる。おじさんうなずいて、「2人か？」と言う感じで私とYを指す。うなずくと「80B」と言われる。「2人で？」「そうだ」1人50B位ならいいかと思っていたので乗り込む。ガイドブックには、パタヤパークはパタヤ市街から40Bほどと書いてあったので、適正価格という気がする。待つこと5分くらいで、ソンテウは出発。パタヤビーチの海沿いの道を通って同乗のお客（6人ほどいた）を降ろしながら進む。ブザーを押すと、どこでも止まるらしい。 私たちが最後の客になり、パタヤビーチとジョムティエンビーチの間の突き出た場所にあるパタヤパークビーチホテルに到着。ホテルのフロントがある3Fへつけてくれた。

フロントでチェックイン手続き。今回はキングサイズベッド1つの部屋をリクエストする。このホテルは、2つの棟に分かれていて、タワーがあるほうがタワー棟といわれている。本館はタワーがない方だが、部屋数はタワー棟の方が多い。タワー棟はコの字型をしていて、コの字の縦部分がいわゆるオーシャンフロントだが、突き出た場所なのでほとんどの部屋から海が見える（と思う）。私たちの部屋はコの字の下の部分、パタヤビーチ側が見える1918号室。部屋は、かなり広く、特大スーツケースでも5個くらいは余裕で広げられそうな空間がある。窓は壁一面で景色がよく、カーテンは遮光になっているので昼寝も可能。ベッド、小さな丸テーブルとイス2つ、クローゼットのシンプルな作りで内装はホテルランクなりに安っぽい。TVや冷蔵庫があるが、湯沸しポットはない。アメニティはシャンプー、石鹸、シャワーキャップ。ルームサービスは24時間。ランドリーは朝10時までに出せば当日仕上がりでTシャツが30〜40Bと安い。冷蔵庫のコーラは40B。冷房は切ったり温度調節が可能。1Fにはフットマッサージ屋もある。
ふと、電気やエアコンがついていないことに気づく。よくあるキーをどこかに入れると電気系統が作動するタイプらしい。このホテルの情報を見たときにルームキーの入れる場所が分かりにくくて苦労したという体験を読んだが、サラリと読み飛ばしてしまい結局どこだったのか覚えていない（書いていなかったかもしれないが・・・）。よく読めば良かった・・・と後悔しつつ、部屋中を探す。しかし、どこにもない。ドアの横に、ここにキーを入れろというような文面はあるのだが（中国語）押しても引いても開かない。ただ、四角い部分があるだけなのだ。ドアの外を見るとラッキーなことに、お掃除をする女性がウロウロしていたので、キーを見せて、「わからない」という顔をすると、部屋に来て教えてくれた。なんと、マグネット式で、四角い部分にキーをペタンとくっつけるのだった。無事電気やエアコンが作動。
セイフティボックスは部屋にないので、フロント横のセイフティボックスを利用する。お客に渡す鍵とフロントにある鍵が一緒になって開くタイプ。航空券、パスポート、予備の現金、予備のクレジットカード全部預ける。1回あける毎にお客がサインするのを見てから開けるので、鍵を拾っただけの人が来てもサインでひっかかるようになっているらしい。

エレベーターホールにいる警備員が、通るたびに「カー！」と挨拶して敬礼する。かかとに金属がついている靴のかかともカチン！と鳴らすので、初めはビックリしてしまった。Yと二人で密かに「カーおじさん（本当はお兄さんだと思うが）」と呼んでいた。Yが遠くに見えると、ちょっかいを出すような感じでニコニコしている。エレベーターを呼んでくれたり、いつもニコニコしているので他のお客にも人気だ。

