2004年春に買ったシンガポール発成田経由ニューヨーク往復の最後の1区間を利用して、年末シンガポールへ行く予約は確保してありました。
シンガポール発成田の年始の予約は2004年2月頃にお願いして取りましたが、成田からの行き先は2004年秋にロサンゼルス・ハワイ・フランクフルトでお願いしておきました。いろいろガイドブックを見たりして、11月に入ってから、シンガポール発成田経由コナ行きのチケットを発券して郵送してもらいました。ハワイ島（コナ）へ行きたかったので、前回はANAでしたが、今回はJALです。
シンガポール発券のJALは事前座席指定ができず、ハワイ島（コナ）線はJALwaysで機材が古そう（パーソナルTVなんかもなし）とあまりよくない印象です。値段は、日本円換算はS$65円として、大人がS$1,650（\107,250）／空港税S$205(\13,325)、子供がS$1,265(\82,225)／空港税S$171（\11,115）でした。夏の日本からハワイに行く航空券代金くらいの値段ですが、これにシンガポール往復がついているのでお得と言えるでしょう。（利用するのも年末年始と夏休み期間ですし・・・）
利用しているシンガポールの旅行会社に対し少し不満なのは、バンコク発券だと、発券依頼した（お金を払った）その日か次の日には発券して発送してくれてるため、発券依頼から4日くらいで手元に届くのに対し、今回は11/15に発券依頼したら手元に届いたのが11/28と2週間近くかかった点。前回も10日くらいかかりました。のんびりしているというか・・・。
しかもバンコクのように発送した日にEMSの受付番号を発送しましたメールと一緒に知らせてくれたりということもないので、今回は痺れを切らし、発券依頼から1週間経過後、メールで「航空券が届かないのですが？」と問い合わせをしてしまったくらいです。まあやるべきことはやってくれているし、何度か利用しているせいか通常請求されるカード支払い手数料も免除してくれているので、他の旅行会社に変える気はないのですが、届くまではハラハラさせられます。

行き先の決定
最近の旅行は上海といいNYといい街歩き中心で、骨休めとは程遠いものだったので、今回はビーチでのんびりできる場所に行こうということになりました。シンガポールから足を伸ばしてのビーチとしては、船ならビンタン島（インドネシア）・デザル（マレーシア）あたり。どちらもモンスーンシーズンで海が荒れるので海での遊びは期待できません。物価・ビザ等の条件も考え、今回は蛍を見にデザルへ行くことにしました。今年の夏、2度も蛍を見に行ってすっかり蛍づいている我が家です。
デザルビーチは島ではないので、マレーシアのジョホールバルとコタティンギ？？？経由でバスでも行けますが、シンガポールのチャンギフェリーターミナルから船＋港から車で移動するほうが1時間強の所要時間で着くため早いです。
飛行機利用なら、ランカウイ（マレーシア）・プーケット（タイ）・サムイ（タイ）あたりへも行けますが、飛行機代が少なくとも1人1.5万くらいかかります。

ホテル予約
ホテルはGWに続いてグリーンホリデーさんにお願いしました。
飛行機で夜シンガポールに着いて翌朝の船でデザルへ移動するため、1泊目は空港近くのホテル、グランドメルキュール･ロキシーホテル（GRAND MERCURE ROXY）にしました。ここは12/31までファミリープロモーションをやっていて、スーペリアツイン7,900円利用で、子供のエキストラベッド1台と16歳未満の子供2名までの朝食をサービスしてくれます。Yもそろそろ添い寝ではきついのでエキストラベッドを入れてもらえれば楽・・・。さらに空港−ホテル間の送迎も23:30まで30分間隔であるらしいのでこれもギリギリ利用できそうです。
デザルのホテルは、探すといくつかありますが、蛍ツアーをやっているザ・プライ・デサールビーチ（The Pulai Desaru Beach）にしました。 2004年7月に日系のデサール・ペルダナ・ビーチリゾートからプライグループに経営が変わったようです。クリスマスから年末年始はX'MAS FANTASIAという税+朝+夕ビュッフェ2名分込みのパッケージだけの予約受付ということで、1泊S$208（1S$=65円として\13,520）で、2泊お願いしました。アジアのビーチリゾートでは、大晦日にガラディナー強制というのが多いので、仕方ないところでしょう。
船と港からの送迎はグリーンホリデーさんに同時にお願いしました。行きは10時、帰りは15:30のフェリーです。港からの送迎は船の到着出発に合わせてザ・プライ・デサールビーチがやってくれるようです。（有料往復一人S$10・子供も同料金）
大手ツアーのパンフにもデザルに行くものがありますが、たいていこのホテルに滞在になります。シンガポールと組み合わせた5〜7日のツアーが多いようで、年末出発は1人20万円ほどします。ビックリな値段です・・・。
シンガポールでは今回チャイナタウンを見て回ろうと思い、フラマホテルにしました。\6,800で朝食なし（朝食つきなら\8,000）で2泊お願いしました。
シンガポールのホテルは、値段が手ごろなところで、マーチャントコート（朝食つき\8,500）、ペニンシュラエクセルシオール(朝食つき\6,800)も候補でした。
5泊のホテル代・フェリー代合計で\53,170をグリーンホリデーさんに振込みしました。振り込んだ翌日にはメールで予約確認書が送られてきました。これを印刷して持参すればOKとのことです。フェリーの予約についてもホテルのものとは別に確認書がメールで来ました。

