夏休み期間に入ると航空券がグンと値上がりするので、子供が小学校に入ってからは、学校を休まず海外旅行しようとすると大散財になってしまいます。
せめてもの抵抗で、海外発日本経由アメリカ行で、かつ、夏休み日程の変更可能なチケットを探しました。
今まで利用していたバンコク発券のNWは、1年OPENでも往路の日程変更不可なものなので、夏休みのように他の人と調整して休むような時（私もツレもお盆休みというのはなく、交代で夏休みを取るタイプの会社に勤めている）に利用するのはあまりにも危険です。シンガポール発券ならば、目的地の変更などはできませんが、日付の変更は可能なのでとりあえず夏休みが思ったとおりに取れなくても航空券が紙くずになることはありません。
お願いしたシンガポールの日系旅行会社では全日空も日本航空も同額だったので、予約が取りやすそうな全日空にしました。 予約が取りやすそうという根拠は、予約開始と同時にお願いしても、日本航空はたいていリクエスト扱いになるのですが全日空は予約がすんなり取れるのと、今から夏休み期間の空き状況を見ても、日本航空はシンガポール発の航空券の予約クラス（予約クラスが分からない方で興味のある方は「海外発券について」を読んでください）Mは残０に対し、全日空のHクラスは空席があります。いくら日付変更が可能な航空券でも予約が取れなければ乗れませんので、発券した航空券の予約クラスが取りやすいかは大事です。全日空は、成田夕方発深夜着、シンガポール深夜発朝着（コードシェアの他社運行便は使えない）で、シンガポール往復はあまりいいタイムテーブルではありませんが、日本航空は、２便飛んでいて、全日空と同じ時間帯の他に成田昼発夕方着やシンガポール朝発午後着もあり選べます。タイムテーブル的には日本航空の方がいいのですが、今回は全日空を使ってみることにしました。
ニューヨーク線・シンガポール線とも座席はパーソナルテレビ付なのはどちらの航空会社も同じです。アメリカ東海岸は遠いので、映画が選べるのはとても嬉しいです。

ホテル予約
NYのホテルは高いですが、幸い夏休み中の8月下旬までは、まあまあ安い値段で予約が可能です。8月下旬から秋はビジネスシーズンなのかホテル代が倍なんていうのも珍しくありません。1週間いるのでアパートメントや安いホテルも検討してみましたが、初めて行く旅行先には、そこそこいい印象を持ちたいもの。星の数も多めで（設備がそろっているという目安にはなる）、宿泊料金が安く出ていたインターコンチネンタルバークレーを選びました。オクトパストラベルさんで3月中は円高（107円くらいだった）もあり15,600円でしたが、私が予約した6月には16,200円でした。
今回のオクトパストラベルの予約はちょっとドタバタしました。
オクトパストラベルでは、ツイン＋子供１、ダブル＋子供１、ツイン＋子供２、ダブル＋子供２という細かい選択肢になっているので、とりあえずダブル＋子供１で土曜日から７泊予約依頼すると、当日”回答待ち　お子様は添い寝になります”というメールが来て、翌日午前中に”予約はお取りできませんでした”というメールが来ました。そこでツイン＋子供１で再び予約依頼すると、当日”回答待ち　お子様は添い寝になります”というメールが来て、翌日午前中に”予約はお取りできませんでした”というメールが来ました。
NYのホテルって混んでいるのね・・・などと思いつつ、他のホテルをネットで探します。探している間に金土がBookFullで出ていたり、レートが高いホテルが多いことに気づきました。その際に見つけたのが、マリオットマーキース(Marriott Marquis)の日曜限定129ドル。安い！Marriott Marquisならタイムズスクエアの向かい側でどこに行くにも便利な文句なしの立地の上に、部屋も広めできれいです。
しかしツレはホテルを移るのは面倒くさいと難色。妥協案として、到着日から2日間、土日をMarriottとして、土曜日一番安いレート（24,400円）だったAppleにMarriott Marquisの土曜日の予約依頼を出し（日曜はホテルのウェブサイトから予約予定。キャンセル不可のレートなので予約は最後に） 、土曜を外した月曜からならインターコンチネンタルが取れるかもしれない、と再び、オクトパストラベルで月曜から5泊をダブル＋子供１で予約依頼しました。当日”回答待ち　お子様は添い寝になります”といういつものメールが来て、翌日夕方になっても返事が来ません。夜メールが来て「インターコンチネンタルバークレーは子供の無料エキストラベッドはご利用になれません。添い寝の場合はツイン、ベッドがいる場合はトリプルで予約しなおしてください」というメールが来ました。「子供の無料エキストラベッド？赤ちゃんのベビーベッドならまだしも、そんなものを用意してくれるホテルがあるのか・・・?」と思う反面「回答待ちのメールでこのホテルは添い寝になります」とアチラから書いて来ているのに何なの？？？」という疑問が・・・。
すぐに、「そちらからの回答待ちメールには添い寝になるとあります。それで了承していますので、添い寝で処理してください」ついでに、前2回の予約依頼とその結果も書いて、「最初に７泊で予約依頼したときに、どうしてそのような案内が頂けなかったのでしょうか？」と書き添えました。
不可能なリクエストの予約では、いくらツインだろうがダブルだろうが取れるわけがありません。
翌日オクトパストラベルから、謝罪の言葉と「土曜日から7泊ツインで1室(!?)空きあったので押さえました、利用するかどうか数日後までに返事をください」とのメール。しかしレートが値上がりして１泊16,400円で予約されていました。
どうしようか迷いましたが、AppleのMarriott Marquisが「予約できませんでした」との回答だったため、土曜日の安いレートを探すのが面倒になり、格安のMarriott Marquisの日曜レート$129にかなり未練を残しつつ、７泊インターコンチネンタルバークレーを利用することに決めました。
「利用します」の返事をする当日、レートは16,200円でした（オクトパストラベルが私たちの予約を取った日だけが16,400円だった）。レートの上下は為替の関係で仕方ないことですが、3回目の予約を流すまでの1週間はずっと16,200円だったため、最初の予約依頼の時に言ってもらえていたら、7泊×200円=1,400円の余分な出費をしなくて済んだはず、と一言文句も書きました。
オクトパストラベルからは、最初の予約依頼時の16,200円のレートで結構ですというメールが来ました。一応誠意ある対応をしてくれたと思います。といっても当日のレートが16,200円でしたので、あちらにも損はなかったため、このような対応をしてくれたのかもしれません。
分かりにくい子供の入力はどうしたらよいかを今後のために聞いてみました。サイトで入力するのはツイン（またはダブル）＋子供１で入力して、別途メールで、子供無料ベッドの設定が無い場合はツインでOKなどと知らせればよいとのことでした。選択肢が細か過ぎるのも困りものです。
ホテル選びで、インターコンチネンタル以外に検討したのは、Marriott Marquis（高いので日曜限定）の他、シアター街に近い、Novotel、Milford Plaza、Days Hotelです。 Novotelは子供の遊び場なんかがロビーにあるようで子連れに良さそうですが値段がMarriott並みに高くて却下。Milford Plazaは、立地がタイムズスクエアに近く、部屋は狭そうですが、エレベーターに乗るのにルームキーをチェックしたりとセキュリティはしっかりしていそうです。最寄の地下鉄駅が急行停車の42nd StreetなのもGood。 一番安いレートで1泊\14,800（オクトパストラベル）。 Dayｓ Hotelもタイムズスクエアに近く、他より部屋が広そうでベッドも大きく見えました。 一番安いレートで1泊\13,800円（アップルワールド）。

ナイアガラ観光手配
さて今回はナイアガラの滝も初めて見に行く予定です。ナイアガラの滝はアメリカとカナダの国境にありますが、カナダ側はトロントから車で2時間くらい、アメリカ側はバッファローから車で1時間くらいの場所にあります。
本当はアメリカ系航空会社のアメリカ2都市周遊でNYとバッファロー(BUF)を回れたら良かったのですが、今回は日系航空会社のため別手配です。
すべてお任せで楽なNY発の1日ツアーは、往復航空機利用で$350くらいからです。値段は子供もほとんど変わらないので3人で参加すると約12万！（グアムや香港に行けそうな値段・・・）
航空機・現地の足・霧の乙女号・昼食も含まれているので値段的にはそんなものかな、と思いますが、気になるのが観光内容。花時計やら関係ない場所へ連れて行かれて、滝だけでいいからじっくり見たい私たちには不向きな気がしました。
自力で行く場合、NYからバッファローへの交通機関はいろいろあります。アムトラックのメイプルリーフ号は、1日1便。NYのペンシルバニア駅7:15発16:05ナイアガラフォールズ着。復路は11:40ナイアガラフォールズ発21:45NY着。4月ごろ8月月曜発火曜着で料金を調べたら往復$113.40、子供半額で3人で$283.50でした。値段は、固定ではなく、需要と供給で変わっていくようで、早ければ安いというものでもないようです。カナダ側まで行かなくてよければ他に3便ほど運行していますが、夜行などはなく、日帰りは無理。往復アムトラックの場合は、ナイアガラ1泊が必要です。
次にグレイハウンドバス。こちらはポートオーソリティバスターミナルから出ていて、所要時間が約8時間（所要時間は7H〜10Hまで便によって違う）。8/16でタイムテーブルを検索すると12-14便あり、夜行バスも複数、往復あります。値段は、片道大人$72・子供(5-11) $43.20で3人で$187.20。往復だと、割引はなしで、往復大人2人、子供1人で$374.40です。時間を節約するなら、往路NYC22:45発BUF06:00着(所要7h15)＆復路BUF22:45発NYC06:15着(所要7h30)なんかを利用すれば目いっぱいナイアガラ観光できそうですが、このような強行軍で子供に後で熱でも出されたら、時間の節約どころではありません。それに、値段もあまり安くありません。グレイハウンドは長期間のパスを買ってあちこち回る人には安いのでしょうが1区間だけだとあまり安くはないようです。
最後は飛行機です。ナイアガラ行きの国内線は、一番安かったのがUS AIRで往路10:05発復路17:20発か、往路10:59発復路20:15発で1人$115.20（たぶん税別）でした。 しかし、いくら安くても現地に昼ごろ着くので滞在時間が少なく却下。US AIRならマイルもつくのでこれで時間帯がよければ万々歳でしたが・・・。
良い時間帯でまあまあ安いのはJetblueという航空会社でここは顧客満足度調査で全米No.1になったという新しい航空会社です。 値段は、往路$49〜$72、復路$62〜$97くらいです（6月中旬現在）。 値段は飛ぶ時間帯で変わり、みんなが日帰りで使いたい時間帯はやはり高めです。6月中旬に予約した時は、往路7時発が$72、復路19時発で$62、子供割引なしで、3人分の往復で$370程度。税金や保険料がかかって全部で$453.60でした。（4月に検索したときは、朝7時の便が$49だったので、総額で$384.40でした。予定が決まっていたら早めに予約すると安いです。さらに1ヶ月を切って7/16に見てみたら、朝7時の便が$97になっていました。総額$528.60です。さらにさらに、8/13に見てみたら、朝7時の便が$116、帰りは買える時間が午前か夜22時の便で$97〜$116になっていました。往復とも$116の料金を選んだ場合、3人で$747.60！）Webサイトで予約・支払・座席指定もその場でできます。予約は2ヶ月ほど前の6/14にしましたが、座席の指定状況はまだガラガラ（3割程度埋まっている？）でした。Jetblueのチケットは払戻不可・名義変更不可で予約の変更は便の出発前なら$25の手数料でできるようです（航空券自体の差額は別途支払う）。チケットはE-ticketなので、予約番号と公的なID（パスポート）を空港で提示すればOKです。
次にバッファローからの足です。バッファローからナイアガラまでは車で30分〜1時間ほどのようです。
バッファロー空港集合の日本語ツアー（NY発ツアーで集合をバッファロー空港選択）は$90くらいです。ツアー内容が気になるのはNY発の一日ツアーと同じです。
タクシーは片道$50程度、シャトルバスは$20程度、市バス(乗り継ぎ・本数少ない)だと$3程度。 シャトルバスを3人利用するとタクシーのほうが安い。
レンタカーの一番小さい車の料金を調べると、ALAMOのNWトリプルマイルキャンペーンが追加保険込みで$75、Hertzが追加保険なしで$62.28、AVISが追加保険なしで$66.25だったため、ALAMOで予約しました。観光地のナイアガラでの駐車場探しが少々不安ですが、タクシー代より安いし、帰りのシャトルバスの時間を気にすることもなくなるメリットをとりました。迷っていたので予約したのは出発一週間くらい前になってしまいました。

