ホーチミンのタンソンニャット空港での入国はすんなりでした。14:30には税関も通り出口へ。
まずは、ベトナムドンを入手しなければなりませんが、銀行がずらりと並んでいてレートがかなり違います。端から端まで見ても（４・５軒のかたまりで出口の左右にあります）たいして遠くないので全部の銀行のレートを見比べる事をお勧めします。私は出口を出て左側の中で一番良いレートのところで変えて、10,000円が1,882,000ドン（10,000ベトナムドンが53円位）になりましたが、３日後に見たときは、出口を出て右手側の銀行にさらに良いレートがありました。また、私の経験の範囲になりますが、空港の一番良いレートの銀行と街中の両替所との差はありませんでした。

クーポンタクシーではなく、メータータクシー乗り場へ行って乗ることにしました。ネットでの予備知識からビナVINAかビナサンVINASANかマイリンMairinにしようと思っていましたが、選べるほどタクシーが停まっていません。とりあえず停まっている中でMairinを選んでガイドブックの通り吊を見せながら、「Le Loiレロイ《と言って行き先を確認。ベトナムのドライバーは地図ではなく通りの吊前で認識するようです。乗ってすぐ念のため「メーター《と言いましたが、普通にメーターを作動させていました。
空港から市内は8KMほどで近いです。バイクはたくさんいますが、道が混んでいるのかいないのか良く分からないまま市内へ。後から考えるとこの時はそれほど混んでいませんでした。30分くらいでレロイ通りへ。「ベンタイン《「タンハイロン《と言い先に進んでもらうと、ベンタイン市場につく前にタンハイロンホテルのホテル吊が建物の横に出ていて、「あれか？《とドライバーに聞かれました。メーターにプラス5,000ドン（空港税のようなもの。駐車場代？）をプラスして100,000ドン支払いました。これで530円です。ゼロが多くて頭がついていきません。

このままホテルに帰るのも、もったいない。ツレが髪の毛を切ると言い出したので、Yと私も髪の毛を切りに行くことにしました。外に見えるように料金表を出している中で一番安かったAVA SALONというところへ。場所はLE THANH TONレタントン通りとNAM KY KHOI NGHIA通りの角です。「カット、シャンプー《というと、まず首、肩や背中の上の方のマッサージから始まります。気持ちいいです。シャンプーをしてカット、ドライと続きます。シャンプーは2度洗いにトリートメント。頭のマッサージも兼ねています。気持ちよくて寝てしまいました。カットは鋏を縦（刃を下向き）に使ってザクッザクッと切るので所用5分です。マッサージとシャンプーで時間が6割は使っています。Yの髪の毛は前髪はまっすぐに切るか横を長めにするか、段はつけるかなど細かい質問をしていました。入店が18:00でしたが19:15には終了。Yはくせっ毛ですが、アイロンでまっすぐにしてもらって大満足のよう。「あの機械（ヘアアイロン）欲しいな～《などと言っています。料金はカットが90,000ドン(\480)、シャンプーも90,000ドンです。張り紙などからロレアルサロンのようです。
ベンタイン市場の周りの屋台村や店を見物して歩き、20時ホテルへ戻りました。
入浴して21:30就寝。早いですが、時差が2時間あるので日本時間では23:30です。歩き回ってかなり疲れたのでグッスリ寝ました。

夜中に目が覚めて薄明かりの中、冷蔵庫から水を出してガラスのコップへ注いで水を飲みました。 飲んだときに口元で何か霞のようなものが動いたのを見て、飲むのをやめてバスルームへ行って明かりをつけてコップの中を見たら・・・蟻です！
既にゴクゴクと何口か飲んだ後だったので、ショックです・・・・。 落ち込んでいても仕方ないので、正露丸を飲んで寝ました。 夜寝る前に飲んだ水が残っていたのだと思います。
朝起きて明るくなってからもこんな感じアリンコがコップにいました。霞のように見えたのは大群で口に吸い込まれるところだったようです・・・（涙）。
昔バリ島で噛む蟻が出て退治してもらった記憶があります。どんな蟻かわからないので、食事の後ランドリーを取りにきた従業員に蟻を見せたところ笑っただけでした。ここでは普通の事のようです・・・。
最近はアリンコが部屋に入ってくるなんて事態がなかったのですっかり警戒を怠ってしまいました。 アリンコが出ると分かれば、それに応じた対策をとるだけです。甘いもの（砂糖等）の入った袋はしっかり口を閉めておくようにしました。また、砂糖を入れたコーヒーなど飲んだコップはすぐに洗って水を切って置くようにしました。すると敵（？）もさるもの、洗面台の排水口にアリンコがチョロチョロ・・・すごく鼻がいいようです。