2004/12/26にインドネシアのスマトラ島周辺で地震と津波の災害がありました。

プーケットやペナンがあるインド洋側は年末年始は乾季でシーズンにあたっていることから、観光客も多くにぎわっていたことと思います。
そんな中、このような災害があり、とても驚きました。
日本にいても地震や津波は人ごとではありませんが、もし幸い怪我で済んだとしても、海外で治療を受けるのは日本で治療を受けるようにはいかず大変だろうと思います。
今回の災害は、旅行中に災害に遭う可能性があるという当たり前のことを考えるきっかけになりました。
被害に遭われた方のご冥福をお祈りします。

シンガポールとデザルについては、地震・津波とも被害はなかったのですが、災害の直後ということもあり中止しては？という意見もありました。 災害の影響がない場所への旅行まで中止することは過剰反応に思えたので、旅行はそのまま行くことにしました。

●雪の日、車で成田空港へ
12月29日、朝からの雨は午前中に雪に変わりました。16:20の飛行機に乗るため、少し早めの11時半に家を出ました。我が家の車はこの後のスキーに備えてスタッドレスタイヤになっているので雪でも大丈夫です。雪と帰省ラッシュで道が混んでいて、2時間ちょっと前に駐車場に到着。2時間前をきったころにANAのカウンターに到着しました。今回荷物を預けないので荷物なし専用のチェックインカウンター（誰もいなくてガラ空き）で手続きです。自動チェックイン機が並んでいて、そこで係りの人が手続きをしてくれます。私たちのパスポート情報は既に入っていて（アメリカから来た人は既に入っているらしい）、パスポートを通す必要もありませんでした。座席は指定済みなのでこちらもそのまま。手続き中、私の搭乗券が機械に詰まってしまって、別の搭乗券になりましたが、手続き時間は5分もかからなかったのではないかと思います。 今回の航空券はシンガポール発成田経由ニューヨーク行きの最終区間なので、ANAの人に帰りの航空券があるかどうかを聞かれたので、シンガポール発の航空券（JAL）を見せました。
両替は円→シンガポールドルを現地の空港ですればよいので両替もなし。
Yがビデオを見るというので出国してモノレールに乗り、キッズスペースへ。 ライオンキング３を選び、カウンターの人にお願いしてつけてもらいました。搭乗開始時間の15分前くらいにプレイルームを出ました。またモノレールを降りたあとの手荷物検査で時間がかかり、ゲートに着いたのは搭乗開始時間ちょうどでした。

●ANA901機内
出発はほぼ定刻でしたが、予定通りなら23時前に到着のところ、強力な向かい風と悪天候を避けるルートをとるため、1時間遅れになるとのことでした。CGと実写の合成で猫が主役の映画「ガーフィールド(GARFIELD)」をYと見て、あとは懐かしいスーパーマリオのゲーム（初期のファミコンの頃のもある）をやって過ごしました。 Yもマリオをかなり気に入った模様で「またやりたい〜」と言っていました。
乗るとすぐにシンガポールの入国書類が配られたので、書いているとYが「自分で書きたい」と言い出しました。大人の分の書いたのを見せながら「ここにこれを書いて」とつきあいました。NOVA KIDSに半年ほど通っていてアルファベットもヘタクソながら書けるようになっているので、なんとか書き上げました。
食事は鶏照り焼き丼とサーモンのクリーム煮から選択。子供はチキンライスドリアのようなチャイルドミールでした。Yによると唐揚げだけは美味しかったそうです。あまり食べませんでした。
ほかに子供サービスはオモチャを数種類持ってきて選ぶように言われ、Yはトランプを選びました。
到着一時間前、まず子供にサンドイッチが配られました。その後トロピカーナのシャーベットを配りに来たので3つもらおうとしたら、「すみません。お子さんはサンドイッチなので。」と断られました。Yが欲しいと言ったら私の分をあげればいいやと思いましたが、乗務員の方が「お子さんもこちら（シャーベット）の方がいいですよね？私たちもおかしいと思っているんです。余るようなら持ってきますね」と言い残していきました。後ろまで配り終わったころ、Yの分を追加で持ってきてくれたので、結局3人とも食べることができました。

●ホテルの送迎バス
23:50頃、チャンギ空港に到着。入国審査で少し待ったものの、荷物の受け取りもないので12時過ぎには外へ。荷物受け取り場所の横に銀行窓口があるので1万円を両替してS$156.30を受け取りました。レートは64円くらいです。一応ホテルの送迎バスの発着場所を聞きにインフォメーションに行くと、ホテル予約のカウンターへ行くように言われました。ホテル予約カウンターでは、あと20分後の12:30に送迎バスがあるとのこと。近くのイスで待っていれば呼ぶからと言われました。12:30近くなって、まだ呼ばれないので、カウンターに行くと、なにやら電話。次のバスは1:00と言われます。「さっき12:30と言ったはず」と言っても「言いました。でもバスは1:00」という感じ。もうタクシーで行こうとタクシー乗り場の行列に並んでいると、ホテルの人が来ました。ツレが「バスは30分間隔か？」と聞くと、「そうだ」とホテルの人。「12:10から待っている」と言うとビックリしていました。連絡がうまくいっていないようです。シャトルバスは最初に聞いたインフォメーションの側にバスやミニバスの駐車場があり、そこから出ています。台数が多いのでそこで待って自力で乗るのは難しそうです。Yは疲れてしまって、とうとう寝てしまいました。無理もありません。シンガポール時間1時は日本の2時です。シャトルバスは、12:50頃に来ました。私たちが乗って少し経つと出発。時間は12:55頃。待っているお客がいないとさっさと出てしまうようです。 シャトルを待つときは時間の10分前くらいになったら、係りの人に「まだ？」とアピールした方が良さそうです。 タクシーに乗っても$15(\1,000)程度の距離なので何度もタクシーで行こうかと思いましたが、なんとなくタイミングを逃してしまったのでした。