ミュージカルチケット手配
次はミュージカルのチケットです。Yは「美女と野獣」が見たいようです。6/14現在チケットマスターで照会すると、8月中旬の昼の公演で、２F席（フロントメザニン）の３列目の真ん中あたりで空きがあります。また、人気のライオンキングの昼の公演も同じく２F席で最前列の真ん中の予約やオーケストラ席の予約ができます。両方見たいけど・・・高いですね〜。$100程度はするので、2つ見たら$600です！おまけにチケットマスターでは1枚につき$6程度の手数料を取り、窓口受け取りのWillCall手数料が$2.5で、手数料だけで2千円以上です。
何とか安くならないかな・・・ということで、PLAY BILLの無料会員になってみました。美女と野獣なら割引で$60程度でチケットが買えるようになりますが、今は7/4までの割引しか出ていません。もう少し待ちます。LION KINGは人気のためか割引はありません。
7/4までの次は8/1までの割引がでました。次は私たちが使える期間で出るでしょうか・・・？ドキドキ。（結局8/2から8/下旬までは割引が出ませんでした。夏休みでお客が多いからでしょうか？？？）
とりあえず、７月下旬に、TKTSでも売らず、PLAY BILLの割引もないLionKingだけをTicketMasterで予約することにしました。「とりあえず見てみるか」程度の観劇なので、狙うは3F席の真ん中の$60の席か両サイドの$40の席です。日にちを入れて検索する時に四角の中に手書き風の文字が出てきますが、そのとおりに入力して進めばOKです。これはプログラムなどを組んで自動でどんどん予約を取ろうとする行為を防ぐためのものです。8/15(日)は空きなし。1席ずつなら空いているんですが、3席だと続きで取れないのか空きなしになります。8/17(火)の20:00〜では両方空きがあったため$40の安い席で予約しました。受け取りは日本からの場合International WillCallになります。予約の際、チケット内容確認画面は2分以内、住所やクレジットカード入力の画面は3分以内なのでがんばって入力しないと席を開放されてしまいエラーになります。私も一度出してやり直しました。カード番号入力エラーも出しましたが、どうやらXXXX-XXXX-XXXX-XXXXと数字の間にハイフンを入れたためでした。番号のみズラズラと入力しましょう。
Will Callのチケットは劇場のWill Call窓口で受け取ります。写真つきID（パスポートでOK）と決済したクレジットカード、予約番号を提示して受け取るという説明は出ていますが、いつから受け取れるのかといつまでに受け取らないといけないのかの情報が出ていません。何日も前に行くとチケットの準備ができていないと言われるようだし、開演の1時間位前に受け取ればいいのかなあ？と思います。

ヤンキースチケット手配
私たちの滞在中、8/20(金)にヤンキースタジアムでの試合があります。その前後はビジターで行ってしまっていてNYでの試合がありません。はじめは見なくていいと言っていたツレですが、出発直前に「一度は見に行ってもいいかもね〜」と言い出しました。ガイドブックなどでは、サブウェイシリーズ・ワールドシリーズ・シアトルマリナーズ戦やボストンレッドソックス戦でなければ当日券でも入手可能とありました。一週間前でしたが、公式Webサイトからチケットが買えるので（実はチケットマスターへ飛ぶ）検索してみると、どの席でもOKにしても、3人はNG！1人で検索するとアリ。2人だとナシ。最悪2人と1人でも（Yと大人1人が一緒になる）と思いましたが、1席づつバラバラではダメです。ということで断念。お盆だから現地の旅行会社が買い占めているのかしら？と思いましたが、今年のNYヤンキース戦のチケットは売れ行き好調なんだそうです。
あとは、地球の歩き方の欄外情報にあった「当日券は試合開始の2時間前くらいに行かないと良い席はなくなる」という記述を信じ、当日のチケット入手に望みをかけます。（http://www.razorgator.com/）のサイトでなら、多少プレミアがついたチケットを買えますが、直前すぎて受け取りが不安だったのでやめました。

●お盆（8/14）の最中、車で成田空港へ
11:00の飛行機に乗るため、6時半に家を出ました。お盆で混んでいるかと思いましたが、千葉のジャンクションで多少混んだだけで、3時間前には駐車場に到着。2時間以上前に搭乗手続きも終わりました。ANAのカウンターの周囲には荷物チェックの行列がありましたが、荷物がひとつの人は短い列に案内してもらえるので意外に早く済みました。
混んでいる日にうんざりするのが、両替です。第2ターミナルは銀行が4つほどありますが、みんな行列。この日のドル現金レートが一番良い東京三菱に並びました。ミュージカルのチケットをTKTSで買う場合、現金かT/Cでしか払えないので、6万円両替しました。
Yがビデオを見たいというので、本来は行かなくてもいいモノレールに乗った先のターミナルへ。 ちょうどライオンキングが始まったところでした。Yは喜んで見始めます。ツレにYの付き添いを頼んで、私は期間限定のマッサージチェア（10分\200）をやりに行きました。なかなか高性能なマシンで満足。
ライオンキングのシンバの父ムファサが谷で死ぬ間際、ツレがYに「時間だから行くよ！」「え〜！」かなり不満なYを説得し、戻りのモノレールへ。モノレールを降りると荷物検査があり、時間がかかります。30分前にプレイルームを出ましたがちょうどよい時間でした。

●飛行機にて:「子供がいるのでご迷惑をおかけするかもしれませんが・・・」の挨拶考
飛行機に乗るとすぐ、前の席の赤ちゃん連れのご夫婦に「子供がいるので迷惑をおかけするかもしれませんが・・・」と挨拶されました。私はちょっと戸惑ったので「はい」とだけお返事を返しました。 子連れの飛行機ノウハウで、「乗ったらすぐ周りの人にご迷惑をおかけするかもしれませんが、と挨拶しましょう」というアドバイスを見かけるのだが、私は、正直、「？」と思っています。
私が挨拶された側なら、「静かにする努力をしてくれれば、それだけでいい」と思うからです。
それに挨拶されてしまった側は、先に挨拶という名の「おことわり」をされてしまったので、本当にうるさくて迷惑だったとしても、我慢しなくてはいけない状況になりそう。なんだかそこに「言ったもん勝ち」のような匂いを感じてしまうのです。うまく説明できませんが・・・。
機内でたまたま会話がはずんで、ついでに「うるさくないですか？すみませんねえ・・・」というような会話を交わすのはよいと思う。また、実際に迷惑をかけてしまった後に「ご迷惑をかけてすみません」は分かる。この場合、相手は「いえ、大丈夫よ」とか「もうちょっと気をつけてよね！」とか「（怒って返事もせず）フンッ！」と、その時の迷惑状況で反応するでしょう。
でもいきなり乗った瞬間に「ご迷惑をおかけするかもしれませんが・・・」は、どう答えていいかわからない。相手がどんな迷惑をかけるのか、予想がつかないからです。
こういう挨拶をされた人は違和感がないのでしょうか？違和感を感じるのは私だけでしょうか？
無理やり言いたくもない「いいですよ」という返事を「させられている」人はいないのでしょうか？
ちなみにこのご夫婦は、通路を挟んで横隣になった白人の方に客室乗務員の方を通じて同じ事を言ってもらっていましたが、このニュアンスを理解してもらうのに客室乗務員の方はかなり苦労していました。白人の人は「だから？何？」と聞き返していました。白人に察してというのは通じません。「迷惑をかけるかもしれませんが・・・」と言われても「それで私にどうしてほしいのだ？」と相手はなります。
この挨拶で相手に何を望んでいるんでしょう？突き詰めていくと、言いたいことは「我慢してほしい」のです。つまり私の違和感もそこにあります。初対面の人にいきなり「我慢してね」と言っているのに等しい挨拶なのです。
もちろん声をかけることで会話が成立して和やかになる効果はあります。でも、それも相手によりけりです。口では「いいですよ」と返事をしても、内心不愉快になっていないとも限りません。前後左右の人との和やかな雰囲気を作るきっかけなら「NYは初めてですか？」のような当たり障りのない会話から糸口をつかんだ方がいいのではないでしょうか？
「我慢してほしいとは言っていない。迷惑をかけるかもしれないから先に謝っているだけ」という人もいるかもしれません。
なるべく迷惑をかけないつもりなら、「とりあえず」謝る必要はないと思います。子供が寝てしまって騒ぐどころかしゃべらない事だってあります。
「でも子供のことだし、親ががんばっても迷惑をかけるかもしれない・・・」
子連れで旅行する身なので、その心配はとてもわかります。 でも、挨拶をすることで気が楽になっているのは自分達だけではないでしょうか。相手は、先に謝ってもらっても、迷惑は迷惑でしかありません。 やっぱり迷惑を最小限にする努力、近くの席の人が望むのはこれではないでしょうか。
このご夫婦も赤ちゃんが泣き出した時は席を立ってあやしたりとても努力していて、長時間泣かせることはありませんでした。（着陸の時は、耳のせいかかなり大泣きでしたが）
泣いた時、騒いだ時、こういう姿勢を見せれば、前もって挨拶なんてしなくても、まわりの人は納得してくれると思います。 相手に「なんて返事をしたらいいんだろう？」と戸惑わせることもありません。
以上は、あくまで私見で、挨拶する人、挨拶をすすめる人を非難しているわけではないことをお断りしておきます。こういったことは価値観も感じ方も人それぞれなので何が正しいなんてないのです。ただ私は挨拶をされると言外に「我慢してね」を感じるし、相手にそう取られるのはイヤなのでこの挨拶はしません。他の人にも挨拶しましょう、と勧めたりはしません、ということです。