13時、窓の外に見えるウォーターパーク（営業時間は8:30〜18:00）へ。このホテル、無料のホテルのプールは2ヶ所ある。3Fの朝食をとるレストラン横の小さなプールと、ウォーターパークの横にある競泳用のプールのようなプールだ。
ウォーターパークはホテルのプールではなく、別料金。大人100B（\290）、120cm以下の子供50B(\145)。Yはピッタリ120cmだが、靴を履いていると120cm超に見える。窓口の120cmの線に並んでも少し大きく見えたが、窓口のお姉さんは「50B」と笑いながら言ってくれた。
中に入ると、人はたくさんいるのだが、静かで、一瞬さびれたプールという感じがする。BGMがないからだろう。慣れるとこの静けさがなんとも心地よい。暑いので1周流れるプールに入って、涼んでから昼食。ハンバーガー類の店とチャーハンなどの店が並んでいるがどちらもクーポンでの支払い。写真が出ているので選びやすい。私はハムのホッとサンド（20B）、Yはチーズバーガー（40B）、ポップコーン（20B）もついでに購入。メニューを決めて、金額分のクーポンを買えば払い戻しの手間もない。多めに買っておいて払い戻しも可能。（ただし払い戻しは何時までという時間制限があるので注意）クーポン売り場の女性は英語が通じるので、金額も英語で言えばOKだ。
プールは流れるプール、子供用のひざ下の深さの広いプール、ウォータースライダーのプールの3種類。ウォータースライダーは回って降りてくるタイプ、中くらいの高さからのタイプ、高いところから滑ってくるタイプの3種類。スピードが出ないのは回って降りてくるタイプで、Yはこれ専門。一応他の2つも試したが「鼻に水が入った」「水を飲んだ」と涙目になり、「もういい」となってしまった。高いところから滑ってくるタイプは、途中で宙を飛ぶようになるので、大きな子は何度もやっている。私も何度かチャレンジした。今回、私もYも水着に穴はあかなかったが、新品の水着は避けた方がよいと思う。滑っている時、おしりが熱くなるのでダメにする可能性有。

プールの上をかすめるジェットコースターが動き出した。お隣のファニーランド（小さな遊園地）は13時〜22時の営業。Yは乗りたくなったらしく、3時ごろ、「もうプールはいい。ジェットコースターに行く」と言う。珍しい。
プールの出口でスタンプを手に押してもらえばウォーターパークの再入場もできる。ちなみに、ビーチへの出口にもスタンプ係のお姉さんがいるので、ウォーターパークからビーチへ出ることも可能。
一度部屋に戻り、着替えてファニーランドへ。切符窓口で確認すると、ジェットコースターは130cm以上という。しまった！スペースマウンテンにだって乗れるのだから、この程度のジェットコースターは乗れると思いこんでいたのだ。Y、すごくがっかりする。仕方ないので乗れるアトラクション4つのチケットを購入して乗る。（１つ50B）「Y、130cmになったら、また来る。ぜったい乗るから」と決意表明している。