5:00起床。窓の外の公園を見ると、思い思いに運動している人がたくさんいます。きちんと整列してラジオ体操のように体操しているグループもいました。
6:30ツレとY起床。
7:00 10Fの朝食会場へ。9Fまでしかエレベーターがないのであとは階段です。
フランスパン、トースト、バター、ジャム、シリアル（普通のとチョコの2種）、ジュース（パッションフルーツ、ピーチなど3種）、牛乳、豆乳、コーヒー、紅茶、ベトナム茶（ジャスミン茶だった）、おかゆ（普通のと豚の2種パクチー等のトッピングも有）、チャーハン、焼きそば、ポテトフライ、オムレツ、ハム、ベーコン、チーズ、ホットサンド、イワシの煮込み、牛肉煮込み、シューマイ、揚げ春巻き、チンゲン菜の炒め物、フルーツ（バナナ、パイナップル、ドラゴンフルーツ、スイカの4種）、デザート（マドレーヌ風、寒天ゼリー風など数種類）、リクエストされてから作るフォー、目玉焼き。 種類もたくさんありとても満足できる朝食でした。フランスパンは外側がサクサク（それほど固くない）でとてもおいしかったです。 明日はフォーをリクエストしてみようと思います。

近くの国営百貨店Thuong Xn TAXの中のスーパーを見て、お土産を物色。ガイドブックに載っている洋朊屋さんを見て、Mangroveマングローブ、Sabotenサボテン、Mooveムーヴを見に行きました。ドンコイ通りにはもっとたくさん店があるのかと思っていましたが、目に付いた店に入るとたいていそれはガイドブックで紹介されているお店だったりします。お店はどこに入ろうかと迷うほどはないということです。洋朊をオーダーする時間はないので、サボテンで既成朊を2着ほど買いました。ブラウスで$16～でした。ベトナムではオーダーが普通なのか、オーダーも既製品も値段はそれほど変わりません。着道楽の人は好きな朊を自分サイズで作ってもらっても安いので、いいかもしれません。どの店でも「ワンピースのオーダーはあしたできる。ニジュウドルね《程度の日本語で店員さんが話しかけてきます。

お昼になったので、ドンコイ通り周辺で食事処を検討。るるぶを見て、プリンが美味しそうなパロマカフェPaloma Cafeを目指しましたが、何度あるはずの場所を行き来してもありません。つぶれたのかも・・・と思いあきらめ、12:15近くのベトナムハウスへ入りました。白い外観で高級そうな店内です。平日ならお得なランチセットがあるのですが、この日はあいにく日曜日で×。
青パパイヤサラダ、生春巻き、春雨の土鍋料理、プリンを頼んで$32.81でした。ニョクマムは美味しいですが匂いは好きになれなさそう・・・。私たちが食事を終える頃にはほとんどのテーブルがお客で埋まっていました。ガイドブックでは高級レストランとして紹介されていました。

15時半ユアンを出て、右手に進んでCity Suparシティスーパーへ。普通のマンションの1階にあるので分かりにくいです。日本食等は多いのですが、現地在住の人向けスーパーという感じでこじんまりしていてお土産的品揃えは国営百貨店の方が断然豊富です。
レタントン通りを戻って国営百貨店へ。行きに目星をつけていたお土産（チョコ・コーヒー・蓮茶）を買いました。チョコがあったので暑い屋外を持ち歩きたくないのでわざわざ帰りに寄ることにしたのです。
帰り際、ツレとＹがエスカレータ脇で売っていたプリン4,500ドンとチョコタルト38,000ドンを１つづつ購入。部屋でのおやつ用です。部屋に持ち帰ると アリンコよけに冷蔵庫に保管です。

さらにベンタイン市場へ寄って昨日のおばあさんのところでサンダルを作ろうと思ったら休み（！）でした。仕方なく、地球の歩き方に乗っていたドウックというお店へ。70,000ドンのは黒い塗りでヒールとソールがまっすぐの草履タイプ。ゴロンとしています。これは昨日のおばあさんのお店と同じです。私は白木の方が良かったので白木のがいいと言うと、ヒール部分が彫り込まれていてお洒落で軽いもの（180,000ドンで確かにすごく軽い）や、高めのものばかり出してきます。昨日のおばあさんのところでは白木のも70,000ドンであったのに、ここには普通の白木はないようです。結局130,000ドンの白木のサンダルで妥協。これはヒール部分がローファーの靴のような形になっているサンダルでした。Yも同じ形で１足作りました。
足の甲の部分は色やデザインを選んで、仮止めして、試し履きして、浮いている部分を指さして「ここがゆるい《と言うと微調節してくれます。約700円弱で自分の足にフィットするサンダルが手に入ります。はいていると快適で、もう一足作れば良かった・・・と思いました。