●ニューヨーク在住の親戚訪問
ANA10便は10:30の定刻より少し早めにJFK空港に到着しました。入国審査も待ちナシ、荷物が出てくるのも早く、すんなり到着ロビーに出ました。ツレの従兄でニューヨーク在住のGさんが迎えに来てくれることになっています。しかし、何年かぶりの再会で、ツレは丸々太ってしまったし、お互いに見つけられなかったらどうしよう・・・と心配していましたが、幸いGさんのほうはお変わりなく、すぐに見つけることができました。GさんはNY在住5年目で旅行会社にお勤めです。NYの勤め先では、日本から来ているのはGさんのみで他は現地採用の日本人とのことでした。Gさんのお住まいはマンハッタンではなく、ヤンキースタジアムのある場所をずーっと上に行った場所とのこと。車通勤で30分ほどかけてマンハッタンのメットライフビル（グランドセントラル駅の上）内に通勤しているそうだ。
Gさん宅に到着。周囲はドラマや再現フィルムなんかによく出てくるようなアメリカの住宅地。道の両側に広々した芝生、その奥に住宅。Gさん宅も一部屋が広々していて、家具も一つ一つが大きい。Gさんのお子さんは長女のAちゃんと長男のJくんの二人。Aちゃんは高校生。近くの日系スーパーでアルバイトをしているらしい。去年と今年は日本のおじいちゃんの家に遊びに来て、最近日本からNYに戻ったばかりだ。Jくんは今年高校生になる年齢。ちょうど家にいて、Yに「ビデオ見る？」とかいろいろ気遣ってくれる優しいお兄ちゃんになっていた。私が知っているJくんはまだ小学校に入るか入らないかの年だったので、まるで初めて会った人のようだった。Jくんは地元の学校に通っているが、日本人はだいたい10人くらいいるそうだ。来たり帰ったり出入りするので今は自分が2番目くらいに長くいると言っていた。「自分が来た時、NYに長くいる子がいろいろお世話してくれたので、今は新しく来た子に自分がいろいろしてあげなくちゃと思っている」と話していた。Jくんはメッツファンだそうで「ヤンキースは応援する気にならないですよね・・・」と言っていた。Gさん一家はどちらかというとメッツファンのようだ。GさんによるとJくんは日本人向けの英語とアメリカ人向けの英語を使い分けて話すほど、英語が堪能になったそうだ。逆に、今NHKでやっている新撰組は時代劇の言葉遣いなので集中して聞かないと意味が理解できないと言うらしい。といっても、ちゃんと現代の日本語は話せるので（漢字は怪しいらしい）、やはり海外赴任は子供が小学高学年くらいからが子供の英語習得には一番良さそうだ。
Gさんの奥様のMさんはとても美人でいつもニコニコしている。私たちは庭でBBQをご馳走になった。Jくんが、お皿を運んだり、肉を焼いたり、お手伝いをせっせとしていて感心する。バターを塗る小物や輪切りのコーンの両側に刺して手で持てるようにする小物が出てきた。BBQの本場は便利な小物もいろいろあるようだ。近所の家にも庭にBBQセットがあり、普段の夕食で、ちょっと庭でBBQなんていうのもよくやっているそうだ。
このあたりはどこに行くにも車なので、Mさんも友達の家へ遊びに行く子供を送迎したり、学校へ送迎したり、「まるで運転手なの」と言っていた。
友達の家から帰る時も、家に電話して迎えに来てもらうのだそうだ。共働きだったらどうするのだろう？？？
マンハッタンから車で30分の距離なのに、Gさん宅にはリス、ウサギ、はてはスカンクまで現れるそうだ。スカンクは見てみたかったなあ・・・。
食事が終わったころ、小雨が降ってきたので室内へ移動。今チャーリーというハリケーンがフロリダから北上してきていてNYの天気が悪いそうだ。その後にももうひとつハリケーンが来ているらしい。Gさんたちは、天気が悪くてあいにくだね、と気の毒そうな顔をしていたが「大丈夫ですよ！私達は天気には恵まれる方だから」と言うと「そう、じゃあ大丈夫かな」と笑った。
Gさんが、地図を出して来て、お勧めのお店に○をつけたり、旅行者でもゴスペルが聞ける場所を書いてくれる。サークルラインは今セキュリティが厳しいのでウォータータクシーもいいよ、と出発場所を地図に書いてくれた。その後、アルバイト中のAちゃんのお店に行って買い物をしたり（小さな店だが納豆数種まで日本食が何でもある）、近所のパーティー用品のお店を見たり、AちゃんJくんの学校の前をドライブしたりしてGさん宅へ帰宅。Aちゃんがバイトしているスーパーにはレンタルビデオが置いてあり、日本のニュース番組からドラマ、深夜のお笑い番組まで借りられる。Yは途中だったライオンキングのビデオを最後まで見せてもらい大満足。Gさんにホテルの販促グッズらしい、握るとフニョフニョする自由の女神の像をもらう。17時を過ぎたので、おいとますることにした。Gさんに車で送ってもらってインターコンチネンタルへ。 インターコンチネンタルの前はとても車をのんびり駐車するようなスペースがないので、お礼を言ってホテルの前でGさんと別れる。Gさんは携帯番号を教えてくれましたが、今日もお宅にお邪魔している間、ひっきりなしに携帯電話が鳴り、その都度なんやかやと対応していてとても忙しそうだったので、何かトラブルにでも遭わない限りは頼ったりしないつもりだ。Gさんは来年あたり日本に戻ることになりそうだと言っていたので、GさんがNYにいるうちに来られて良かったと思います。

●インターコンチネンタルバークレーホテル

ホテル到着は18時に近かったので、インターコンチネンタル バークレーのフロントはすいていました。チェックインして鍵を受け取ると、このホテルの一番上の階の13Fでエレベーターからもすぐの部屋でした。喜んで部屋に入ってひととおり見ると、なんと、バスタブのない部屋でした。シャワーの広さといい手すりといいハンディキャップルームのようでした。もう一度荷物を持ってフロントに行き、バスタブのある部屋に換えてもらいました。今度は12Fですが、廊下の突き当たりの部屋です。バスタブはついていますが、とても狭い部屋でした。非常口を説明するレイアウト図を見ても突き当たりの部屋（1つの階にいくつかある）は他の部屋より明らかに狭いのが分かります。まあ狭いといってもスーツケースを広げるくらいの広さはあるし、ベッドの大きさは同じだし、備品も変わらないので、この部屋でOKとしました。
ちなみにここのホテル、フロントでチェックインしていても、ベルマンは呼ばないと寄ってきません。ベルマンに荷物を頼むと、荷物を後で運んで来るパターンだと部屋で待たされるのがあまり好きではないので、必要な人がベルマンを呼べばよいここのホテルのシステムのほうが好きです。 寄ってこられると断るのもちょっと気が引けるし・・・。「自分で荷物を持つなんてとんでもない！」という人には、「いちいち呼ばないと来ないなんて！」と不評でしょうが、私にはお気楽でGoodでした。
部屋の設備としては、キングサイズのベッド（高さが腰ぐらいあって高い。落ちたら怪我をしそう・・・）、TV（NHKあり）、机、インターネット（有料結構高い）、ミニバー、暗証番号式セイフティボックス、冷蔵庫、ミニバー、ドライヤー、アイロン、コーヒーメーカーなどがありました。コーヒーメーカーはあるもののコーヒー豆はミニバーで$6。コーヒーを１杯ずつ落とせるものや緑茶・紅茶などのティーバックと砂糖などを持参した方がよいでしょう。私はいつも紅茶や緑茶、砂糖を持ち歩いているのでコーヒーメーカーは湯沸し器として使いました。
アメニティは、石鹸、シャンプー、ボディローション、シャワーキャップ、靴磨きがありました。部屋によってはマウスウォッシュがつくようです。
私たちの部屋は、ホテルの正面玄関側だったのでオフィスビル内が見えます。こちらのオフィスビルは、人が出勤するとブラインド下ろして中が見えなくなり、人が帰ると泥棒対策で明かりをつけてブラインドを開けているので夜無人のオフィス内が丸見えです。よって、カーテンを閉めないと明るくて眠れませんが、昼間でもOKの厚手の遮光カーテンなので安心です。
7日間滞在しての感想。アメニティの補充がとにかくいい加減。シャンプーがない時は、廊下にいるお掃除の人にもらいに行ったことも。 ちゃんとチップ置いておいたんですけどね・・・。いい加減な仕事に頭にきていたので、チェックアウトの日はチップを置きませんでした。他は特に問題なし。毎朝、ドアの取っ手に新聞（NewYork Times）が届きます。ただ、排水の音は聞こえます。隣の部屋の人が朝3時ごろ帰ってきてシャワーを浴びて目が覚めたりしました。外のパトカーの音も小さくですが聞こえます。
ホテルの場所としてはとても便利でした。地下鉄の路線も複数乗れるのでたいてい乗り換えなしで目的地へ。さらに27番のバス（バス停はホテルのすぐ横）は、タイムズスクエアのTKTSの前にも停まるし、ポートオーソリティと国連間を走るので便利です。また2ブロック先の2thで15番に乗れば、Stompの劇場前を通り、中華街方面へ行けます。歩いてタイムズスクエアまで行くのも、ロックフェラーセンターや5番街を通る飽きない道を20分くらいじゃないかと思います。
隣接してデリが2件、CitiBankも1ブロック、コンビニのようなDuane Readも1ブロック。水や飲み物はデリで買うと高いのでDuane Readで買いました。Duane Readもデリも24時間営業だし、深夜でも人通りがあり、治安もまあまあ良い場所だと思いました。

●グランドセントラル駅＆Junior'sのチーズケーキ
ホテルからグランドセントラルまでは10分ほどです。夕食を食べるためにブラブラとグランドセントラル駅まで出かけました。
インフォメーションがあり、よくガイドブックにのっているインフォメーションでもらえるミュージカルの細長い割引チケットが、CHICAGOと42nd Street分、置いてあったのでとりあえずゲット。1枚で何人割引できるか聞いたら、「何人でも」との答えだったので、1枚ずつもらいました。
グランドセントラル駅は、建物の雰囲気がいいです。歴史を感じる駅でした。 数種類のカキを食べさせることで有名なオイスターバーに入ってみたかったのですが、ツレはカキが嫌いです。メニューを眺めるだけでした。カキは時価です。いかにも高くつきそうで恐ろしい・・・。Gさんがここのクラムチャウダーはお昼ご飯にちょうどよいと言っていました。
駅の中でチーズケーキが美味しいと出ていたJunior'sという店を見つけ、プレーン（$4.95）をひとつ買いました。混んでいるため、他の人の値段で会計されてしまいましたが、抗議すると正しい値段への訂正をしてくれました（当然ですが）。間違いがないか念のためお釣りを見て確認しましょう。チーズケーキは、チーズの味が濃厚で美味しいのですが大きいので一人で食べると飽きます。ツレもYも食べないので、ホテルの冷蔵庫に入れて一人で何日かかけて食べました。
結局夕食はYの希望でホテルと駅の間にあったピザのチェーン店SABBAROになりました。ピザを選んでいると、店のおじさんがYにバスケットボール模様の小さいボールをくれました。お世辞にもトレイやテーブルがきれいとはいえませんが、持って行ったウェットティッシュで自主的にお掃除。味はチェーン店なのでいたって普通。冷房が寒くて、長袖を着ていても頭がガンガンしてきました。
入浴して22時には就寝。

●Essa-Bagleで朝食

7時起床。
朝食はホテルから2ブロックほどのEssa-Bagleへ行くことにしました。私はとてもベーグルが好きで最近都内に店舗が増えたBagle-Bagleで1ヶ月に1回はベーグルをまとめ買いして、朝食にクリームチーズをはさんで食べています。Yもパンプキンシードのベーグルが好きでよく食べます。今回NYで本場のベーグルを食べるのがとても楽しみでした。
日曜日なのでお店はすいていました。のんびりショーケースを見て、プレーンベーグル＋クリームチーズ＋スモークサーモンをお願いしました。スモークサーモンも大好きです。ツレはベーグルを食べないのでクロワッサンの卵サンド、Yはクロワッサンを頼みました。他にコーヒー2つで全部で$14.34でした。スモークサーモンのせいで高い朝食になりました。クリームチーズだけなら全部で$10以下だったと思います。ベーグルの値段は$1しないので、日本で買うより安いですが、ベーグル自体は質感も味も日本のBagle-Bagleのものとほとんど変わらないと思いました。日本のBagle-Bagleが本場に近い味ということでしょう。

●メトロカードの購入
NYに7日間いる予定なので、メトロカードの7日間を3枚買いました。1枚$21ドルです。地下鉄やバスで移動するなら、1回均一料金で$2かかるので、料金的にもかなりお得だと思います。また、切符を買う手間がないのも楽です。購入は券売機ででき、クレジットカードで支払えます。改札でカードを通すのに始めはやり直すことが多かったのですが、Yが一番早くコツをつかんでいました。早すぎても遅すぎてもいけないのです。

●Times Square Churchでゴスペルを聞く

ゴスペルを聞くために、B.B.Kingのサンデーブランチに行くか、JAZZのiridiumやBlue Noteに行くかを迷っていたら、Gさんが教えてくれたのがこのTimes Square Churchのゴスペルでした。正装していかなくても肩身がせまくない、料金は任意とのことでした。
場所はタイムズスクエアそばのノボテルの並びです。 日曜の10時、15時、18時の3回ゴスペルが聞けます。私たちは、9:30頃行きました。盛況で、席に案内されるまでに待ちました。教会に純粋に信仰のために来ている人が多いので、ちゃんとよそ行きの服を着ている人も多いです。歌を歌いながら一心に祈っていたり、手を広げて神と対話しているかのような人がいたり、あまり観光客然とするのは良くなさそうな雰囲気でした。 元劇場だけあって、舞台が見やすいです。スクリーンに歌詞が出て一緒に歌えます。45分くらいゴスペルをやり、寄付の入れ物が回ってきます。私たちは信仰もなく入ってしまったのでせめてもと思い寄付を$5入れました。寄付は小銭や$1札が多く入っていました。「この後牧師さん（？）のお話が始まると2時間出られなくなる」とGさんに聞いていたので私たちはここで退散しました。このゴスペル、大人は単純に「信仰ってすごいなあ」と感動していたのですが、Yにはかなり退屈だったようです。「いまここに生きていることを神様にありがとうって言ってる歌だよ」などと歌詞の解説はしてあげたのですが・・・。