ファニーランドから部屋に戻り、昼寝。「眠くない」と口を尖らせていたYだが、すぐ眠ってしまい、ぐっすり6時過ぎまで眠る。 起きて、「オカマショーでも見る？」と聞くと意外にも「見る！」という積極的な答え。3Fのフロントの前にあるツアー会社へ行き、 「ティファニーかアルカザールのショーを今日見たい」と言うと、「19:30からのショーはピックアップに間に合わないので21:30からのショーになる、ホテルのピックアップは20:30で700Bだ」との返事。「遅い時間のショーに子供が行って大丈夫？」と聞くと「ノープロブレム」とのことなのでお願いする。普通の席でよかったのにVIPシートにされたらしい。もっと安い席はないか？と確認しなかった私の失敗だ。まあ、たまにはいいか・・・。ちなみに、ショーは早い時間のショーほど安いので安く見たい場合は、最初のショーの普通席をねらうとよい。ツアー会社で申し込んでも窓口で買ってもチケット料金は一緒で、ツアー会社を通すとホテルからの送迎もつくので、足代分お得になるようだ。料金は大人も子供も同額。このツアー会社ではクレジットカードでの支払いが出来ないと言われ、すぐ後ろにあるセイフティボックスから現金を引き出してくるハメになった。
ピックアップが来るまで2時間近くあるが、面倒なのでルームサービスでピザとミートソーススパゲティを頼む（2つで250B弱）。Yはスパゲティを一口食べるなり「何？このミートソース（怒）！」と言って、ケチャップをかけてと言う。昔ながらの肉たっぷりのミートソースなのだが・・・。 食事が終わって、時間があったので、ツレに電話をしようと1Fのクレジットカードで国際電話がかけられる黄色い電話を使うが、どうも壊れている模様。表示も文字化けしていて読めなかった（言語切り替えしても直らず）。
20:20ごろ、ロビーでまっていると「アルカザール」の看板を持ったドライバーが10分も早く到着。10人乗りくらいのバンで先客が6人ほど。私たちが最後のピックアップ客らしく、アルカザールへ直行。20分ほどで到着する。ドライバーは降りたバンの番号「1」を指差して、覚えて戻ってくるように言った。同じ車で送ってくれるらしい。
チケットを窓口で、ツアー会社からもらった紙をチケットに引き換えるが、まだ前のショーをやっているので中には入れない。近場をウロウロしていたら、黄色い電話を見つけ、再びツレに電話してみる。今度はすんなりつながった。 やはりホテルの電話は壊れていたのだろう。
そのうち、前のショーが終わったらしく、お客がドッと出てきて、駐車場側で出演者との記念撮影が始まった。子供連れも結構いるようだ。”チップは1人40B、ポラロイド写真は200B”と 書いたプラカードを持った人がいる。昔チップチップと言われて、幾ら渡したらいいか悩んだが「今は料金が決まっているんだ〜、楽だわ」と思う。Yはお姫様のような白いドレスや黄色いドレスに目を奪われているようだ。
席は1列目の真ん中通路から4・5席くらいの場所だった。さすが高額なVIP席。ショーが始まると、チケットについてるドリンク1杯（コーラかオレンジジュース）を配りに来る。やはり冷房が効いて寒い。1時間のショーの間にトイレに行く人が多いこと、多いこと。
ショーの内容は詳しく書かないが、エロな部分は全くない子供でもOKのショーだった。Yはコメディ部分では「ギャハハハ！」と大ウケしたり、「あの子が一番かわいい」「あの子のドレスがかわいい」と、かなり楽しんでいた。
ショーが終わり外に出ると、Yは「あの人と写真撮る！」と自分からチップを持って行って記念撮影。車のところに戻り、ホテルまで送ってもらった。
さすがに、カーおじさんの勤務時間は終わったらしく、無表情な警備員がエレベーターホールにいた。 「カーおじさんじゃなかったね（残念らしい）」とY。「カーおじさんだって、家に帰って寝ないと疲れちゃうでしょ」と私。

夜中、「ドンドン」と窓をたたく音で目覚める。ここのホテルはベランダ伝いに隣の部屋に移れそうなつくりなので窓も鍵も閉めてある。「ドンドン」と音が続く。ちょっと怖くなってソーッとカーテンのはじっこからのぞくと誰もいない。なんと風だった。ベランダにあるイスもプラスチックのものではなく重いものだが、そうでなければ飛んで行きそうな勢いの暴風だった。

3日目。暴風は少し収まっていたが、雨がかなり降ったらしい。今は止んでいるが地面が濡れている。朝食をとりに3Fへ行くと、ツアー会社の人が歩いていて、「昨日のショーはどうだった？」と聞くので「楽しかった！」と答える。「今日はラン島でも行くか？」と言うので「ラン島は行った（10年以上前だけどウソではない）。今日はウォーターパークに行く」とお断りする。
ホテルの朝食はビュッフェ。ここは、席を選ぶのも自由、コーヒー紅茶も自分で持って来るというスタイル。私には気楽でよい。片付けスタッフはたくさんいるので、汚れたお皿はどんどん下げてくれる。客層は中国系の人が多いようだ。日本人も中にはいそうだが、多分数組だろう。Yはシリアル専門。私はタイの白身魚入りのおかゆが気に入って5杯もお代わりしてしまった。おかずも多いしとても満足できた。