屋台の回りにある衣料品（バッタ物とおぼしきブランド物のスポーツ衣料が豊富）も見て歩きました。夜食にフランスパンを買いたいという事になってフランスパンを探しましたがありません。そういえばチャーハンのオバちゃんのところで売っていたと思い、おばちゃんのところへ行ってフランスパンを買いました。１つ5000ドンでした。本当は具込みの値段かもしれません（具なしでパンだけ食べたかったので具はいらないと断った）。
21時にはホテルに戻りました。ホテルの廊下でもヤモリを発見。他のところでもヤモリを見ました。 22時、ふと外を見ると公園から人がほとんどいなくなっています。「土曜日は早く帰宅する日なのだろうか・・・？《と思っていたら、突然の雷と豪雨です。こういう天気になると分かっていたのでしょうか？雨で窓が割れるかと思うようなビシビシという雨音がしていました。
ツレはプリン、Ｙはケーキ、私はフランスパンを夜食に食べました。パンくずが落ちてアリンコが来ないように慎重に食べました。外は薄くサクサク、中はフワフワの私たちが食べたかったベトナム風フランスパンでした。
23:10就寝。

昨日の朝出したランドリーが戻ってこないので再びツレがフロントへ言いに行きました。ホテルでランドリーを頼むと朝出すと夜帰ってくる事が多いので翌朝になって帰らないのは初めてです。昨日の人がいたようで、連絡してすぐ持っていくとのこと。 乾燥機から出したままのような洗濯物を持って女性が部屋に来ました。 「・・・ランドリーってアイロン位かかっていなかったっけ？《とツレ。「まあTシャツと靴下だしいいよ《と私。どうせすぐ明日か明後日には着るのです。
8:50、荷造りが完了したのでちょっと散歩でも・・・と外に出ました。ベンタイン市場を一回りして、ホテル前の公園の方へ。あまりの暑さに公園の中を引き返してホテルへ戻って来てしまいました。それだけで汗だくです。ホーチミン恐るべし。9:40ホテルをチェックアウト。

VN851は12:40ホーチミン発で14:10バンコク着です。
チェックインして、荷物のセキュリティチェックを受け、出国。その後の手荷物検査で残っていた水（ペットボトル）を自主廃棄。 制限エリア内の売店を一通り見て値段をチェック。帰りも来るのでまだ買いません。まだ11時で時間があるのでゲートの階より１つ上がってカフェでお茶を飲みました。窓の外にすぐ滑走路が見えておもしろいです。生ハムサンド$6、ビール＄4、カフェラテ$4という空港値段。軽食とお茶で$21も使ってしまいました。早く空港に着きすぎると出費が増えます。ここでのマッサージは1時間24ドルです。

12時過ぎ、16番ゲートに行きましたが飛行機がいません。搭乗開始時間になっても来ません。結局12:20に飛行機が到着してDELAY 13:05と表示されました。13:00搭乗開始です。中は寒く乗ってすぐ毛布をもらいました。（短距離なので毛布は各席にセットされていません）離陸は13:20。機材はA321です。ご飯はビーフカレー。フルーツ。パンが温かくて美味しかったです。14:30着陸。だいぶ遅れを取り戻しました。

ローズホテルの部屋は615号室になりました。5階まではエレベータがありますが5階から６階は階段です。荷物が軽いので大丈夫ですが重いスーツケースだと厳しいです。 ツインのスタンダード（たぶん）ルームで、エクストラベッドを入れてベッドが3つになりました。（ホーチミンで1人で寝ていたツレが当然エクストラベッド行きです） 大き目のクローゼット、セイフティボックス、冷蔵庫、無料の水ボトルも2本、アメニティは、シャンプー、バスジェル、シャワーキャップ、綿棒、せっけんです。タオルはバスタオルとフェイスタオルの2種類。シャワーは固定ですがバスタブは大きく、洗面台も広くて使いやすいです。無料の水ボトルも2本ありました。

帰り道、セブンイレブンで飲み物を買いましたが、私が会計をして外に出るとYとツレが屋台に引っかかっています。石鹸で作ったお花を売る屋台でした。おじさんがその場でダブDOVEの白い石鹸から作っていましたが、料理のカービングと同じように見事な手さばきでバラの形に仕上げていきます。完成品には色がついていて、バラ、ハイビスカス、プルメリア等等。Yが気に入っていくつかを衝動買いしました。値段は忘れてしまいましたが3つで100Bだったと思います。6個買って値引きしてと言ったらオマケで１つくれました。