●TKTSで当日ミュージカルチケットを半額で購入
ゴスペルを聞く前に、TKTSの場所を確認したとき（9時頃）すでに5･6人が閉まっている窓口前に並んでいました。TKTSのサイトによると日曜日は11時からOPENで昼のチケットを売るとありました。夜のチケットは15時からの発売です。 ゴスペルが終わって、10:55分ごろに行くと、今日発売のチケットが電光掲示板に出ていて、窓口も開き、すでに売り始めているようでした。 お目当ての美女と野獣が電光掲示板にあったので、列に並びました。Yは美女と野獣が売り切れないか心配でしかたないようで、時々、「まだあるか、見に行こう」といいます。3回ほど列を離れて（ツレを残し）電光掲示板を見に行きましたが、大丈夫。「まだあったよ〜」と喜んで、並んでいるツレのところまで戻ります。意外に早く列は進み、40分ほどで窓口までたどり着きました。オーケストラ席3枚、100ドルの50%OFFの$50で買うことができました。前もってディズニーのサイトから印刷しておいた座席表を見ると、買ったチケットの席V-2,4,6は舞台に向かって右手側の通路から3席なので、見やすそうです。TKTSは枚数を言うだけで席の指定はできません。1枚につき$3の手数料がかかるので3枚で$159ドルを、現金かT/Cで支払います。クレジットカードは使えません。
TKTSで売り出したチケットはTKTSのサイトで公開されているので曜日と時間でどこのが売られているか傾向を確認することができます。美女と野獣は結構いつも出ていますが、昼の公演（週2回）はたまにでていないこともあります。ほとんどは50%OFFですが、STOMPは元の値段が$60のせいか25%OFFで出ていました。この日はYの誕生日。良い席で、Yの見たがっていたミュージカルが見られることになり良かったです。

●MARS2112で昼食
ミュージカルのチケットを無事に入手すると、12時でした。昼食の場所を物色。歩いていると風船で飾られたそばに火星人が立っているのを発見。よくガイドブックにものっているMARS2112です。ここにあったのか・・・と思い、入ることにしました（Yははじめ怖がった）。まず入り口で名前を言って、地球から火星に向かう乗り物に乗ります。ディズニーランドのスターツアーズみたいなものです。火星に着くと名前を聞かれテーブルに案内されます。火星の料理ですが、いたって普通のアメリカ料理。ハンバーガーやピザ、パスタなどなど。Yはまたピザ（大きいので私もこれになってしまった・・）。ツレはハンバーガー。マクドナルドのと違ってレストランで出てくるハンバーガーはハンバーグが肉厚でトマトの一切れひとつが巨大なので食事としてもまあまあ納得できます。 ここは、子供に風船をくれます。MARS2112のロゴ(？)入りの普通サイズの風船です。食べている間はイスに結んでおいてくれます。Yには白い風船がきました。子供は単純なのでこんなことだけでも、怖がっていた火星人（？）が好きになりました。火星からの帰りは徒歩で地球に戻れます。

●Times Square周辺（トイザラス・サンリオ･ハーシーズ)
まだミュージカルまで時間があるので、タイムズスクエア周辺を観光です。
チョコレートのハーシーズの大きな店舗がありました。店内に入ると甘ったるい匂いが充満しています。チョコはキライではないけれど、匂いで気持ち悪くなって退散しました。ここにはお土産用のチョコがたくさんあります。かわいいぬいぐるみとチョコのセットなんかもありました。上からチョコがバラバラ落ちてくる機械がありましたが、興味深々で見ていたらだた落ちてきたのをバケツで受け取るだけ？のようでした。
ライオンキングの劇場の場所を確認し、Will Callでチケットを受け取ろうとしたら、「当日にきてくれ」と言われました。
向かい側にサンリオがあり、Yが見たいというので見物。
最後はトイザラスに行きました。入るとすぐ4階分くらいの高さの観覧車があり、Yが乗りたいと言い出しました。地下の乗り場に行ってみると無料のはずもなく1人$3。2人分だけ買ってYと私が乗りました。少しずつ人を乗せかえるので何周も回り、乗っている時間は長かったです。降りるとちょうどミュージカルに行く時間になりました。トイザラス内はあまり見物できませんでしたが、余計なものを買わずに済んで良かったかもしれません。

●ミュージカル 美女と野獣(Beauty and The Beast)

15時開演でしたが、14:20ごろ、美女と野獣のLUNT-FONTANNE THEATREへ行きました。MARS2112の風船は、入り口で「これはダメです」と持って行かれてしまいました。係りの人がキャビネットに入れるところが見えました。YにはMARS2112を出る時から、「美女と野獣を見る時には処分しなきゃいけないからね」と言ってありましたが、いざ取り上げられると悲しくなったのか、シュンとして、席に着いたころにはポロポロ泣きはじめました。（Yは泣く時、あまり声を出さずに涙がポロポロ落ちる泣き方をする） 係りの人に「最後に取りに来るから捨てないで」って言いにいこうかな・・・と一瞬思ったのですが、混んできていたのでそれはしませんでした。いずれNYを離れるときには処分しなくちゃならないのです。
ショーが始まる前にトイレに行き、トイレの場所を確認。トイレは偶数列の後ろにあるので近くでした。 オーケストラ席はあまり傾斜がないのですが、子供用のブースター（イスの上にのせて子供の座高を高くできる台）が入り口に用意されていますので、大人程度の座高にはなります。ただ前に大きい人が来てしまうと見づらいです。Yは端っこで、舞台が見やすかったと思いますが、私は人と人との間から覗き見るような感じでした。
オーケストラ席の最前列の数席は舞台を見上げる感じで見づらいと思います。10列目くらい＆席から舞台を見た時通路側を見るような通路に接した席（偶数なら左手が通路・奇数なら右手が通路）が一番見やすそうだと思いました。 ショーの間に1回15分の休憩があります。近いのですぐトイレに行くと、待ち時間ナシで入れました。トイレから出る時は客席まで続く大行列になっていました。休憩中に、プログラム（$10）とバラの造花（$5）を購入しました。

話の進み方は映画とまったく同じですが、登場人物に個性がありました。生で聞く歌はやはり良いですね。子供も映画を見ておくと英語が分からなくても大丈夫だと思います。最後のほうで、オーケストラ席の子供がずっと泣いているのがちょっと興ざめでした。いくらディズニーのミュージカルで3歳以上OKとあったって、みんな他のミュージカルと変わらない値段のチケットを買って見に来ているのだから、泣き止まないようなら連れ出せばよいのに・・・。
暗転したり雷が鳴ったりする場面もあるので、これらで必ず泣いてしまう子だったら、ちょっと考えたほうがよいと思います。
ショーは17:30終了。劇場出口でふと見ると白い風船が扉の手すりにつながれてフワフワしています。係の人がちゃんと返してくれたのでした。Yは大喜びでした。こちらからは何も言わなかったのに、係の人の心遣いがとてもうれしかったです。

●早朝のJFK空港への移動
朝7:05の飛行機に乗るため、早朝JFKへ移動することになりました。MTAのウェブサイトで時刻表が見られますが、早朝でも地下鉄E線は20分間隔で運行しています。はじめは地下鉄E線+エアトレインと思っていたのですが、やはり人の少ない時間の地下鉄は危ないかも、ということで安全をお金で買うことにしてタクシーにしました。4時、外はパラパラと小雨が降っていました。ホテル出口でタクシーをお願いすると待機していたメータータクシーがすぐ横付けされました。 「JFKエアポート」と言うと「$55だがいいか？」と言われました。空港−市内の料金も$45でそこに有料道路代がかかるとのことだったので早朝の$55はまあ納得の値段。OKしました。
空港までは30分で着きましたが、道中はすごい大雨でした。今日のNYは、天気予報も雨でした。いよいよハリケーンのチャーリーが来たのでしょうか？

●JetBlueでバッファローへ
JetBlueの評判をGさんに聞いてみたのですが、「シートは革張りだしパーソナルTVもついているしいいよ。でも国際線なんかの長く乗るのはつらいかもね。」とのことでした。 JetBlueの航空会社コードはB6、JFKのターミナルは6です。Gさんによると、「お客さんを迎えに行ってもJetBlueはすんなり会えたことがない」とのことでした。
JetBlueのチェックインは、24時間前からウェブサイトより可能です（搭乗券を印刷するプリンターが必要）。
また、空港でも預け荷物がなければ、自分で機械でチェックイン可能です（決済に使ったクレジットカードが必要）。
私たちは、早朝ですいていたので、普通にカウンターでチェックインしました。日帰りのため、預ける荷物もなく搭乗券をもらうだけでした。国内線ですが、ID確認をするためパスポートを要求されました。私たちはナイアガラの滝のカナダ側にも行くため当然持っていますが、今のアメリカではIDチェックをいつされるか分からないのでパスポートは持ち歩いていたほうが良さそうです。
JetBlueはターミナル6を全部使っています。このターミナルは小さく、空港に着くのが出発の1時間15分前くらいでも余裕でOKではないかと思います。 私達は2時間半も前に着いてしまい、とても暇でした。セキュリティチェック前にもちょっとした飲食店がありますが、チェック後のエリアの方がいろいろあります。朝食はセキュリティチェック後のエリアまで行って食べるほうがよいでしょう。
指示された搭乗口に飛行機が現れず「遅れか？」と思っていたら、6:20頃に飛行機が横付けされ、到着客が降りました。たった20分で準備完了で6:40から搭乗開始。出発はほぼ定刻でした。 機内では、ソフトドリンクとスナックがサービスされます。紫（青？）色のポテトチップスを恐る恐る食べましたが普通の味でした。短い飛行時間のせいか自慢らしいコーヒーはサービスされませんでした。 Buffalloには8:10着。 前の席の人から外に出ます。私達は予約の時に「早く出られる」と書いてあった前の方の席（8列目）に乗っていたので早々に降りられました。不思議なことに、整然と前の席の人から降りて行きます。後ろの人がジリジリ前につめてなんてことはありませんでした。それほど大きい飛行機でもないし、待ち時間もしれているせいでしょうか・・・。

●レンタカーでナイアガラの滝観光

Buffalloはそれほど大きな空港ではありません。レンタカーのカウンターは隣の駐車場ビルの方にあります。レンタカーの駐車場も駐車場ビル内なので楽チンです。 Alamoで一番小さい4ドアをチェックアウトして、地図をよーく眺めて出発です。出発前にMapquestなどを見て道順を調べましたが、レンタカー屋さんでもらう地図が一番分かりやすかったです。 道は空港→33→198→190です。ナイアガラの滝への看板（滝の絵だったりする）もちゃんと出ます。
途中、料金所があります。お釣りのレーンもあるので小銭がなくても大丈夫ですが、50セントなので、25セントを8枚ほど用意してあれば往復ともスムーズです。（道によっては片道50セントの1回で済む）。9時過ぎには滝のそばに到着しました。所要時間は30分くらいでしょうか。途中、川の横を走っていると遠くに滝の水しぶきが見えてきます。滝の音は聞こえませんでした。もっとゴーッと音がしているのかと思っていたので拍子抜けです。駐車場は、アメリカ側のレインボー橋のすぐ横にしました。1日10ドルです。
9:30にアメリカ側の霧の乙女号Made Of The Mistに乗船。乗船時間は20分間です。向かい側からはカナダ側の霧の乙女号が出ています。便数はあちらの方が多いようです。あちらの方が混んでいるからでしょう。滝に近づくとはっきり言って目を開けていられません。船の2F部分が屋根のようになっている場所へ避難したりして凌ぎました。青い使い捨てカッパは丈が長いのでなんとかリュックは濡れずに済みますが、長いズボンなどは濡れてしまうので止めておいた方がよさそうです。足元はぬれます。私達はサンダル（後ろもとめられて脱げないもの）で行ったので濡れるのは気になりませんでした。カメラやビデオなどの濡らしたくないものはリュックやカバンに入れてカッパの下に入れれば大丈夫です。ただ、手や首のところは風もあるし水でぬれることがあります。 我が家は水中用の使い捨てカメラをナイアガラのために持って行きました。