今日は１日ウォーターパークで遊ぶつもりだ。お昼は海老チャーハン（50B）にしたら、すごく美味しかった。やしの実ジュース（20B）も1つ買って飲む。冷えていて美味しい。
手にスタンプをもらってビーチに出る。暴風がまだ残っていて波が荒い。波打ち際から３Mも入ると、足しか浸かっていなくても、さらわれそうになる。波打ち際でしばらく遊びプールに戻る。天気が良いので風が少し強いのも心地よい。
午後になると、他のホテルのバスタオルを持った団体が続々入ってくる。ここのウォーターパークはタオルの貸し出しはないのでホテルのバスタオルをみんな持ってくる。パタヤパークのは白だが、ショッキングピンクや、茶色、オレンジなどの団体が多いので、他のホテルからここのタワーとウォーターパークで遊ぶツアーでも組まれているのかもしれない。
遊びすぎでYの唇が紫になってきたので、15時ごろ、プールを切り上げる。今日はパタヤビーチの街へ出て晩御飯を食べることにした。

このホテルは3Fにタクシーの料金表があり、パタヤの街やエアコンバスターミナルは80B。サウスパタヤ行きのシャトルバスもあるらしいが1時間に1本で1人20B。1Fのタワー入り口に乗り付けるソンテウがいれば料金交渉することもできるが、タクシーで移動することにした。

パタヤのハードロックカフェで降ろしてもらい、ブラブラする。ロイヤルガーデンプラザに行くにはちょっと遠いので、乗り合いソンテウに乗って（1人5B）移動。海沿いをソンテウで走るのは気持ちいい。ロイヤルガーデンプラザには、ケンタッキーやマクドナルドから、和食のお店、クーポン式の食堂などがある。バックのナラヤもあった。隣はマリオットホテルだ。 暑かったので、ケンタッキーでソフトクリーム（9B）を食べる。プラザ内をフラフラ見物。ここのワトソンズに紙おむつなどが置いてあった。マミーポコMサイズ24枚入り（確か40Bくらいだったと思うが、うろ覚え）。離乳食は見つからなかった。お腹が空いたのでマクドナルドで食事。明るいうちにホテルへ帰ることにする。途中、とうもろこし屋台があり「食べたい」とYが言うのでホカホカ湯気が出ているのを買う。10B。おじさんが透明な液体にとうもろこしを漬けるので「？」と思ったが、どうやら塩水らしい。とうもろこしが塩味になっていた。途中のセブンイレブンで水やコーラを買って、ジョムティエンビーチ行きソンテウ乗り場へ。
最初に交渉したおじさんはホテルまで100Bと言ったが2人目の人は60BとのことだったのでOKする。 ホテルに着くとまだカーおじさんがいた。夕暮れ時になってきて、タワーで夜景でも見るか、と思い18:45に1Fのタワーチケット売り場にいくと、「ホテルに泊まっているのか？展望台は19時までだからダメ、明日来て」と言われた。ディナーのレストランは営業しているようだが、もう夕食は食べてしまったし、あきらめる。
今日は早めの9時就寝。ジェットコースターの音と「キャー」という声が時々聞こえる。Y「絶対乗るからね。もう一度来るよ」と思い出したように言っている。

4日目。今日は2時間くらいしかプールに入れないのでホテルのプールへ行ってみるが（9:00〜）競泳用の方は浅い部分がなくてYには楽しくないようだ。しかたなく、ウォーターパークへ移動。ウォーターパークで11:00まで遊び、セイフティボックスのものを引き上げて、シャワーを浴びてチェックアウト。エレベーターを降りると荷物を見てカーおじさんがちょっとさびしそうに「チェックアウトか？」という仕草をする。Yはカーおじさんにカーおじさんのまねの敬礼を披露して喜ばれている。荷物をベルデスクに預かってもらい、昼食へ。このホテルは12:00がチェックアウト時間だ。