●グランドメルキュールロキシーホテル(GRAND MERUCURE ROXY HOTEL)

15分くらいでホテル着。チェックインして、部屋(626号室)へ。深夜なので親の方もダウン寸前です。ファミリーパッケージという子供の無料エキストラベッドがついているプランで予約してありますが、今から持ってきてもらってセッティングを待つのもイヤだなあ・・・とにかく眠い、お風呂もいいやということで、部屋の外にDo not disturb（邪魔しないでください）の札を出して寝てしまいました。起こされることはなく朝まで寝ることができました。。
部屋はプールが見える場所でした。 ツインですがベッドがくっついていたので寝相の悪いYを真ん中にして落ちないようにして寝ました。 アメニティはバスフォームとシャンプー、シャワーキャップ、石鹸など必要最低限なものはありました。

●フェリーでマレーシアへ

10時のフェリー、手続きが1時間前からとのことなので、その30分前にホテルを出ようということで、7時半起床。
朝食付きのためホテルのカフェへ。ファミリープランでYの分も朝食がついていましたが、一応伝票にYの分の会計のサインを求められました。（チェックアウトのときに請求はなし）
内容は平均的な朝食ビュッフェでしたが、そばや味噌汁やおかゆがありました。具の種類は少ないですがオムレツを目の前で焼いてくれるサービスもありました。 Yはチョコレートのシリアルとフルーツを中心に食べていました。

●ザ・プライ・デサルビーチ（The Pulai Desaru Beach）

ガソリンスタンドを出発後、目の前になにやらメルヘンチックな建物が見えます。これが、インピアンリゾートという現在休業中らしいホテルです。ホテル内に小さな遊園地があるようです。
その奥に目指すザ･プライ・デザルビーチへの門があります。 ロビーはリゾートによくある開放型で、ツアーデスクがあり、奥にフロントがあります。チェックイン手続きをすると、既に朝と夜ご飯のクーポン一式がフォチキスで止めてあり、全部部屋番号が書いてあります。部屋割りはお客が着く前に終わっているようです。日本語のホテル案内もこのとき渡されました。以前日系ホテルだったころに作ったものを利用しているようです。
部屋に入る前にツアーデスクで、今日の蛍ツアーの予約をしました。集合時間は20:30でツアーデスクの前に集合だそうです。蛍ツアーは所要1時間ほどで、料金は3人以上なので一人RM40（1RM=28円くらいなので\1,120）、ルームチャージでした。
フロント横には大きなキッズルームがありました。滑り台なんかがおいてあります。室内から屋外の遊び場に出る出入り口もあります。キッズプログラムもあるようで何時から○○○という予定表が貼られています。1日4回くらいこういうイベントがあるようですが、半日や一日単位でまるまる預かるキッズプログラムではないようです。
部屋は2Fで、プールビュー側でしたが、あまりにフロント棟に近いため、子供用の遊具を置いた庭しか見えません。 バスルームは、シャワーとバスタブが分かれています。
アメニティは石鹸・シャンプー・バスフォーム・ボディローション・シャワーキャップ、歯ブラシがありました。ドライヤー有。
洗面台の他に小さな流しがあり、その下に冷蔵庫（500mlの水が1日2本提供されます。コンビニで水を買わなくてよかった）、上の棚に湯沸しポット（インスタントコーヒーと紅茶つき）があります。
部屋の面積はまあまあ広く、シングルのベッド2台、テレビ（NHKは映らない）、机とイス、テーブルとソファが置かれています。 バルコニーもありますが、なぜかテーブルとイスがひとつ（他の部屋はイス2つありそうでした）。ここもベランダ越しに進入できそうなつくりなので、窓の鍵はかけておかないとダメそうです。
クローゼットはまあまあの大きさですが、TV下の引き出しはホコリが雪のように積もっていて、衣類を入れる気がなくなりました。暗証番号式金庫がクローゼットの中にあります。 部屋がじゅうたん敷きですが、掃除機をかけていないようで、風呂上りに裸足で歩くとゴミがついて気持ち悪いです。
また、部屋の中がかび臭く、外から帰ってくると結構気になります。 と、ここまであまり良くないコメントを書いていますが、鳥の声がいつも聞こえたり、だんだん居心地が良くなってしまう不思議なホテルです。

●プール＆昼食＆夕食

昼頃、とりあえず水着に着替えてプールへ出ました。小さいながらウォータースライダーがあり、子供が数人遊んでいました。プールの向こうの海は茶色い高い波で、遊泳に適さないの意味の赤旗が出ています。雨季（モンスーンのシーズン）は波が荒いので、マリンスポーツのデスクも閉鎖になっています。 お昼を食べにSeaBreeze Cafeに行きました。ビーチ側の店もCLOSEでここくらいしか食べるところはありません。朝食も夕食もここですが、昼食メニューにはは○○レストランよりと書いてあって和食や中華のメニューが載っています。和食の店はSea Breeze Cafeの中の一角にあったのでレストランはここにまとまっているようです。 最初の日は出してくれなかったのですが、キッズメニューもあります。紙のランチョンマットがキッズメニューになっています。このときはそのキッズメニューの存在を知らなかったので、Yは天ぷらウドンS$25、ツレはバーガーS$16、私は海老ヌードルS$18を注文しました。ウドンは日本の味そのもので美味しく、海老ヌードルも薄味のラーメンのようで美味しかったです。
食事が終わってプールサイドにいるとYとツレが「サル！サル！！」と騒いでいます。プールからSeaBreeze Cafeに行く道沿いにサルがたくさんいます。テニスコートの方からやってきたらしく、木に登り木の実をパクパク食べていて、人間が近寄っても知らんぷりです。餌をねだることも、怖がることもしません。近寄って写真を撮ったりしばし眺めていましたが、満足するとサル達はテニスコートの向こうの森？のほうへ去っていきました。野生のサルに会えたのはこのときだけでした。
あまり暖かくないので14時頃プールを上がり、入浴して温まり、昼寝タイムにしました。 17:30昼寝から起きて、テレビでDisneyチャンネルを見たり、ホテル内の散歩をして過ごしました。 夕食は19時からSeaBreeze Cafeです。大人2人分は込みですがYの分は含まれていません。年末は毎日特別メニューのビュッフェで今日はパスタ＆ヌードルフェアとあります。うどん・パスタ・複数のアジア麺の屋台が出ています。Yはミートソースらしきスパゲティを、私はきしめんより幅広の米の麺と野菜を炒めて醤油に似た味のタレで味付けした麺をもらって食べました。種類はあまり多くないのですがまあこんなものだろうというビュッフェでした。追加の飲み物（ビールRM16コーラRM7）とYの食事代RM29のルームチャージのサインを食事中に持ってきたのでサインしました。 大人の食事代は宿泊費に入っていますが、おそらくRM58だったと思います。