次は風の洞窟Cave Of the Windです。これはアメリカ滝の滝つぼ横まで歩くものです。ゴート島内は別途駐車場代を取られそうなので、のんびり歩くことにしました。滝を眺めながら川沿いを歩き、ゴート島へ。オレンジ色のさっきより短い使い捨てカッパとサンダルをもらいエレベータで降ります。以前はサンダルではなく使いまわしの長靴だったようですが、衛生的な問題（いつもジメジメした長靴なんて水虫になりそう・・・）もあるし、サンダルに変わったのでしょう。靴を履き替える場所の壁には、使用後のサンダルを恵まれない子に寄付して欲しいと書いてありました。 エレベータを降りて、木のデッキを歩いて滝つぼのところまで行きます。途中、滝の水が足元にドワドワ流れている場所を通ったり（滝の水量によっても違うのでしょうが）します。滝つぼそばに行くと、風は強いし、滑るし、目を開けていられないくらい水が降り注ぐし・・・なかなか楽しい体験でした。カッパが短いのでズボンのおしりのあたりはビシャビシャです。またここのカッパは弱く、すぐ切れてしまいます。霧の乙女号のカッパをそのまま着ている人もいたのでそれも手かもしれません。
風の洞窟を出たらちょうど11時でした。少し先のカナダ滝の横まで行き、11:15ゴート島のカナダ滝の横から反対側を目指して、徒歩で出発！です。
レインボー橋の横の駐車場は満車状態になっていました。
アメリカの出国は何も手続きがありません。
歩いて橋を渡り切るとカナダの入国審査があります。パスポートにスタンプを押してくれます。 車は同じ橋を渡れますが、アメリカ→カナダはかなり混雑しています。


橋を渡ってから、カナダ滝までは結構距離がありますが、のんびり滝や霧の乙女号などを見ながら歩いていくとそんなに苦になりません。 カナダ側では、カナダ滝の眺めと滝の裏側に入るアトラクションがお目当てです。
12:15、テーブルロックハウスに着きました。滝の反対側からちょうど徒歩1時間です。水しぶきが霧雨のようにかかりますが、あまり滝の音は大きく感じませんでした。滝の裏側に入るアトラクションのチケット売り場は人がたくさん並んでいます。とリあえず、テーブルロックハウスのレストランでお昼を食べることにしました。 ここはそれほど高くない値段でビュッフェもやっています。私はビュッフェにしたいなあと思いましたが、ツレはビュッフェがあまり好きではないので却下されました。
食事が終わり、13:15頃滝の裏側ツアーのチケット売り場に行くと、「入れるのは早くて16:40だがいいか？」と言われました。「そんな〜！！」 19:00の飛行機なので、空港に行くのを18時としても、17時にカナダ滝にいたのでは、乗り遅れてしまいます。「飛行機の時間が19時なんだけど」と言ってみましたが係りの人は「ダメなのよ・・・」と気の毒そうな顔をするだけです。仕方ない。諦めました。 ナイアガラでは、霧の乙女号、風の洞窟、滝の裏側の3ヶ所だけの観光でいいと思っていたのに、その3ヶ所すらこなせないとは・・・トホホです。こんな事なら食事前にチケットを買えばよかった・・・。霧の乙女号が混んでいるというのはよくガイドブックに書いてありますが、1度に乗れる人数も多いし、3.5時間待ちなんてことはなさそうです。こういう事こそガイドブックに書いておいて欲しかったです。
カナダ滝をのんびり眺めて、アメリカ側に帰ることにしました。騎馬警察のお店やHard Rock Cafeのお店に寄りました。カナダを出国する所で、橋利用料1人50セントを支払います。カナダへ渡る車線はものすごい混みようなので、車でカナダ側に渡ってちょっとこの辺をドライブなんていうのは無理そうです。アメリカの入国は一組一組丁寧にチェックするので並んでいる人は少なくても時間がかかりました。

14:15駐車場に着きました。空港に行くにも、時間がまだ早いので、Prime Outlet に行くことにしました。NYから一日つぶしてデザートヒルズプレミアムアウトレットに行くのは時間がもったいないなと思い、時間があったらナイアガラで寄ってみようと、近くのアウトレットを前もって調べておいたのでした。途中、Targetも見つけ、こちらも時間があったら行くことにしました。
14:40 Prime Outletに到着。たくさんのブランドがあるのですが、いまひとつ食指が動かず、Yの靴と$1ショップで雑貨を購入したのみでOutletを出ました。Targetに行き、天然木の防虫剤（虫の嫌いな匂いがする木）やコールマンのBBQ用のお皿セットなどを購入しました。行きはほとんど手ぶらだったのに帰りは荷物が多くなってしまいました。しかもスーパーの袋でちょっと恥ずかしい・・・。

ガソリンを入れて、空港へ17:30に到着。NYへ着いてからだと遅いので先に夕食にしました。Buffallo空港は手荷物チェックをして中に入ると食べ物屋は乏しいので、入る前に食べる方がよいです。といってもバーガーキングとかになってしまうのですが・・・。ここでもYはピザ。私とツレがハンバーガーにしました。
厳重なチェック（カバンの中も見ます）を通って、搭乗口へ。今度も飛行機がなかなか現れません。今度は飛行機が正真正銘遅れて、19:05分の出発予定が19:40発でした。機内の飲み物とスナックのサービスは、行きと同じ内容でした。早朝から行動していたので、ツレとYは爆睡しています。
20:50JFK着。Gさんが、お迎えの時、お客さんと会えない理由は、ターミナルの到着のところの出口が複数あり、好きなところから出られるからではないかと思いました。待ち合わせのときはタクシー乗り場の前でとかビルの右端でとか決めておく方が良さそうです。

●エアトレインでマンハッタンへ
今回は、初めてエアトレインに乗ってマンハッタンへ行きます。各ターミナルにエアトレイン乗り場があります。5分おきくらいに来ますが、2路線（Howard Beach（A）方面とJamaica（D）方面）あるので、自分の行く方の路線でない場合、途中駅（C）で乗り換えとなります。 私達は、Jamaica方面（D）でSutphin Blvd-Archer Aveから地下鉄E線を利用します。エアトレインの乗り換えをすればいいことに気づかず、1つ見送って自分達の行く路線を待ってしまいましたが、5分間隔なのでたいした差ではないと思います。21:15エアトレイン乗車。空港からだと降りる時に$5を支払います。子供料金はないようです。 エアトレインと地下鉄の駅の乗り継ぎですが、改札を出てすぐ正面のエレベーターに乗って地上に降りると、いったん外の薄暗いところを歩くことになりました。距離は50mくらいだと思いますが、ブツブツ言っている目つきの悪い人がいたりしてちょっと怖かったです。急ぎ足で、地下鉄駅に入りました。駅に入ってしまえば人もそれなりにいるのでホッとします。Gさんが「エアトレインの駅は地下鉄との乗り継ぎの場所が治安が悪い場所だから昼間でもあまり勧めない」と言っていました。私達は忠告を無視した形ですが、治安が悪い場所というのは確かなようです。地下鉄E線はすぐ来ました。途中から快速運転なのか駅をどんどん飛ばします。レキシントンアベニューの駅には22:10に到着しました。エアトレインに乗ってから55分で到着したことになります。朝の大雨はとうに上がり、マンハッタンは星空です。ちょうどよい日にナイアガラ観光に行ったようです。 Yが「小腹がすいた」というので、ホテル横のデリへ寄りました。誰に似たのか几帳面で、マスカットを20粒、ブルーベリーを10粒、など数えながら入れています。親もスイカやメロンを購入。私は大好きなマッシュポテトを少々買いました。1.5リットルの水もついでに購入。
部屋で食べ、入浴して就寝。

●ブルックリンダイナーBrooklyn Diner


朝8時に起床し、Gさんお勧めのブルックリンダイナーへ。地下鉄E線に乗るはずが、うっかりV線に乗ってしまい、Rockfeller Centerで慌てて降りてF線に乗り換え57st 6Avで降りました。このようなうっかりもあるので、NY初心者は地下鉄路線図は持ち歩いた方が良いと思います。もちろん地下鉄車両内にも掲示してありますが、前に強面の人が座っていたりすると、なかなか近寄って見る勇気が出ません。字が小さいので遠くから駅名を見るなんて無理。路線図を持ち歩くのが一番良いです。
カーネギーホールの前を通り（朝なので人もいなくて殺風景）、ブルックリンダイナーへ着きました。朝食メニューは値段が高めですが、店はまあまあ混んでいてお客が食べているものを見ると美味しそうです。小さなパンケーキ山盛りにイチゴがたくさん乗っているのを食べている子がいて、Yに「あれ美味しそうだよ〜」と勧めましたが、Yは「フレンチトースト！」と言い張ります。どうせ量が多いので3つ頼むわけにもいかず、ツレは卵とトースト、私とYはフレンチトーストを頼みました。ところが出てきたフレンチトーストはレーズンパンにシナモンたっぷり。どちらもYのキライなものでした（私はレーズンパン大好き）。Yは不機嫌になり、ツレのを分けてもらうことになりました。分厚いレーズンパン1つでお腹いっぱいですが、3つものっています。美味しいかったけど最後は飽きました。会計は$42.10。朝食に5千円！贅沢〜。Yのフレッシュオレンジジュースも高かったけど美味しかったです。
店を出ると、Yは「二度と行かない」などと言い「たまたまキライなものだったからって、そんなふうに言うな！」と一喝されました。だから実物を見てパンケーキにしておけばよかったのに・・・。お値段は高いけど、味は美味しくて雰囲気も良いです。シナモンが苦手な人は最初に言えばかけないでくれるでしょう。
また、テーブルに白い紙がひいてあり、子供にはクレヨンを持ってきてくれるので、暇つぶしにテーブル一面お絵かきができます。

●Capezioでバレエ用品の購入
店を出ると向かい側にHard Rock Cafeがありました。旅行先にHard Rock Cafeがあるとショットグラスを1つずつ買っているので、ここでも購入。
さらに、1ブロックほど行った1776 Broadway,2F between 57th & 58thに、Capezioというダンス用品店のアウトレットがあるので、行ってみました。入り口はただのビルの入り口ドアですが、ドアに1776の番地が書いてあります。ビルの中の階段まで行くとCapezioの看板がやっと出ています。店は階段を上がって2Fです。Yはバレエを趣味程度に習っていますが、レオタードも練習用シューズもちょうど小さくなっているので、私達は買う気満々。子供用はあるのかしら？と心配していましたが、さすがNY。子供用サイズもたくさんあり、3歳くらいでも色や形が選べるくらいあります。Yは今ピンクのレオタードですが、「次は青がいい」と言って、いくつか選び、試着して決めました。それに合う色のスカートとタイツ、シューズを買って$65くらいでした。日本ならレオタードだけで1万円くらいしますので、とても安いです。シューズだけは店の人にサイズを言って出してもらうのですが、センチのサイズで言ってもピッタリのが出てこなくて何度も出してもらいました。バレエのシューズのサイズは普通の靴のサイズとは違うので、本人が試着しないと話になりません（これは日本で買っても同じですが・・・）。次々とダンサーらしき人が来て、シューズやウェアを試着し、買っていくのですが、店員は2人（時には1人）しかいないので、靴のサイズ合わせ中は待たされることもありました。とはいえ、大満足の買い物でした。クレジットカード払いもOKでVISAで支払いました。Yも希望どおりのウェアが手に入って上機嫌。「Yが持つ」と品物が入った袋を肩にかけて歩いていました。

●ウォータータクシーで自由の女神観光

さて、お待ちかねの自由の女神を見に行くことにしました。今日は快晴です。57st 7Avから42stまで地下鉄で出て、42番のバスに乗って、Pier83のサークルライン乗り場横のウォータータクシー乗り場へ行きました。バスに乗る時や道を聞く時はサークルラインと言うと教えてもらいやすいです。サークルライン乗り場に向かって右手にウォータータクシー乗り場があります。ちょうど12時、出発間際のウォータータクシーに乗りました。通勤時間帯は値段が安いらしいのですが、この時間は観光用になっているのか、行き先をバッテリーパークと言うと1人$10取られました。Yは無料でした。のんびり2F席に座って風を受けていると本当に気持ちいいです。乗り場に何度か停まり、自由の女神が遠くに見えてきました。バッテリーパークにはなぜか停まらず、自由の女神の斜め前くらいの島(？)の倉庫街に停泊。その次はサウスストリートシーポートでした。次が終点のリバーカフェ横です。橋の向こう側に行っても困るので、急いで降りました。1時間くらい乗っていたでしょうか。サークルラインは$20ドルくらいからだったと思いますが、2時間くらい乗って、もう少しマンハッタンの周囲を広く回ります。時間のある人はそちらに乗るのも良いかもしれません。サークルライン始発のPier83に行くバスも、サークルライン乗り場も、観光客で混雑していました。セキュリティチェックがあるようなので、ID（パスポート）が必要だと思います。