お昼ごはんはタワーの上のレストランへ。大人500B、Yは300B。「料金に展望台から降りてくるアトラクションもふくまれているからネ」、とお姉さん。部屋からケーブルにぶら下がって降りてくる人がひっきりなしにいるのを見ていたが、さすがにYは嫌がって無理だろう。2人乗りのゴンドラ（？）とロープウェイのようなものの3種類どれでも選べるということだ。どれも嫌な場合はおとなしくエレベーターで戻ってきてもよい。
「52F」といわれたので、エレベーターを52Fで降りて中に入ると「うわあああ！！」と声が出るほどの絶景が広がる。パタヤビーチ側もジョムティエンビーチ側も遠くまでよく見える。タワーからアトラクションで降りて行く人達も見えるので、食事をしながらどれで降りるか検討することもできる。
料理は、麺や具を選んで麺類を作ってくれる所やタイ料理、のりまきなどの和食（中身は？な物が多いが）、刺身、サラダバー、ケーキ、アイスクリームまである。ここの麺は上品な味で美味だった。
はじめ、お客が私たちのほか1組しかいなくて「（ここの経営は）大丈夫かしら？」と思っていたが、12時半を過ぎると団体が到着し、にぎやかになる。のんびり食べて、Yが2人乗りのゴンドラを選んだので、それで降りるべく55Fへ。 なにやらサインさせられて（多分事故が起きても責任は問わないとかいうのだろう）、ゴンドラへ。170Mの高さから吹きさらしの箱に立って乗るので気持ちいいというか、怖いと言うか・・・。途中でスピードを上げたときは「うわああああ！」と悲鳴を上げてしまうほどビックリ。料理は値段ほどのことはないが、あの景色とこのアトラクションを体験するためなら、大人の500B、払ってもよいのでは？と思った。

荷物を受け取り、カーおじさんに「バイバイ」と手をふると、タクシー乗り場まで見送りに来てくれた。ホテルタクシーでエアコンバスターミナルへ（80B）。13:45ごろに着いたので14:00のバスに乗れるかと思ったら、14:30のバスにされてしまった。目の前をまだ席のある14:00のバスが行ってしまいがっかり。仕方ないのでイスに座ってのんびり待つ事にする。ここのトイレも3Bでキレイだった。待っている間パタヤから来た時のバスの運転手さんがいて、お互いに「あ！」と気づいて「ニコリ」。
ここからは、東バスターミナル（エカマイ）行きと北バスターミナル行きのバスがあるので、注意。バスの横にどこ行きの看板が立っているのでそれを確認。今回のバスは来た時のバスよりキレイなバスでした。荷物を横に入れて席へ。「夕方のバンコク市内は混んでいそうだなあ、時間がかかりそう」と思っていたが意外に行きと同じ2時間10分で到着。エアコンが少し強めでした（凍死しそうなほどではなかった）。

バスターミナルから、BTSに乗ってチットロムで下車。これから2泊するプレジデントホテルは駅のホームからも見える場所にある。歩いて行ってチェックイン。「2名ですか？」とYと私を指すので「夫が今夜遅く着く」と言う。予約も3名（ツインで添い寝）でしているので問題なく手続き完了。朝食はクーポンではなかったので、2日目朝の2名分はなしで、1日目朝3人分に変更してというのは却下されてしまった。まあ、対応してくれればラッキー程度に思っていたので引き下がる。

部屋は509号室。ツインだが、ベッドが小さくて離れている。１つが壁にくっついているので、Yは壁際のベッドに決定。アジアホテル、パタヤパークと比べてすごく狭いが、高級感はダントツだ。窓の外はインターコンチネンタルなので、夜はカーテンを閉めておかないと丸見えになってしまいそうだ。冷蔵庫、ミニバーはあるが湯沸しポットはない。ドライヤー、TV（NHKが一日中見られる）があり、エアコンは切ったりする調節が可能。 クリーニングもTシャツが110B、冷蔵庫のコーラは90B（店で買えば15B前後）とホテルランクによって違うわね〜と思わせるものがあった。 バスルームも今までで一番狭いが、アメニティは充実している。石鹸、シャンプー、バスフォーム、ボディローション、シャワーキャップ、洗剤、綿棒、ソーングセット、靴磨き。
セイフティボックスは室内にもあるが、カンクンのハイアットで体験したタイプで、鍵をフロントで貸与してもらうタイプ。前面の扉を閉めてから上の穴から鍵を入れて鍵をかける。ホテルの案内には室内金庫の盗難は責任を持たないので貴重品はホテルフロントのセイフティボックスを利用してくださいというような趣旨のことが書いてあった。フロントでも預かるらしい。