●蛍ツアー
食後、部屋でテレビを見ながら集合時間を待っていると、20:15頃電話があって集合してと言われました。集合は20:20と言われたはずでしたが？？？とりあえず行くと支払いのルームチャージ用の伝票にサインを求められました。サインはすぐ終わり車に乗りましたが一向に出発しません。結局他のお客が来たのは20:30でした。きっとサインをさせるために早く呼ばれてしまったのだろうと想像しました。 買い物をしたガソリンスタンドで港への道ではない方向へ曲がりしばらく舗装道路、そのあと左折して未舗装の細い道に入り下っていきます。だいぶ走ってそこだけ明かりがついている小さな船着場に到着です。ライフジャケットを着て車が3台連なって到着したので船２艘に分乗しました。子供用のライフジャケットもありますが、小さな幼児は子供用を着てもちょっと大きくて紐で縛っていました。 船に乗ると周りは真っ暗。Yは最初ちょっと怖かったようでした。目が慣れてきたころ、小さな蛍の光が川の横に生えている木のところでピカピカ光っているのが見え始めます。だいぶ川を進んだころ、船の船頭さんが水をバシャバシャ木にかけます。するとピカピカがドッと増えて空中にも散らばります。私達は一番後ろの列、船頭さんの前に座っていたのですが船頭さんは上手に蛍を手で捕まえて私達に渡してくれました。Yに渡すとYが見ようと手を少し開くと蛍は飛んでいってしまいます。何度か渡してくれましたがYが見ようとして逃がしてしまうので、最後は小さなタバコが入っているような透明の袋に蛍を入れて渡してくれました。Yは大喜びです。袋に入っているので逃がす心配もありません。雨が降ってきました。船に屋根はありますが、少しは濡れます。だいぶ引き返して船着場へ。船を下りた時、蛍を何度も取ってくれた船頭さんにRM5のチップを渡しました。車に乗ってホテルへ戻ります。雨が降ると未舗装の道は水溜りができて、とたんに悪路になります。車の揺れにYが文句を言っています。最近の子はこういう道を車で走ることはめったにないのだなあ、と思いました。ツレも道中が楽しかったと喜んでいます。部屋に着いたのは22時でした。所要1時間とありましたが、1時間半ほどかかった計算です。 蛍はガラスのコップに移し、空気穴を開けたふたをしました。日本の蛍よりもずっと小さく体長5ミリ程度。ピカピカ夜じゅう光って楽しませてくれました。その夜なぜか「蛍の墓」の映画の夢を見ました。映画では翌朝蛍が死んでしまいますが、マレーシアの蛍は翌朝も生きていました。

●ホテルの朝食
7:40起床。朝食もSeaBreeze Cafeでビュッフェです。フレンチトースト、カレー、おかゆ、シリアル、パン数種（このパンはなかなか美味しい）に卵やソーセージのおかず、フルーツなどの平均的な朝食です。生野菜（サラダ）はほとんどありませんでした。

●ランドリーサービス
今回は、船に乗ったりするためできるだけ身軽にと思い、着替えは2セットづつしか持って来ませんでした。洗濯しないと着替えがなくなりますが、湿気が多くて乾きそうもないのと物価が安いのでランドリーサービスを頼むことにしました。
ランドリーサービスのオーダー用紙には朝10時までに出せば当日できると書いてありましたが、ランドリーサービスに電話すると仕上がりが明日の午後になると言われました。どうやら大晦日のためらしいのですが、明日の14時にはフェリーに乗るため出発しなくてはならないので、すったもんだの末、13時の仕上がりで、チェックアウト後のためフロントで受け取りということになりました。 チェックインのときもらった紙には日本語を話せるスタッフがいますとあったので、交渉のとき日本語を話せるスタッフをお願いしたら、「ニホンゴ、いない」と日本語で言われました。きっと以前の日系の経営の時にはいたのでしょうが、今はいないようです。

●キッズプログラム＆プール

朝から雨が降っているのと気温が上がらないので、10時からのFinger Printingというキッズプログラムに参加することにしました。しかし予定の10時を過ぎても係の人が来ません。10分くらい経ってからツレがフロントに聞きに行くと、忘れていたかのように慌てて係の女性が絵の具を抱えてやってきました。参加したのは4人くらいでした。やり方は簡単で絵の具をつけて紙に指でペタペタと好きな絵を描くだけです。さすがに係の人は上手にお花の絵をつくっていきます。Yは適当にペタペタしてなんだか分からない絵ができました。指を汚し放題なところが楽しいのか他の子も結構楽しくやっていました。