サイアムオーシャンワールドに行くにはサイアムパラゴンの建物の伊勢丹に近い側から入ります。地下1階ですが、ここから降りないと入れません。エスカレーターで降りるとチケットブースがあります。クーポンを出すと反対側のインフォメーションカウンターへ行けと言われました。クーポンと引き換えに朊に貼るシールをくれて「これを貼ってチケットブースへ行くように《言われました。シールを見せて入場です。
ウェブサイトにショーの時間が出ているので、あらかじめ調べておきましたが追加の時間やサイトにないショーもありました。
Shark Feeding 13:00 16:00
Diver's Communication Every Hour
Engle Ray Feeding 13:30 16:30
Water Rat and Otter Feeding 11:30 15:30
Penguin Feeding 12:00 16:00
各ショーの間隔が30分ありますが、１つ10-15分くらいで終わるので次のショーまでボーッと待つ時間が結構ありました。
平日なので学校や幼稚園の遠足（？）も多く大混雑したり、ショーを見ていたら後ろに陣取った子供が頭や肩に手をかけてきてびっくりする事がありました。
10時半に入り、13時には出てきました。これで十分見学しました。カワウソはとてもかわいいです。Shark Feedingはかなり期待外れ。 グラスボトムボートはいまひとつに感じたので乗りませんでした。 ここで一番良いと思ったのは、海の中を歩いているような透明ガラスのトンネル。日本の水族館にも良くありますが、大抵照明がガラスに反射して自分が海の中にいるとまでは思えません。ここのは照明が邪魔をしないように設計されているのか、ガラスが光らないので本当に海の水の中に自分がいるように感じられました。

お昼はサイアムパラゴン1階のフードコートでとりました。ここはとても広く、席もきれいです。
前払い式ですが、紙のクーポンではなくプラスチックのカードにお金をチャージして、お店ではカードを出して支払います。余ったお金は帰り現金で戻してくれます。
YはロースポークWithライス55B、ツレはチキンライス60B、私はエビ玉（かに玉のエビ版）55B、フライドチキン50B、コーラ20B、タイスイーツ25Bで265Bでした。

タクシーでホテルへ。行き先を言ったら100Bと言われたので拒否して他のタクシーへ行こうとすると「OK、OK《と言い出しました。 ラマ4世通りは混んでいるのは来た時に分かっていましたが、方角が90度くらいずれた方向へタクシーが進んでいきます。最初の印象が悪かったので今度は遠回りか？と思い「どこへ行く？《、「パッポンはあっちでしょ《ともめていましたが、しばらくして思っていたのと逆の方向から昨日行ったソンブーンが見えてきました。裏道を通っただけだったのか・・・・。心の中で疑ってゴメンネ・・・と反省。メーターは65Bでした。

社会勉強？のため、Yも伴いパッポン通りの露店を往復。怪しげなキャラクターの朊などもありますが、Yが欲しくなったものはなかったようです。 セブンイレブンでアイスクリームなどを買ってホテルへ戻りました。22:30就寝です。

16:40ホーチミンに到着。バスでターミナルへ移動します。このまま空港内で乗り継ぎ待ちをしてもOKですが、私たちは外に出てご飯を食べようと思っています。入国の列に並ぶと、航空券（e-ticket）を見て「あっち《と言われたのはトランジットカウンター（乗り継ぎの手続きをする場所）、押し問答しても受け付けてもらえないので、他の係員のところに並びなおし、「今日の飛行機か？《と聞かれたものの「晩御飯を食べにホーチミンに行く《とか何とか言って入国はできました。他にも日本人の家族連れが別の係員のところで同じように入国拒否されてトランジットカウンターへ行くように言われていました。この航空券の場合は、帰りにホーチミンにストップオーバーする方がスムーズだと思います。私たちは1ヶ月前に予約を変更した時に空いている飛行機がこの日しかなかったので行きでストップオーバー、帰りはトランジット時間で出国という旅程になってしまいました。 バンコク発券のベトナム航空などでは、トランジット時に市内へ出られないと条件がついているものもあります。バンコク発券でも日本発券でも乗って来る飛行機は一緒だし、入国審査官が個別の航空券の制限を知っているとは思えないので、乗り継ぎは入国できないと言われるリスクがあります。 往路の乗り継ぎは22時間後の翌日の午後出発なので空港内で待って一泊しろとは言われないでしょう。
外に出て、MAILINのタクシー（ミニバン）に乗りました。初乗りは12,000ドンでした。
夕方のラッシュアワーにあたってしまい、車はノロノロ・・・・。バイクが歩道までいっぱいになって走っています。17:30にタクシーに乗って国営百貨店に着いたのが18:20、８KMの道のりに50分かかりました。メーターは120,000ドンでした。