夕食を食べに外にでる。とりあえずワールドトレードセンター(WTC)へ。道を渡る歩道橋の脇に、赤ん坊を抱いて物乞いをする女性が3人ほどいた。
Y「あの赤ちゃんを抱っこした人、何してるの？」
私「赤ちゃんがいるから、働けないからお金をください、ってことであそこにいるの」
Y「ふーん・・・」
最近、ホームレスの人は見かけても物乞いをする人はあまりいないから、Yには、初めて見る物乞いだったかもしれない。どう感じたのだろうか？
伊勢丹とWTC内をブラブラして下着を買ったりナラヤのバッグを買ったりする。 伊勢丹内のスーパーには紙おむつ（パンツ型あり）やおしりふき、日本食材、おかずなどの惣菜が売られていた。
夕食はYの希望で和食になった。お金を払う時クレジットカードがどれも通らず（VISA、JCB）、現金で支払う。
私「ママ、お金がなくなっちゃった。どうしよう」
Y「ママは、お金もらうの、しないよね・・・？（不安そう）」
思わず笑ってしまった。
私「ごめんごめん、タイのお金がないだけ。日本のお金は持っているから銀行に行って替えてもらえば大丈夫」
幸い、1Fの銀行の両替所が21:00まではやっているらしく、1万円を両替（レートは0.3448）する。 初日に両替した1万5千円で今日までもってしまった（パタヤパークの展望台はカード払いにしたが）。タイは、いい！

ホテルに戻り、入浴すると睡魔が襲ってきた。Yが「パパが来るまで起きてる」と言いながら目が閉じかかっているので「来たら起こしてあげるから」と眠らせる。23時過ぎ、眠い。限界だ。ツレはもうすぐバンコクの空港に着く頃だが。ウトウトしていたら、24時ごろ電話が鳴る。出るとツレで「今フロントにいる。何号室？」フロントでは部屋番号を教えず電話をつないでくれたようだ。セキュリティ面からも当然だろう。
約束どおりYを起こすが、目を開いてツレの方を見たものの寝てしまった。
ツレの航空券の処理は、たまたま私たちの処理をした人と同一人物に当たり、10分くらいで終わったそうだ。
今日のNW001は金曜日のせいか結構混雑していたとのこと。到着は23時で、小さいリュック１つのツレはかなり早く外に出られたらしい。エアポートバス乗り場に行ったら「1番で伊勢丹で降りろ」と言われたらしい。エアポートバス1番は、WTC前の道をまっすぐシーロム方面へ行く路線で、プレジデント前を通るのは、4番のファランポーン駅行きだが終了時間が早く、近くを通る1番になったのだろう。エアポートバスは100Bなので、1人ならタクシーより安くつく。エアポートバスの路線を知りたい場合は、バンコクバスマップ（下のリンク参照）がわかりやすくてお勧め。

5日目。明日の早朝出発なので実質最終日。目覚めたYは、「パパだ！」と喜んでいる。昨日起こしたことは覚えていない。朝食を食べに行く。ロビーから下に下りた場所のコーヒーショップ（道路に面した場所にある）だ。メニューの数は、今までのホテルと大差ないが、高級感は一番。狭さも一番。きちんと席に案内されてコーヒーか紅茶を注いでくれる。卵を好みの方法で調理してくれるサービスがあった。 大人2名分は宿泊費に込みだが、子供の朝食代は200Bとなっていた。サインする請求書には全部の額（大人の380B×2）も乗っかっているが、この分が精算時に引かれるのだろう。乗ったままだったらクレームすれば削ってくれるだろう。