キッズプログラムが終わるころ、空が明るくなってきました。Yはプールが待ちきれません。ツレとYは着替えてプールへ。寒がりの私は蛍の休憩に適当な小枝を探してコップの中に入れてあげました。だんだん蛍の元気がなくなってきています。心配です。

昼すぎ、大雨が降ってきました。スコールという感じです。 いつものSeaBreeze Cafeが大晦日の準備のため、外の席が撤去されてしまっていたので、ぬれた水着で店内に入るのもどうかということで、いったん着替えて食事にしました。
部屋に戻る途中の階段には、指をのぞいた子供の手ぐらいの大きさの巨大カタツムリがいました。Yが「朝からいるよ」と教えてくれたのです。でも、あまり大きいと、見ていて気持ちの良いものではありません・・・。
今日は、Kidsメニューがきたので、ピザ、KidsBurger、ナシゴレンをオーダーしました。ピザはタマネギばかりが多く、タマネギとミートソースのピザといった感じ。KidsBurgerは普通のハンバーガーと比べると肉があまり上等じゃなさそう。ナシゴレンは私には辛いですがツレは美味しいと食べていました。コーラも飲んで全部でRM42でした。

●カウントダウン
19:30昼寝から覚めて、食事に行きます。 クリスマスから大晦日まで、夕食は特別メニューで毎日値段が違うのですが、今日は大晦日なので最高額で一人RM70のBBQディナーです。飲み物が1杯ついています。 クーポンを入り口で渡すとラッキードローの半券を抽選箱に入れて残りの半券をくれます。また、夜店や東京ディズニーランドでよく見るような夜光で光るブレスレットをくれます。 ここで、クーポンがないYの分を前払いかと思いきや（今夜は飲み物がついているし）、何も言われませんでした。 ロビーには、テーブルとイスがたくさん運び込まれ、テーブルの上にはカウントダウン用の帽子やグッズ（追加の夜光の腕輪2本と笛などのセット）が人数分あります。 ラムの大きな肉をあぶっていたりエビや肉を焼いていたり、デザートのケーキの種類も多く、HappyNewYear2005の飾りつけのケーキもあります。胡桃やアーモンドの木の実と木の実を割る道具が置いてあったので、割って食べようとして頑張っていると（アーモンドは硬い）、係の人が代わって割ってくれました。ビュッフェなので好きなものを好きなだけ食べられます。 カウントダウンの予定は22:00〜になっているので、21時前、いったん退散しました。
22時、再びカウントダウン会場のロビーに行って、もともと座っていた席に座ります。３分の１くらいの席は空席になっていました。舞台は歌のショーでした。女性二人組みで歌っていますが、日本語の歌も歌いました。一番好きな日本の歌と言って歌ったのが五輪真弓の「恋人よ」でした。ちゃんと日本語で上手でした。ショーを見ていると、「221（部屋番号）？」と伝票を持った人がやって来ました。見ると食事をした時の飲み物代でした。「食事の時飲み物は1回しか頼んでいない」というと「そうか」という感じで去っていきました。結局Yの食事代の伝票は来なくて、タダになっていました。このホテルでは、その時の係りの人によって子供の分を請求されたりされなかったりでした。
会場の一角にテレビがあり、そこではNHKが映っていました。そこを囲むようになった席でステージに背を向けてNHKを見ているグループにはちょっと違和感がありました。部屋のテレビはNHKが映らないので、どうしてもNHKを見たいならそこしかないのですが・・・・そんなにNHKの紅白で年越ししたいなら、なんでここに来たの？という感じもします。一流のショーとはとてもいえませんが、ほんの数十メートル離れただけのステージで歌っている歌手やその会場でショーを見ている人達に対して失礼という気がしました。
歌のあとはコントのショーがありました。
会場の子供に声をかけて舞台に上がり、ダンスの先生のまねをして踊るという時間もありました。Yは誘われても最初は嫌がり、違う人が来て無理やり連れて行かれました。どうなることかと見ていると 一応踊っていました。ノリが悪いので先生が後ろに行って手を持って「こうだよ」という感じで踊らされることもしばしば。最後に記念品（太い木のかわいい鉛筆）をもらって帰ってきました。恥ずかしくてノリノリで踊れなかったようですが意外に楽しかったようです。
23:30くらいからラッキードローの抽選でした。この景品はずっとロビーに展示されていたのですが、掃除機やビール詰め合わせなどでした。番号を呼んでもいない人も多くなかなか景品がはけません。当たる人は家族で2つくらい当たっていましたが、１つも当たらない家族もたくさん。うちも当たりませんでしたが、結構「近い」「外れた〜！」と面白かったです。抽選も会場のお客に引かせてくれました。私のところに箱が来たとき、Yが「Yが引く！」と言って番号を引いていましたが、やはり外れです。全然当たらないグループは俺に引かせろと何度も引こうとして却下されたりしていて、楽しめました。
抽選が全部終わったと同時にもうカウントダウン！なかなかプレゼントがはけなかったのでギリギリでした。上から風船が落ちてきて、グッズに入っていたクラッカーをみんなが鳴らします。落ちてきた風船をみんなで踏んづけてパンパン割っていましたが、Yは3つほど拾いました。まだイベントは続いていましたが私たち家族は部屋に退散して寝ることにしました。Yは風船を全部持って帰ろうとしましたが、部屋に戻る途中で1つ割れてしまいました。 夜光のブレスレットは、冷やしておくと光が長持ちすると言って、Yが3人分を冷蔵庫にしましました。