●NY証券取引所・グラウンドゼロ

サウスストリートシーポートから、徒歩でウォール街を通って、グラウンドゼロを目指しました。暑かったので、途中、屋台のソフトクリーム$2を買ったところ、とてもクリーミイで美味しかったです。NY証券取引所の前は、セキュリティチェックがかなり厳重で、建物前の歩道はパスを持った人しか通れないようになっていました。車両も入れないようにバリケードがありました。すごいですねえ・・・。
そして2001年9月11日にテロで崩壊したワールドトレードセンター(WTC)跡地のグラウンドゼロに着きました。今はもう、ただの工事現場と化していますが、ワールドトレードセンターがあった頃の写真がフェンスに掲示されていて、今実在の大きいなあと思うビルの2倍くらいの高さでWTCがそびえ建っている写真を見ると、すごいものが、いとも簡単に壊れたのだなあ・・・と思います。あの日、台風の心配をして、NHKニュースを見ていたため、2機目が突っ込む所をリアルタイムで見てしまったので、未だにあの映像を思い出すと苦い気持ちになります。
家族友人知人を失った人の気持ちはそんなに早く切り替わることはないでしょうが、その場所はどんどん再利用へ向けて動きつつあるようです。次に来る時は、完成予想図のような立派なビルができているのでしょうか。

●Century21
グラウンドゼロの横にはディスカウントストアのCentury21があります。店の大きな袋を持った人が周辺にたくさん歩いています。ドアの向こうに見える店内はすごい混雑のようです。
私達は写真を撮るのもはばかられるようなしんみりした気持ちでしたが、テロが起きようが、天災が起ころうが、今ここに生きている人は生活していかなくてはいけない、そんな現実をここに見たような気がしました。
私達ものぞいてみることにしました。化粧品売り場があったので、ちょうどなくなりそうなエリザベスアーデンの口紅($19.01)を1本購入。Yはテスターでマニキュアをつけました。ツレはひざが薄くなっているチノパンの替え($21.69)とナイキの海パン($14.11)を買っていました。トイレに行くため地下の家庭用品売り場も通りましたが、広くて品物がたくさんあってまじめに見ていたら何時間もかかりそうです。レジはデビットカード専用レジがあり、うっかり並んでやっと順番が来たと思ったらダメと言われたりします。（もっと分かるように出してほしい・・・）
ブランド物もあるし、値段も安いし、とても繁盛しています。ここは体力がある時に行くべきです。

●ちょっと五番街＆ハローベルリンのホットドック
グラウンドゼロ前から、地下鉄E線に乗り、5th Avで降りて、ディズニーストアDisney Storeを訪ねました。やはり改装中でした。がっかりです。
ディズニーストアから5番街を1ブロックほど歩き、54th Streetを右へ曲がると、ホットドックで有名なハローベルリンHello Berlinが店を出しているはずなので行ってみました。行列、行列と探していましたが、誰も並んでいない状態でした。行った時間が、もう15時くらいだったからでしょう。とりあえず一番安い$2のホットドックを購入。食べながら歩きます。マスタードがついてしまったので、Yは「いらない」と言っていましたが、美味しかったので「ついてないところを一口食べてごらん」と食べさせました。評判どおり、ソーセージが美味しいです。私が食べてしまった後でYが「もっと食べたかった！」と文句を言っています。さっきはあんなにいらないと言っていたくせに・・・。
「まあ、またきっと行けるから・・・」となだめます。
バスケットボールのNBA Shop内に何やら人だかり発見。ティーンエージャーの子供が多いようです。中に入ると、地下で、プロ選手が来てのイベント中でした。NBAの選手をよく知らないのでちょっと眺めて退散。
徒歩でホテルへ戻り、夜のライオンキングに備え、16時から少し昼寝しました。

●ミュージカル　ライオンキングLionKing

18:50昼寝から目覚め、ライオンキングを見に出発。
チケットは出発前にTicketMasterで購入していましたが、チケット引き換えWill Callは2日前に行ったら当日来るように言われていたので、午前中42stでバスに乗りかえる時にWill Call窓口に行って引き換えておきました。一番安い3Fの$40の席でH-9,11,13（舞台に向かって左手）です。
地下鉄E線に乗り42stで降りて、LionKingをやっているNew Amsterdam Theatreへ。ショーは20:30から開始です。
3F席は上から見下ろす感じで、舞台はよく見えました。舞台装置が動くのも良く見えます（床がだんだん開いたり、そこから役者が出てきたりするのが見える）。ヌーの暴走の場面は、１Fのオーケストラ席から見るのとではぜんぜん違う印象なのだろうなあ、と思います。役者の登場が1F客席からという場面が何度かあるので、1Fの舞台前の人は役者が横を通るという楽しみがありそうです。3F席からは役者の顔の表情までは見られないので、そういうところまで見たい場合は1Fオーケストラ席の方がよいと思います。
途中一度15分の休憩があります。トイレは反対側でしたが、休憩になってすぐ席を立って行けば、それほど混まないうちに済ませることができました。 トイレに行く途中に、売店があります。Yがティモンとフンバのぬいぐるみ（1つ$12）が欲しいと言います。たいてい却下するツレが意外にも「買ってあげれば？」と言うので購入。他に、シンバとナラもいました。普通はこっちを買うのでは？？？Yの趣味は変わっています。後でツレは「ライオンならまだしも、あんな脇役のぬいぐるみはここにしか売っていないだろうから、いいと言った」とのこと。このティモンとフンバのぬいぐるみで「ハクナマタタごっご」というのをしています。2匹が行進して（本当はシンバも入れて3匹でやりたいけど手が2本なのであきらめているらしい）ハクナマタタの歌を歌って踊るだけなんですが・・・。それにしてもフンバはイボイノシシ、ティモンは何だろう？イタチかなあ？
このミュージカルを見てから、歌が耳に残ってホテルに帰ってからも頭の中で歌が聞こえる状態でした。それほど印象に残るミュージカルでした。評判なだけあります。英語がダメでも、ストーリーはディズニーのアニメそのままなので、出発前に映画を見ておけば全然大丈夫です。1つしか見られないならLionKingを見るのを勧めます。
22:45終演。

●吉野家で牛丼
ミュージカルの後、遅い夕食をどこにしようかと周辺をキョロキョロすると、近くに吉野家のオレンジの看板が見えました。 日本では今、食べられない吉野家の牛丼（大井競馬場では売っていますが）を食べることにしました。牛丼は2つ大盛りを頼んで3人で食べてちょうど良かったです。値段はあやふやですが、ひとつ$3.99だったと思います。
家族連れで入ってきた日本人の奥様は、はじめキレイなテーブルを探し回っていましたが、全部同じくらい汚れているのであきらめ、ティッシュで拭き掃除をしていました。日本では絶対吉野家に入りそうもないような上品な方で、ちょっとかわいそうな気がしました。
アメリカでは、従業員がこまめに拭いたりしないので、ピザ屋でもマクドナルドでもテーブル（時にはイスも。座る前に要注意）が、汚れっぱなしの場合があります。こんなとき、ウェットティッシュがあると便利です。
23:30、地下鉄E線に42st駅から乗ってホテルに戻りました。地下鉄駅・車内とも乗客が多く、怖いということはありませんでした。

●タイムズスクエアのInformationで無料Internet
今日は美術館と博物館の日にしました。
朝8時に起床し、27番のバスに乗ってタイムズスクエアに行きました。この日は水曜日ですが、TKTSは9時過ぎには売り始めていました。ウェブサイトには水曜日の営業は10時からとありますが、どうして早く開いているのかは、よく分かりません。
Infomationに行って無料インターネットを試してみました。朝イチだったため、まったく混んでいなかったのですが、10分までという時間がやってみると短いのと、日本語表示ができないのとで、天気予報を調べるくらいで終わってしまいました。
近くのダイナーで朝食を食べました。オーソドックスな卵2個＋ベーコンまたはソーセージ＋トースト＋コーヒーの朝食が$4くらいで、なかなか美味しかったです。

●自然史博物館

タイムズスクエアから地下鉄ACに乗って、自然史博物館へ。地下鉄駅が博物館の前なので便利です。全部ゆっくり見ていると1日でも済まなそうなので、プラネタリウムなどは見ないで、ここのご自慢の化石をメインに見ました。入館料が大人$12、子供$7でした。売店で宇宙食のアイスクリーム($3ドル弱)があったので、お土産に購入しました。Yは石（鉱物）のつめ放題がやりたいと小さな巾着($3.25)を購入していろいろな色の石をいかにたくさん詰め込むかでがんばっていました。木星での体重測定なんかもできます。

●メトロポリタン美術館
自然史博物館から79番のバスに乗ってセントラルパークを横切り、反対側のメトロポリタン美術館へ。12時ごろ到着。
かなり楽しみにしていたのですが、印象はいまひとつでした。ルーブルの方が「この絵知ってる！これも！これも！」という感じで楽しかったなあ・・・。私が、近代美術にあまり感心がないせいか、あるいは美術自体に造詣が深くないせいでしょうか・・・。
エジプトの遺跡を丸ごと持ってきた部屋はすごかったです。
やたらお土産の売店があります。気に入った絵のポスターとお土産の色鉛筆を購入しました。
疲れてしまったので14時には退散。外に出ると道が濡れています。雨が降っていたようですが、今は晴れています。ラッキーです。

●パパイヤキング でホットドック
Gさんの奥さんのMさんに、どこで美味しいホットドックが食べられるかを聞いたら、教えてくれたのがこのパパイヤキングでした。
メトロポリタン美術館から、3ブロックくらいの所にありますが、歩いて行ってみました。メニューがたくさんあり、よく分からなかったので、セットを頼むとパパイヤジュースとホットドックが2つ来ました。パパイヤジュースはすごく美味！ツレは他のジュースも飲みたいと言って追加注文していました。フレッシュジュースが自慢のお店のようです。店内は立ち食いですが、けっこう混んでいます。
食後、地下鉄に乗ってホテルに戻りました。

●ミュージカル ムービンアウトMOVIN' OUT

美女と野獣、ライオンキングですっかりNYのショーに魅了された私達。
台詞が多いのはきっと理解できないので、次は、ストンプSTOMPかブルーマンBLUE MANを見てみたいと提案しました。 が、ツレはMOVIN' OUTが見たいと言い出しました。「MOVIN' OUT？何じゃそりゃ？」と思い、ガイドブックを見るとちゃんとのっていました（当然？）。ビリージョエルの歌にのせて、話が展開する。役者は台詞をしゃべらず踊るのみで、NYシティバレエの元プリンシパルがダンサーで出ているほど踊りのレベルが高いというような説明でした。台詞がない、これは良いかも。それにツレがこういう希望を言うのは数少ないので意見を採用し、MOVIN' OUTに決定。先週のTKTSの売り出し一覧を見てもMOVIN' OUTは毎日出ていたので、きっと今日も買えるだろう、と前夜に相談してありました。 TKTSでは、夜のショーのチケットは15時から売り出しなので、朝は買えませんでした。
15時にホテル前に戻りましたが、3人で行く必要はないからと、ツレは1人でホテル前から27番のバスでTKTSへ。私とYは部屋に戻り、Yは昼寝へ。Yはいつも昼寝させようとすると「眠くない」とぶつくさ言いますが、ベッドに入るとすぐ寝てしまいます。
17:20、ツレがチケットを買って戻ってきました。50分ほど行列したそうです。オーケストラ席のF-16,18,20でした。50%Offなので、1枚$50+TKTS手数料$3、合計$159でした。
余談ですがミュージカルを見る場合、TKTSのお世話になるかどうかで現金の必要額が変わってきます。ミュージカルのチケットは高いので、家族旅行ともなると大金になります。
18:30、昼寝から起き、27番のバスでタイムズスクエアへ。 MOVIN' OUTはRichard Rodgers Theatreで、20時開始ですが、2度のミュージカル鑑賞で、チケットが手元にあれば15分前くらいの入場で全然余裕なのが分かったので、先にマクドナルドで夕食です。これがNYでの初マクドナルドです（トイレは借りたことがある）。セットと単品の組み合わせで3人で$12.13でした。
ショーは、ピアノを弾いて歌う人のコンサートのようで、それに合わせてレベルの高いダンスを見せてくれます。ミュージカルといえば歌と踊りですよね。歌手とダンサーが別なので、両方ともレベルが高く、大掛かりな舞台装置はありませんが、「正統派のミュージカルを見た！」という感じでした。台詞はないですが、歌に合わせわかりやすいストーリーが展開します。ちょっとアダルトな場面もありましたが、まだYには理解不能なようでした。ホッ。
22時終演。これもとても満足なショーでした。
いつもの27番のバスに乗って帰ろうと思いましたが、バス停で15分待っても来ないので、地下鉄E線で帰りました。