とりあえず、プラトウーナム市場へ。市場へ向かう途中、WTC前のスーパーBig-Cに入ってお土産を物色。ツレが持ってくるのを忘れた歯ブラシとカミソリを購入。それぞれ15B前後。川の側でカット100Bという文字を見つけて、私とツレが散髪。シャンプー（100B）もしてもらった。３回も洗ってくれる。気持ちよい。Yは側で座ってみていたが、手すきの美容師のお姉さんとなにやら話している。お姉さんはタイ語だが？
「シャンプーだけでもする？」とYに聞くと「いい」と首を横に振る。長さを指定しただけだがそれなりにカットしてくれて満足する。ツレはかなり短くされてしまい、現地の人のようになった。
プラトウーナム市場の前の屋台でYがとうもろこしを買う（10B）。タイのとうもろこしが気に入ったらしい。焼き鳥とかおいしそうなものがたくさんある。市場でYのかわいいスカートを1つ購入（180B）して、暑くなってきたのでWTCへ。昼食はツレの要望でチェーン店のピザになる。1つ150Bくらいで高めだが、おいしかった。なんでピザ？とは思ったが、今日の食事は一日しかいられないツレの食べたいもので良いということにしたので逆らわない。 ZENのタイ雑貨などをブラブラ見る。疲れてきたのでいったんホテルへ帰りプールでも入ろうということになる。帰り際さっき目星をつけておいたお土産をbig-Cで買って帰ることにした。歩道橋を渡る時、今日は手や足など体の一部がない人がその部分を見えるようにして物乞いをしていた。何人かいたので、これにはYも怖くなったのか、私に体をピッタリくっつけてきた。

Big-Cのミスタードーナツで休憩。ドーナツ（9B）が小ぶりで甘い・・・。

ホテルに戻りプールへ。3Fで降りるとフロントを通らずプールへ行けるが、なんだかスタッフ通路のような通路である。 プールは15M×3Mくらいの大きさだろうか、深さが浅くて110cm、深いところは2M超。Yは足が着かないので手につける浮きを装着。プールサイドには係り員がいて、タオルをひいたり、「飲み物はいりますか？」と聞きにきたり、日本語の新聞を持ってきてくれたり（どうして日本人とわかった？）する。4時ごろまでプールで遊んだ。

ツレは「マッサージをしに行く」と言っているので、シーロムの方へ電車で移動することにした。 足裏マッサージならホテル内にあるのだが、全身マッサージ希望らしい。電車を待っている間に雨が降ってきた。空は明るいのですぐ止むだろうと思っていたら、バケツをひっくりかえしたような雨になった。サラディーン駅についたが、駅と直結しているセントラルデパートで雨宿りすることにした。1時間ほど待ったが雨は止まないので傘をさしてマッサージに行くことにする。日本の駐在員向けという和食店や居酒屋がたくさん並んだタニヤ通りを通って、 「有馬温泉」へ。受付に分かりやすい料金表があり、足裏マッサージと全身マッサージの1H、1.5H、2Hのメニューがあるが、Yがいるので1H(220B)を選択する。子供がいるからVIPルームで子供も一緒にいたらどうか？といわれた。VIPルーム使用料は1H80BだったのでOKする。 マッサージ師2名に案内され、3Fへ。3人用の個室で、TVもあり、NHKをつけてくれる。ちょうど、2人ばおりなどのお笑いをやっていてYの暇つぶしにはちょうどよかった。クーラーをきつくするので、Yにも毛布をくれる。 マッサージ用の服に着替えるのだがツレはTシャツにパジャマのようなズボン、私はサテンのような光沢のパジャマ型の上下で男女差が激しい気がして笑ってしまった。
足から始まって肩までマッサージしてくれたが、ちゃんと凝っている場所は時間をかけてやってくれたのでとても満足した。マッサージ師へのチップはガイドブックによると「技術により20B〜50B」とあったので、1名ずつ40Bを渡す。支払はカードNGだった。

現金が乏しくなったので3千円両替。レートは0.3448だった。

外に出ると雨は止んでいた。食事は、ツレの希望でサントスというお店のステーキになる。私は今回まだ食べていないトムヤムクムを食べたかったのだが、ちょうどタイ料理もあるお店だったので、海老チャーハンとトムヤムクムを頼む。ツレは340gもあるステーキを食べた。サービス料10%込みで917B。日本人の方がオーナーのようで、タイ料理も日本人の口にあう味付けですごく美味しかった。こちらもカード払いNG。