●雨でもプール

朝から激しい雨です。朝食に行くと、ロビーは昨日のカウントダウンパーティーの片付けをしていました。今日は12時にチェックアウトです。
雨でもくじけないYは水着になってプールに行くと頑張り、根負けしたツレが付き合うことになりました。後で見に行くとプールには2人しかいません。 タオルをくれるカウンターに係の人はいますが、なんて物好きな・・・という感じ見ています。 部屋に戻って荷造りをしていると10時半ごろにはYとツレが戻ってきました。お風呂に入り着替えです。チェックアウト後もプールに入れるようにロッカー・更衣室・シャワー・サウナの設備があるのですが、今日の天気ではプールはもういいや、という気分になったようです。 11時過ぎ、部屋にランドリーサービスから洋服が戻ってきました。約束より早くしてくれたおかげで荷造りに間に合いました。
12時チェックアウト。一覧に先ほどのランドリーのお金がついていないので、その旨を申告して修正してもらいました。
大きなキャリーを預けて、昼食へ。といってもいつものSeaBreeze Cafeです。Yは天プラうどん、私はトムヤムクム、ツレはチキンライスでRM56でした。

●フェリーでシンガポールへ
14:25ホテルの送迎車で出発です。出発時間はチェックインのときに指定されています。私たちの他にも2組ほどお客さんが乗りました。
15:00ごろフェリー乗り場に到着。チケットを窓口に出して搭乗券を受け取るとそのときシンガポールの入国書類をくれます。利用交通機関があらかじめスタンプされているので便利です。出国してフェリーへ乗り込み、今回は船１F？の売店で紅茶とかっぱえびせん風のお菓子を買いました。支払はS$3でした。 15:30船が出航。デザルビーチの海は大荒れだったのですが、やはりこのフェリーは内海のようなところを通るので全く揺れません。
16時、フェリーが着き、シンガポールの入国審査です。荷物のX線検査もあります。時間はたいしてかかりません。 外に出ると、地元の人は携帯でタクシーを呼んでいますが、私たちは携帯電話がないので公衆電話を探しましたがありません。タクシーを呼ぶ機械もなし。困りました。 タクシーが来るのを待ってもいつになることやらという感じなので、フェリーの切符売り場へ行ってタクシーを呼んでもらうことにしました。 お姉さんが電話をかけてくれて、行き先を聞かれ、最後にタクシーのナンバーを控えた紙をもらいます。外に出て人がたむろしているところで待っていると、日本人のおじさんが「タクシーってどうやって呼ぶの？」と聞いてきたので、私たちはチケット売り場のお姉さんに頼んだことを話しました。おじさんは早速頼みに行っていました。そうこうしているうちに私たちのタクシーが一番に到着しました。 「フラマホテル？」とタクシー運転手のおじさんが確認してきたので「Yes！」と答えました。タクシーはフェリー乗り場に来たときと同じように追加チャージがS$4.2（4.1だったかも？）というのが最初からついています。なんの特別チャージかわかりませんが、行きも帰りも同じ額だったのでぼられているわけではなさそう。チャイナタウンのフラマホテルまでのタクシー代は$19.40でした。所要時間は30分かからなかったと思います。

●フラマホテル（FURAMA HOTEL）

フラマホテルに着いて、エスカレータでフロントのある階へ上がると、アラブ系の人でとても混雑しています。 こりゃあ時間がかかりそうだなあと思いつつ後ろに並んでいると、ロビーにいたホテルの制服を着たマレー系の顔立ちの人が「check in?」と聞くので「Yes」と言ったら、カウンターの中に入ってチェックイン手続きを始めてくれました。手続きしている間に別の人が来て、「かわりますよ」と日本語で言いました。マレー系のホテルマンは私たちの方をみてニッコリしながら「ホントニ？」と後から来たホテルマンに言いました。そして同僚のホテルマンに「部屋があいてない」という不安な一言を残して去っていきました。手続きを交代したホテルマンは日本人風の顔立ち。どこかで見たような・・・？そう、最近クロースアップマジックでテレビに出ている前田さんにそっくり！
交代した前田氏（仮名）はしばらくパソコンを見た後、部屋番号を2110と書きました。（よかった。部屋があったみたい・・・）
Yはいきなり「今、2110って書いた？」とツレに質問。ツレが「めざといねえ」と答えています。前田氏（仮名）が前に来ると、「日本人のひと？」とYがいきなり質問。子供は得だなあ。「そうです。あ、あけましておめでとうございます」と前田氏（仮名）。 「今日は満室なので部屋をエグゼクティブフロアにしました。眺めのいい部屋ですのでお楽しみいただけると思います」というような事を言います。おお、なんとラッキー！そして名刺をくれて、困ったことがあったらご連絡くださいといいました。名刺を見ると、前田氏（仮名）の本当の名前は日下（クサカ）さんというのでした。
さて、お部屋へ移動です。部屋は狭めでしたが、改装済みらしくとてもキレイです。ベッドはツインですがくっついているのでキングサイズと同じ。向きは左手にマーチャントコートホテルが見え、正面はエスプラネードの特徴のある屋根と海が見えます。 バスルームはお風呂とシャワー分離型。キレイな湯沸しポットにコーヒー紅茶のティーバックは不足だったらタダで補充してくれる模様。 アメニティは、シャンプー、モイスチャー、コンディショナー、歯ブラシ、シャワーキャップ、石鹸がありました。 TV（NHK入る）、冷蔵庫、暗証番号式金庫、スリッパ、アイロン、ドアイヤーとぼぼフル装備。部屋の広さは今回の3ホテルの中で一番狭いですが、室内のキレイさではNO１でしょう。
6Fにプール（OPENは7:00〜20:00）、5Fにコインランドリー（S$8）、朝食レストランの営業は6:30〜10:30（私たちは朝食なしなので関係ありませんが）、ベビーシッターも3H以上からで1時間S$6で手配するとありました。