●CitiBankで出金
ホテルから1ブロックのところにあるCITIBANKで現金を$300おろしました。日本語表示が選べます。残高照会したら当座預金にドルの残高があったので当座預金からおろしました。普通預金じゃないんですね。
前もって、CITIBANKで自分の口座の米ドルを米ドルで引き出せるキャッシュカードを作っておいて、引き出せる口座に米ドルを振替しておきました。なので、為替を気にしないで済みます。
CITIBANKは新規の円→ドルの場合だけ、米ドル定期に優遇レートを適用してくれることが多いので、有利な金利で預け、満期が来てもドルのまま 置いておいて、米ドルキャッシュカードで出金すれば、円に戻すことがないので、為替の変動を気にしなくて済むし、T/Cを平日に作りに行く手間がありません。アメリカ中心の旅行の人はかなり便利だと思います。ただしテロ等でATMが一時的に使えなくなったら？という不安はついて回ります。
私が、米ドルキャッシュカードを作ってあっても、ある程度現金で持ち出すのは、テロの時、海外にいてお金がなくなる心配をしている人をたくさん見て、用心深くなっているせいもあります。もちろん泥棒にあう確立の方がテロよりずっと高いので、盗難には注意しないといけないのですが・・・。
早い夕食のため、小腹のすいたYのリクエストで、また、ホテル横のデリに寄ってフルーツを買いました。子連れで毎日寄っているので、デリのレジの人にも顔を覚えられてしまいました。

●ソーホーSoho
7:30起床。今日はツレの希望でSohoに行きます。目的はニューヨーク消防局FDNYとニューヨーク市警察NYPDのOfficial Shop（店名はNewYork FireFighter's FriendとNewYork911）で帽子を買うこと。買い物にはあまり興味のないツレですが、野球帽タイプの帽子が好きで旅行先で時々買います。FDNYとNYPDこれらの帽子は道端やみやげ物屋でもでも売っているのですが、Official Shopでちゃんとしたのを買いたいようです。Sohoで隣同士に店があります。地下鉄6に乗ってSpring St駅で降りて、とりあえず朝ご飯。店があまり開いていなくて、ウロウロと中華街の端っこまで行きましたが、結局駅の方に戻り、角の高そうなCafeではなくてその並びの庶民的なお店に入りました。料理はとても美味しくて満足。
食事が終わり、NYPDのOfficial Shopに行くと、営業開始時間の10時を過ぎているのに人気（ひとけ）がありません。隣のFDNYに行くと奥に人が見え、ドアを恐る恐る開けると一応OPENしていました。そしてなんとNYPDのお店は中でつながっていて、そこから入るようでした。（つまりNYPDの入り口は永久に開かない？？？）双方店内はこじんまりしていますが、ツレは両方で帽子を購入（税別でそれぞれ税別$15）。クレジットカードも使えました。ここのOfficial Shopでは消防士の服やら、チームごとのTシャツ、トランプやぬいぐるみなんかも売っています。

●ディーン＆デルーカDean & Deluca
地下鉄Rに乗るべくPrince St駅方面へ。だんだん店が多くなり、ショッピングの街Sohoという感じになります。最近品川駅にもできた高級食材店のDean & Deluca。日本では一度足を踏み入れたらその値段の高さに圧倒されてしまいましたが、本場NYの店も負けていません。でも、ショッピングバックなどはデザインも少し違っていて、小物も食材の値段も少し安めのようです。お惣菜も高いけど、美味しそう。こういうのをお弁当にして公園でのんびり食べるのも良さそうです。
並びのアンテイラーANN TAYLOR にも入ってみました。ここでは、気に入ったのがありませんでしたが、ここのパンツスーツはプチサイズもあり仕事用としてたまにチェックしています。

●セントラルパークCentral Park

10:30過ぎ、R線に乗って、57stで降り、セントラルパークへ。Wollman Rinkの移動遊園地へ行ってみました。小規模ながら、未就学児くらいならちょうど良さそうな乗り物がたくさんありました。乗り物の数と入園料、いられる時間を考え、今回はパスして常設の回転木馬へ行きました。回転木馬は$1.25。Yと二人で乗りました。広々とした芝生が気持ちいいシープメドウで寝転がり、ベセスダの噴水を通り、ストロベリーフィールズへ。IMAGINEのモザイクの所には花びらが飾られていて、たくさんの人がベンチで休憩しています。セントラルパークに入ると本当に方角が分からなくなります。回りの高いビルが木で見えないので、それらを目印にと思ってもなかなか・・・。何で迷子になるんだろう？と思っていましたが、実際に歩いてみると納得です。セントラルパークの端っこをちょっと歩いただけでしたが十分楽しい散歩でした。
ストロベリーフィールズの所から道に出ると、72st。この角がジョンレノンが撃たれて死んだ自宅のダコタアパートです。撃たれた階段の入り口は改装中でした。コロンバスアベニューColumbus Ave.（テラス席のあるレストランが並んでいて、まるでパリみたいな雰囲気）を下り、66Broadway Lincoln Centerから地下鉄１で50st Broadwayへ。

●ギャラガーズステーキハウスGallagher's Steak House
Gさんお勧めのステーキハウスGallagher'sにやってきました。場所は、タイムズスクエアの近くで、52stのノボテルの並びです。$20のパワーランチ（前菜・ステーキ・デザート・パン・コーヒー）というのがあり、これを2人分にYの飲み物だけをオーダーしました。
店内には競馬や野球などの古いセピア色の写真が飾られていて、座っているお客の服装もおしゃれ。いかにも高級店です。
ステーキはフィレでしたが、ちょっと焦げの味が強いもののお肉のボリュームもあり満足。オニオングラタンスープがとても美味しかったです。 （Gさんのお勧めはオックステールスープでしたがパワーランチでは選べなかったのです）
飲み物やチップを含めて$85を支払いました。
27番のバスでホテルに戻り昼寝です。

●ブルックリンブリッジ Brooklyn Bridge

17:30に起きて、NYの夜景スポット観光に出かけました。まずホテルから2ブロック行った2rd Aveから、マンハッタンを縦に移動する15番のバスに乗りました。
このバスはStompの劇場前を通ります。バスだとホテルから近いんだなあ・・・、と思いました。 もっと先まで乗るつもりが市庁舎のところで「終点」と降ろされてしまいました。公園でJazzの演奏をしていて、すごい人です。音楽しか聞こえませんでしたが、噴水の淵に座ってしばし耳を傾けます。演奏が一段落したので公園を出て、Brooklyn Bridgeを徒歩で渡ることにしました。本当はスタテン島フェリーに乗って自由の女神の前を通ろう、という予定だったのですが、変更です。大きな橋なので歩いて渡るのは時間が掛かりますが、ちょうどアチラ側からマンハッタンの夜景が見られそうです。橋を渡りきってから川(イーストリバー)の所まで戻るのが分かりにくいですが、橋の下あたりを目指して行くと着きます。私達が歩いた時はまだ明るかったのですが、人通りがあまりないので、真っ暗になってからだとちょっと怖いです。ウォータータクシーで来るのが良いかもしれません。道沿いに人気のピザ屋の行列がありました。着いた時には薄暗くなりかかったくらいだったので、アイスリームを買って食べながら、リバーカフェ横の木の広いデッキで暗くなるのを待ちました。グレイラインの赤いバスが次々来てはデッキ入り口の道で少し停まって車内から見物して行ってしまいます。うーん、あそこからじゃよく見えないだろうなあ。。。あくまでダイジェスト版で、後日良かった所にもう一度行くという感じで使うならいいのかもしれません。夜景をゆっくり眺めて、地下鉄駅（High St）まで歩きました。さっき駅まで行ってみて道が分かっていたので歩きましたが、知らない場合は止めた方がよいと思います。

●LionKing（ミュージカル）のCD購入
次は、エンパイアステートビルに行く予定でしたが、何かの拍子にライオンキングのミュージカルのCDが欲しいね、という話になりました。善は急げで、さっそくタイムズスクエアのバージンメガストアVergin Megastoreに行きました。店内は広く、ライオンキングといっても映画のDVD、CDなどもあり、店員さんに聞いても間違えそうになりましたが、ミュージカルをやっていた劇場で売っていて、ラベルを覚えていたので、間違わずに買うことができました。ライオンキングのCDは劇場と比べて少し安いかな？程度（税別$18.99　税込$20.63）であまり値段は変わりませんが、他のミュージカルのCDがディスカウントされていたりしたので、安く買うのを優先するならば、劇場でラベルを覚え、外のショップで買うほうが安くなりそうです。上演中・終演も含めミュージカルのCD・DVDはたくさんありました。この時、タイムズスクエアのバージンメガストアでは地下2Fに売っていました。

●エンパイアステートビルEmpire State Bldg.

地下鉄駅34St Herald Sq.で降り、地上102階建てのエンパイアステートビルへ。やはり、おのぼりさんはここに来なければ！さっきは横から見た夜景で今度は上から見た夜景です。噂どおりチケット売り場は行列。30分は並びました。さらにエレベータに乗るための行列。荷物チェックもありました。トイレの場所は限られているので、チケット売り場の階で済ませてしまわないと、また戻る羽目になります。全部で1時間かかり、やっと86階の展望台です。高いし、屋外なので風が強いです。キレイな夜景にため息をつきながら、四方八方の写真を撮りました。ここからだと肉眼で自由の女神は見えません。残念。
Yがペニーマシンをやりたいと言うので1つ分だけお金を渡しました。今はないワールドトレードセンターの絵柄もありましたが、Yは違うのを作っていました。みやげ物なんかもたくさん売っていましたが、買う気がなかったので値段や品揃えは見ませんでした。
スカイライドも乗りたかったのですが、チケットを買う時に終了時間で乗れませんでした。
エレベータで降りて、Q32番のバスに乗ってホテルに戻りました。バス停に人が2人ほどいたのとバスがすぐ来る時間だったので待ちましたが、誰もいなかったらちょと怖いかも。
やっとお腹がすいてきたので、またまたいつものデリで夕食を買いました。

●ヤンキース当日券の購入

今回急に8/20（金）のヤンキース−アナハイムエンジェルス戦を見ることにしました。出発1週間前にあたる金曜日にヤンキースの公式ウェブサイトからチケットの購入をしようとしましたが、3人ではどの席でもOKで検索しても空きナシになったことは予約のところで書きました。このとき1名なら空き有ででました。2名以上は空きナシでした。
NYに着いた日にGさんに聞いたところ、「相手がエンジェルスなら当日券が買えると思う。当日券はマンハッタンのヤンキースクラブハウスでも買える」という情報を聞きました。
で、念のため、NYに着いた翌々日の日曜日ヤンキースクラブハウスでチケットの空きを聞くと、調べもせず「SoldOut」と言われました。2ヶ所のヤンキースクラブハウスで聞きましたが同じ返事でした。
そして今日が試合当日です。私たちは、チケット窓口が開く朝9時までに着くように、地下鉄6→4と乗り継いで、ヤンキースタジアムのチケット窓口まで行きました。 9時少し前、窓口は空いていました。当日チケットはなし。ただしキャンセルチケットが昼ごろから出るだろうとのことでした。同じシステムを使っているので、キャンセルチケットはマンハッタンでも買えると言っていました。
いつまでも治安の悪い場所にいても仕方ないのでいったん帰ることにして、 夕方試合開始（19時開始でした）の2時間前にもう一度ヤンキースタジアムに行きました。チケット窓口で「Today」と言うと、「何枚？」「3枚」「$95の席だがいいか？」「もっと安い席は？」「ない」「どこの席？」「（窓口にある席の図の一部を指して）ここだ」とのやりとりで3枚あっさり購入できました。私たちの買った席（Loge Champion Ship 420 F-7,8,9）はTV放映席のすぐ横で、日本でいうバックネット裏のようなところ。すごくいい席です。正規値段で$95は一番高い値段の席なのでした。球場窓口での購入は正規値段で手数料もありません。
この時、アジア系の男性に「いくらだった？」と聞かれました。その男性はずっと列の横にいて買った人に値段を聞いていたようです。この人の行動のなぞは1時間後に同じ窓口で販売されていたチケットが$50の席だったことから、キャンセルチケットは高い席から出てくるので自分の希望の値段の席が出るまで粘っていたのだと分かりました。私たちも外野や３Fのタイヤーボックスで十分という気持ちだったのですが、当日券を買うのは初めてだったので勝手が分からず高い席のうちに買ってしまいましたが、「めったに見られない大リーグの試合を球場で一番高い（＝一番見やすい）席で見るのもそれはそれで良いのでは・・・」と思ったのでした。
いわゆる当日券と言っているものは、多分、年間契約シートや球団やスタジアムが広報用などにおさえてある席を放出するようなものだと思います。つまり普通の予約では買えないような席が出てきているようです。私達が購入したLoge Champion Ship席も、地球の歩き方「大リーグ観戦ガイド」によると、売り切りの席で、普通の前売りでは買えないようです。 ですから、当日券では、安いタイヤーボックスTier Box席など通常発売の席は売らないかもしれません。