パッポンを通ると下着の女の人がいる店の中が時々見えた。これがゴーゴーバーというものか。タイ3度目にして初めて見た。ＴシャツやDVDを売る露店をブラブラ見ながら歩く。
バッグのナラヤを見つけたので入ってみる。ここの営業時間は場所がら深夜までのようだ。今回の旅行でパタヤ、WTC、シーロムと3店舗見たが、微妙に品揃えが違う。気に入った柄とデザインの組み合わせがあったらその店で買うとよいと思う。他の店で買おうとするとないことがあるからだ。うちはランチョンマットを買おうと思ったら、真っ赤なものしかなくて断念した。WTCには他の柄も多数あった。買わないと帰れないというほど欲しかったわけではないので「縁がなかったのね」と思う程度で済んだ。ナラヤは、かわいいポーチやバックが、高くて300B（600円）しないので、おみやげにもいいと思うが、日本で使うことを考えると持ち手のところが安っぽいつくりのデザインは避けた方がよいと思う。
また雨が降ってきたのでタクシーを拾ってホテルへ戻る。タクシーは42B。人数が多いと、タクシーの方がBTSより安い。

荷造りをして、就寝。目覚ましは3時起床にセットした。
チェックアウト時、朝食の分は子供のみチャージされていた。
セイフティボックスの鍵を返すと、「入れ物は？」と言われる。何のことか分からず「入れ物？」と聞くと、黒い小さなホテルのロゴ入りの巾着袋を見せる。鍵を借りた時、裸の状態で渡されたので「ない」と言うと、こっちが盗ったか無くしたかのように「チッ」と首をかしげて不満そうな表情をされた。そんな入れ物の存在すら今知っというのに。弁償しろとか言われたら、とことん戦ってやるぞと思ったが、そういう話にはならなかったので、気分が悪くなっただけで終わった。

外に出るとメータータクシーが寄ってきて、行き先を空港と言うと４の指を出して「400バーツ」と言う。たしか、メーターで高速代を入れて200Bくらいで着いたはず。「ノー、メーター」というと「空港から帰りはカラだからメーターは使わないのだ」などと言っている。 「前もメーターで空港に行った。」というと「300B」と言う。横でドアマンが困ったような顔で見ている。
面倒になったツレが「いいよ300Bで行こう」と言う。Yを抱っこしているから重いのだ。 まあ前回も、チップも加えて（本当はチップは要らないが）250Bくらい払った記憶があるのでいいか、ということにする。 今回は高速を使わなかったので、かなり多めに払ったことになった。しかし高速を使ったらその分上乗せするのは目に見えているし、こんな早朝に高速は必要ない。

2時間10分ほど前に空港に到着。行列もなくスムーズに手続きが済んだ。出国税分のお金が少し足りないので空港で2千円ほど両替する。小銭も動員して窓口で出国税を支払う。待つ間、免税店前のイスでYとツレは寝てしまう。私もウトウト。1時間前くらいになり、Yを起こし、目覚ましのためケンタッキーのソフトクリームを買う。食べ終わってトイレに行ってゲートに行くとまだ30分以上前だが搭乗が始まっていて、飛行機に乗り込む。結構混んでいた。6時間の飛行予定が6時間半かかり、14:30ごろ成田着。気流が悪くずっと揺れ続けシートベルトサインも着きっぱなしだったせいだろう。 入国審査が大行列で、荷物はターンテーブルに出てきていた。
日本は猛暑になっていて34度。タイより暑い。

幸いYも私もお腹を壊すこともなく、体調を崩すこともなく楽しい旅ができました。
川沿いのホテルに比べBTS近くのホテルは出歩くのに便利でした。また、値段も4,000〜6,000円くらいのホテルに泊まったわけですが、どこも、温水のバスタブ付きの部屋で、日本のビジネスホテル並みの設備を備えていました。
現地の気温も最近の日本が夏に蒸し暑いせいか、あまり「暑い〜」と感じなかったです。暑いことは暑いのですが。
雨季ですが、本格的な雨に降られたのは5日目の夕方だけでした。（3回夏に行っていますがいつもこんな感じです）

パタヤは昔に比べて、「明るい観光地」になったように感じました。以前は昼間パタヤの街に行っても閑散としていた記憶しかないのですが。海沿いの散歩道なんかもありました。フットマッサージやコンビニもたくさんあります。パタヤからバンコク空港までは700Bという看板を通りすがりの旅行会社で見ました。直接バンコクの空港に帰るという手もあるようです。