●チャイナタウンへ
休憩後、外出。 まず、Handcraft Center（ハンドクラフトセンター）へ行き、見物。道路には旧正月に備えた飾りつけがされています。角のHotel81は新しいホテルなのか、パステルカラーが鮮やかです。Pagoda St.、Trengganu St.、Temple St.、Smith St.のあたりをウロウロしました。このあたりは露天商がたくさんあります。何を食べるか迷って、結局、道に椅子とテーブルを出している店で飲茶の夕食にしました。チャーハンや餃子等で高級なものは頼まなかったのですが、S$28.20と意外と高くつきました。
食後、Chinatown Complex（チャイナタウンコンプレックス）へ足を延ばして見物。ここのホーカーズは巨大です。でも綺麗好きの人はちょっと引くかもしれません。今回は旧正月を控えているので、正月グッズがどこでもたくさん売られていました。ポチ袋など、赤と金でとても派手です。途中にあった裕華国貨を見物しました。ちょっと高級なお茶や漢方薬を買うのによさそうです。 チャイナタウンはどこを歩いても、人が多くて活気があって、街歩きが楽しいです。
19時、ホテルに戻り、入浴して早めに就寝しました。

●マクドナルドで朝食
8:00起床。朝から雨です。折りたたみ傘を持って朝食を食べに外出です。チャイナタウンはヒサシがあるので、道路を渡るとき以外は傘がいりません。道路を渡るときも、場所を選べば屋根つき通路があるので、雨のときもあまり濡れないで街歩きできそうです。 朝食は、開いている店はチラホラありますが、Yの希望でマクドナルドになりました。 シンガポールでもハッピーセットがありましたが、余計なオモチャは増やしたくないので食べませんでした。

●チャイナタウン散策

いったんホテルへ戻って、今日の行き先を検討。
まずチャイナタウンでお土産類を買ってしまおうということになりました。ツレは髪の毛を切りたいようで、床屋を物色しながらCKデパート(スーパーみたいでお茶が安いです)、Chinatown Complex（チャイナタウンコンプレックス）（地下は市場、地上階は雑貨 屋、上には巨大ホーカーズ）、People's Park Complex（マッサージ屋が多い）、OGデパート（衣類がメイン）、Peoples Park Centerと見て歩きました。ツレはホテルの中にある床屋で髪をカットすることにしたらしいので、私とYは部屋に戻って休憩にしました。カット代はカットのみだとS$10程度、シャンプーとカットだとS$16〜25という値段が多いようでした。ツレはカットだけでは嫌だと言ってシャンプーとカットでS$18とまあまあ安めのフラマホテルのアーケード内の床屋にしたようでした。

●DFSと高島屋 翡翠皇宮酒家（Crystal Jade Palace）
12:30ツレが戻ってきました。お昼の場所を高島屋SCの翡翠皇宮酒家（クリスタルジェイドパレス）に決めてホテルを出発。
ホテルからタクシーに乗り、DFSまで行きました（S$4.7）。DFSではタクシーのレシートを持っていくと金額に応じてS$5〜S$10までのクーポンをくれるのでとりあえずもらっておきました。DFSの中をひととおり見物。今はDFSの中にマッサージ屋なんかもあるんですね。コスメのところでいい色のマニキュアがあったので買おうと思ったら「売り切れ」と言われてしまいました。がっかり。結局１Fのみやげ物類も高くて、食指が動かず、クーポンは使わないままでした。
高島屋SCに移動してクリスタルジェイドパレスに行くと、すごい人だかりです。番号札をもらい、番号が表示されたら入るという感じなのに案内嬢の所にバーゲン会場のように人だかりが出来ているのです。様子を見ていたツレによると、番号案内された時にいなかった人が次に入れろと言う感じで詰め寄っているようでした。1時間くらい待ったでしょうか、私たちの番号が案内版に出たので、お店に入りました。ここの名物？ふかひれ入り餃子はとても美味しかったです。他に蝦餃子、チャーシュウマン、小籠包などを満腹に食べてS$42.89でした。 席に案内されたときは飲茶のメニューしかくれませんが、要求すればちゃんとしたメニューももらえて注文できるようです。
雨だし、高島屋SCからタクシーでホテルに戻ることにしましたが、これは大失敗でした。高島屋SCのタクシー乗り場は大行列。タクシーはたくさん来ますが、行列の進みはいまひとつです。ここでも30分は待ちました。MRTならタクシーに乗る時間にはホテルに着いていたことでしょう。荷物もなかったのだからMRTにすればよかったです。

●足裏マッサージ
ホテルの部屋でお茶を飲んで休憩。16:30頃再び外出です。ロビーを通ると日下さんがいました。「あ、前田さんがいるね」と私が言うとYが「くさかさんだよ！」と言います。 まず、足裏マッサージをしてもらいにPeople's Park Complexへ行きました。ここはマッサージの店が軒を連ねていて、どこに入るか迷ってしまうほどです。Yを待たせることになるので45分S$20の永康針灸中医推合拿医療中心でマッサージをお願いしました。マッサージ師は電話で呼び出されて他からやって来ました。 Yはツレと私の間に座ってマッサージを受ける間見ていました。