当日券の購入は良い席なら早めの時間に。安い席でいいなら1時間前に行けば十分ということでしょうか。
ただし、メッツ戦やボストン戦、マリナーズ戦やシーズンの優勝がかかってきたような試合は当日券が出ないそうですのでオフィシャルwebサイト（実はTicketMasterですが）で早めに買っておくほうがいいでしょう。ただし買ってしまったらキャンセルはできないので要注意です。
TicketMasterで空きナシでどうしても前もってチケットを購入したい場合は、www.razorgator.comを見ると値段はちょっと高いですが前もって買うことができます。今回も試合の１週間前の金曜日に見たところ、タイヤーボックスなら$50くらいから売っていました。（私たちが買った席は250ドル以上していましたのでだいたい倍くらいの値段？）
このサイトなら、野球だけでなく他のスポーツのチケットも（値段は高くなりますが）買えそうです。
また、マンハッタンのクラブハウスでの購入は1枚いくらの手数料（多分$3程度）が必要です。手数料なしで買えるのは球場窓口だけです。またチケットの値段には税はかかりません。額面どおりの支払いです。支払いには、クレジットカードも使えました。
球場の当日券売り場は、地下鉄の駅を出たところから、球場の反対側でした。Will Call窓口も並びにあります。

●Ellen's Stardust Dinerで朝食
ヤンキースタジアムからはBかDの地下鉄でタイムズスクエアまで出て、Ellen's Stardust Dinerで朝ごはんを食べました。ここは、レストラン内の頭上をオモチャの小さな汽車が走っていたり、内装が子供向け。食事自体はタイムズスクエアに近いという場所柄、安くはありませんが味もまあまあでした。時間帯によっては、従業員が歌ったりするらしいです。JAZZクラブのイリディウムiridiumと同じ経営で場所も１Fと地下です。出発前にネットで調べたとき、NYで子供に優しいレストランとして紹介されていました。

●スタテン島行きフェリー

することもなく、スタテン島行きのフェリーに乗ることにして地下鉄で移動。 RかWの地下鉄駅White Hall Stで降りると、すぐ目の前にフェリー乗り場があります。工事中でしたが、フェリー乗り場の案内が出ているのですぐわかりました。船はこの時間帯は30分毎で、11:30の船に乗りました。25分でスタテン島に着き、一度降りて、折り返す同じ船で帰ることが可能です。つまり、所要時間は往復で約1時間。通勤時間帯にはもっと便数が増えるようです。料金は往復とも無料です。
乗ると、右手に自由の女神が近づいて来ます。やはりウォータータクシーで斜めから見るより、こちらのフェリーの方が近くに行きます。帰りはマンハッタンのビルが近づいてくるのでこちらも楽しい眺めです。リバティー島に行って女神の台座に入る気がないなら、無料のこの船で十分だと思います。台座に入るのは再開されましたが、今はまだ完全予約制のようです。冠にまで上れるなら混んでいても行ってみたいですが、台座だけでは苦労していく気になれませんでした。
ちなみにこのフェリーの中にトイレはあります。またスタテン島のフェリー乗り場にもあまりキレイとは言えませんがトイレがあります。

●ハローベルリンのホットドック再び

Yがまた食べたいとしつこいので、5Av.のホットドック屋のハローベルリンへ行くことに。5th Av.（5番街）を歩くのもいいかなと、プラザホテルの前で地下鉄を降りて、ティファニーの前を通ってのんびり歩く。プラザホテルはロバートレッドフォードのグレートギャッツビーの映画で出てきたし、ティファニーはオードリーヘップバーンのティファニーで朝食をで出てきた。NYにはこんな場所があちこちにあるので映画の舞台めぐりなんかをしていたら何日もかかりそうだ。5番街は一流ブランド店ばかりが並んでいるのでヒョイと入って涼むわけにもいかないが、5番街という響きだけでもなんだかワクワクするではないか。
お目当てのハローベルリンへ着く。3人程度の行列ができている。$2のホットドックを注文し、ノーオニオン、ノーザワークラウトと言う。お店のおじさんが「ハニーマスタードは？」というので「ノー」と言うと、Yを指して「この子のか？」と聞く。「Yes」と答えると、Yに手を出せといってマスタードをちょっとのせて「なめてみなさい」と言っている。Yがしぶしぶ舐めて首を横に振るとおじさんも納得し、パンとソーセージだけのホットドックをくれた。スタンドの横で食べていると時々暇になったおじさんがマスタード入れを持って「いるか？」とホットドックにつけに来たり、タマネギはどうだ？とトングでつまんで持って来たりして、Yをからかっています。Yはその都度「わー」と逃げ回って楽しんでいました。本当は私と半分この約束だったのに、美味しくてYがほとんど食べてしまったので$3のホットドックを頼んでみました。パンがフランスパン風に硬いのになる以外は同じですが、オニオンとサワークラウトをのっける前提で作ってあるので、それらをのせないとパンが硬く感じます。私は$2の普通のホットドックのほうが好きです。
食べ終わって、5番街を歩いて、51丁目の27番のバス乗り場でバスに乗ってホテルへ戻りました。16時まで2時間程度昼寝をしてヤンキースタジアムへ行き、チケットが買えたら野球観戦、買えなかったらマンハッタンへ戻って何かミュージカルでも見ようという計画だった。

●ヤンキース観戦（対アナハイムエンジェルス）
さて、試合開始2時間前の17時にヤンキースタジアムへ行き、チケットを手に入れた私たち。かなり人が集まってにぎやかになっているスタジアム周辺ですが、まだ入場開始になっていないのか、ゲート前は行列です。 チケット売り場の隣のグッズショップをまず見物。マンハッタンと品揃えは変わらない。スタジアムの周りを１周してみたが、東京ドームなんかと比べると、外周は小さい印象だった。地下鉄駅を出たところにあるマクドナルドで夕食を食べてしまうことにする。内装の絵も野球の応援の絵だ。
1時間前になったので、ガード下のグッズショップを見ながら移動。私たちの席はチケットを買ったところのそばのゲート４から入場だ。 中に入り、席を確認。横は突き出したTV中継席で、右手の見晴らしは悪いが、野球のグランドは全部左手なので野球を見るのに不都合はなく、目の前でバッターが打ってくれるという席だ。席にはペラ紙だがメニューが置かれ、御用聞きのように注文すれば、希望の食べ物飲み物を運んできてくれる。持ってきてくれるものも値段も中にある売店で買うのと同じものだが、野球だけに集中したい人にはいいだろう。このエリアは席のキャパが多くないせいか、トイレも売店もそれほど混まないが、うっかりするといい場面を見逃すこともある。（私もトイレに行っていたら松井のデッドボールを見逃してしまった）
試合開始前に3FのタイヤーボックスTier Boxまで行ってみたが、球場の外周が狭い分、上に高くスタンドができているようで、タイヤーボックスの上のタイヤーリザーブドTier Reservedはかなりの急階段を上って席に座ります。見晴らしは最高に良いし、横に大きくないので打者もそんなに遠くない。外野で見ても見やすそうだ。「この球場なら、安い席でも十分楽しめるね」とツレと話す。次回があるかどうか分からないが次は安いタイヤーボックスで十分だと思う。
Yがポップコーンを食べたいというので購入すると一番小さいので$4.5、バケツのような量だ。飲み物（500mlペットボトルで$4.25）を買って席へ着く。食べ物が高いのは日本の球場も一緒だ。
さて試合は7時少し過ぎに始まりました。座席は結構空席があったが、3回が始まるころにはほとんど埋まったようだ。
バックスクリーンにいろいろな映像が流れ、ヤンキースの打者の打順にはまるで映画スターのようにカッコよくとった写真が何枚も出て紹介される。打席に入る時の声援が大きいのは、2番のDELEK JETER（この試合2番打者）、13番のALEX RODRIGUEZ（この試合4番打者）で背番号Tシャツもこの2人のを着ている人が多い。松井の打順（この試合5番打者）のときもまあまあの大声援だった。
チェンジの間には客席で応援している人がどんどんスクリーンに写されみんな大喜びしていたり、「○ちゃん、誕生日おめでとう！」とか「○さん、結婚してください」なんていうお客があらかじめお願いしておいたらしいメッセージが流れたり（結婚してくださいなんていうののときには球場全体がオオー、ヒューヒューと盛り上がる）、ヤンキース・トリビアなんていうコーナーで客席から選んでクイズに答えてもらったり、と盛りだくさんだ。
5回終了後のグランド整備の時には、整備している人がYMCAを踊りながら整備するので整備になるのか？？？と思ったが観客は一緒に踊ったりして楽しむ。
試合の方は、1点をリードされているものの、いい試合でしたが、７回表に松井がお手玉するエラーで一気に3-0になってしまった。このあとすぐ、バックスクリーンがフッと消えてしまい得点やストライクカウントなんかも分からない状態になってしまう。最初は何かの演出かと思ったが、バックスクリーンはずっと真っ黒いままで、停電だったようだ。私たちの席は頭上にモニターがたくさんあったので、スコアやカウントは分かったので害はなかった。音声も消えてしまったので、7回裏に入る前の「私を野球に連れて行って」をみんなで歌う場面でも立ち上がった人はいたが音声が流れず「？？？」という感じのまま、この回先頭打者の松井が打席に入って7回裏が始まってしまった。このころからみんなチラホラ帰り始めて空席が目立つようになった。
最終回にも点が入り結局5-0で負けてしまう。この試合の主役はある意味松井で、チャンスで回って打てず、タイムリーエラーをするし、デッドボールは受けるし・・・、松井を見に行った日本のファンはいろいろ見たなーという感じではなかっただろうか？
私は十分満足して「楽しかった〜。また次も野球見てもいいかなあ」という気分だった。
試合は21時半くらいに終了した。さて、地下鉄でホテルへ戻らねば。試合が一方的だったので最後まで残っていたのは観客の６・７割というところだが、球場を出るのも、地下鉄駅へ向かうのも大混雑だ。トイレも混雑する。ちなみに、ゲート４付近から出たら、左手（立体駐車場側）に回って帰らないと、右手側（平置き駐車場側）は選手が出てくるためか地下鉄駅への道が封鎖されてしまうのだ。
チケット売り場の当日チケット売り場は7回頃に閉じるので、当然この時間はクローズしていましたが、「Todayｓ Ticket SOLD OUT」という札が出ていたので、売り切れるとこの札が出るようです。逆に言うとこの札が出ていなければ、まだ当日チケットはあるということです。 地下鉄駅へ着くと、ちょうど電車が行ってしまったがすぐ次のが入線。始発のようだ。Yもいるので座れてラッキーだった。どんどん乗ってきて大混雑になって出発。
ちなみに4の地下鉄は地上にあって出発後すぐに地下にもぐる。もうひとつの地下鉄駅は、朝に来たときに利用したが悪臭がひどかった（利用した地下鉄駅の中でもダントツの臭さ）。滞在先までどちらに乗っても同じなら4をお勧めする。ホテルまでは30分ほどだが、1つ前の駅で4→6へ乗り換える。最寄の51st.は4が停まらない各駅停車駅なのだ。無事キケンを感じることもなくホテル着。楽しい一日だった。
ヤンキースタジアムはリュックなどは持ち込み禁止だ。ビデオカメラもNG。私はカメラもダメだと思っていてカメラも持っていかなかったのだが写真を撮っている人が結構いたのでOKだったらしい。私も持っていけば良かった・・・。