●老北京食堂
夕食は北京ダックを食べたいということで、老北京食堂（ラオペイジン）にしました。 雨はずっと降っています。チャイナタウン駅から地下鉄に乗り、2駅先のドビーゴート（Dhoby Ghaut）駅に隣接のプラザ・シンガプーラ3Fにあります。 店内は結構混んでいます。北京ダック（半羽でOK）やふかひれスープ、麺、デザートなどを頼んでS$97.35でした。 ここの1Fにはカルフールがあるのでちょっと見物。 帰りも地下鉄です。20:50には裕華国貨はもうCLOSEしていて店内に入れませんでした。 ホテルロビーにはまた日下さんがいました。Y「いた〜」と喜んでいます。
部屋に戻り、入浴、荷造りをして22:15、就寝。買い物はほとんどしていないのに、持ってきたカバンが小さいので荷物を押し込むのが大変でした。

●タクシーで空港へ
5:30起床。45分にチェックアウトしてタクシーに乗りました。ホテルの玄関を出ると、老人のホテルマンがタクシーか？と聞きます。ホテル玄関にはタクシーは待機していませんが、向こうの大通りにはタクシーがどんどん通っています。荷物もひとつで転がせるし、自分で大通りに行って捕まえてもと思いましたが、老ホテルマンはがんばって走り回り、さらに大通りにまで行ってタクシーを呼び込んでくれました。がんばってくれたので、ツレが老ホテルマンにチップをあげました。 タクシーに乗車した時間は5:58でした。6時前は早朝割り増し50%なので失敗したかなあ？と思いましたが、手元のレシートを見るとStart5:58、End6:18、Meter Fare12.10、Late Night50% 1.25、Total 13.35でした。6時までの乗車分だけに割り増しがかかるようです。 JALのチェックインカウンターには数人ずつの列ができていましたが、すぐ搭乗手続き終了で、出国して、Cafeでコーヒーを買って昨日買っておいたパンを食べます。6:45にはその朝ごはんも終了しましたが、チャンギ空港は出国後のエリアにお店がたくさんあってブラブラする場所はたくさんあるので、1時間時間をつぶして、7:45にはゲート前のエリアに入りました。

●JL712で帰国
JL712は8:20発、15:55着予定でした。17時に車に乗った記憶があるので、ほぼ定刻くらいに到着したのではないかと思います。 席は２−３−２の並びで真ん中の3席並びの席になりました。
あきらめていましたが、この飛行機はパーソナルテレビがついていたので往路のANAに続いて映画鑑賞です。クライシス・オブ・アメリカ、ヴィレッジ、堕天使のパスポートの3作を見ました。普段映画を見る時間がなく、せいぜい子供に付き合ってハリーポッターとかジブリくらいがせいぜいなので、飛行機で映画三昧するのはとても貴重な時間です。しかし、今回見た映画はあまり面白くなかったです。Yはディズニー・チャンネル on JALをずっと見ていましたが、テトリスに似たゲームにもはまっていました。
それにしても、このJL712は苦痛でした。なぜかというと前の席に座った2歳くらいの日本人の男の子が大声で泣いていたためです。赤ちゃんのホギャーという泣き声と違ってこれくらいの年頃の泣き声はかなりの騒音です。
あまりにちょくちょく大声で泣き、一度泣くと長々泣くので、一度前の席をチラッと見てみました。真ん中の席に子供、その子をはさんで両親が座っています（うちも同じ座り方です）が、なんと、母はヘッドホンをしてパーソナルテレビ画面をまっすぐ見ていました。横で子供が大泣きしているのに？！
父親の頭もまっすぐ前を見ています。手で子供をトントン位はしているとを信じたい！
その後、何度も大泣き後、父、母交代でちょっと通路を歩いたりしていましたが、ちょっとなので余計に子供はその後また歩くのをねだって大泣きです。どうせやるなら子供が満足するまで歩けばいいのに、と思ってしまいました。
泣く度に席が大揺れするので、Yの飲み物がひどくこぼれたことがありました。「も〜、前の子うるさい！！」保育園育ちで小さい子が泣いているとお姉さん風を吹かせてあやしてあげるYなので、こんな風に小さい子に文句を言うのは初めてです。
かくいう私も、あやしてもあやしても子供に泣かれている子連れの人にはあまり腹が立たないし、内心「がんばれ〜」と思うのですが、この親子連れには「子供がある程度大きくなるまで飛行機に乗るのはやめて欲しい」と思いました。子供がいると子供の泣き声に鈍感になるといわれますが、ここまで鈍感になれるのだろうか？？？と信じられない思いでした。
普段駄々をこねたら放っておくのが一番だとしても、それを狭い飛行機の中でやるのはいかがなものでしょう？デパートやスーパーだったら他の人が立ち去ることで逃れられますが、飛行機の中では周りの人間は場所を移動することもできません。客室乗務員の人も気を使っておもちゃを特別に何個も持ってきたりしていましたが効果はイマイチでした。もっと親が子供を飽きさせない準備をしたり、子供につきあって遊ぶ覚悟をして欲しいと思います。2歳の子供が度々、長々大泣きしているのは仕方ないではすみません。
子供が泣いているのに親が子供のほうを見ていないなんて変です。
いえ、泣いていなくたって、2歳の子供そっちのけでパーソナルテレビを見ているのも変です。
駄々っ子タイプの子供というのは確かにいます。でも、駄々っ子タイプの子供を連れていても、工夫して飛行機内を乗り切っている親はたくさんいます。睡眠もあきらめ映画もあきらめクタクタになっても、他人の迷惑になるよりは、と頑張っているはずです。なのに、こういう強烈な人が少数でもいると、ひとくくりにされて子連れというだけで「迷惑」「飛行機に乗るな」と言われてしまうのです。子連れにとっても迷惑な存在だと思いました。